● 奥会津の旅へ!
夕べは道路際に停めたために通る車の騒音で眠れないんじゃないかと心配していたんですが、思いの外静かで、ぐっすり眠ることができました。ぐっすり眠れたため朝の目覚めも良く、“花菜”
と近所を散歩して、ゆっくり朝食をとっても7時には出発することができました。
今日の予定は、先ず「塔のへつり」の見学、それから「大内宿」に行くつもりですが、それで一日?かなぁ〜・・・
とまぁ〜!、ここらまでは予定しているんですが、今回の観光コースは初めての所が多いので、行き先は行ってからじゃないとどうなるか分からない?風まかせの旅となってます。
塩原を出発し、国道400号は 「会津鬼怒川線:上三依駅」 に突き当たり、国道121号に乗り換える。「塔のへつり」へのルートはそのまま会津鬼怒川線に沿って北上するんですが、暫く走ると緑の田園風景の中に一際賑やかなひと塊「道の駅:たじま」が見えてきました。
2〜30台ぐらい・・・だろうか、いやもっと多いかも知れない。物凄い数のキャンピングカーが停まっている。恐らくどこかのクラブの例会場所か、集合場所になっているんでしょう。
これでは一般のお客さんが入れませんし、ちょっと異様な雰囲気です。我が家もトイレや買い物に寄りたかったんですが、車を止める所が無いんで、この道の駅は仕方なく素通りです。
まるで貸切っているかのように駐車区分の白線を跨ぐ様なルールを無視した停め方は他のお客さんに大変迷惑ですし、こんなことが投書されれば「キャンピングカーの進入禁止!」という立て札が立つのも時間の問題となってしまいます。
気を取り直して気持ちのいい田園風景の続く国道121号を走っていると、時々平行して走っている会津鉄道のひなびた駅がここが日本の田舎であることを思い出した様に現れる。
土手に咲く桜は丁度見頃の満開で、とても心和むドライブコースとなっている。塩原を出発してから1時間ちょっとぐらいだったろうか、やがて「塔のへつり
⇒」という看板があちらこちらに見えはじめてきた。
● 混まないうちに・・・と、朝一番の「塔のへつり」観光!
旅の朝は早立ちがい〜い!朝早く出発すると、本当に一日が長く有効に使えます。
今日は、まだ8時をちょっと過ぎたぐらいですが、もう最初の目的地「塔のへつり」にたどり着きました。
向こうの方で愛想のいいおじさんがニコニコとこちらを向いて手招きをしている。
「車はこっちへ置いて下さい。」といっているので、邪魔なでかい車を遠慮なく置かせてもらうので、遠慮なく誘導に従うことにした。「どうもすみませ〜ん!」と、一言挨拶をして行こうとすると「ハイ!500円です。」といわれてしまった。
「なんだ〜ここ無料駐車場じゃないの?」 やられた!と思ったが、後の祭り?ですね。・・・(^_-)-☆
せっかく満開の桜が出迎えてくれているので、気分良く支払って「塔のへつり」の見学に行くことにした。
多分、もう1〜2時間もすると、ど〜っと人が押し寄せて来るに違いないが、まだ朝早いこともあって空いている。
以前から一度来て見たいと思いつつ、なかなか来る事ができなかったここ「塔のへつり」ですが、なるほど自然の力の造形美というのは美しく、迫力のあるもので、確かに見応えがある。
☆=- 塔のへつりのご案内
住所: 福島県南会津郡下郷町弥五島下タ林 ・・・ 北緯 37°16' 14.0", 東経 139°54' 36.0"
巨岩巨石がまるで敦煌の遺跡を訪れたかの様にそそり立つこの 「塔のへつり」 は、100万年もの長い年月をかけて凝灰岩が侵食と風化を繰り返し現在の迫力ある景観を作り上げた云われている非常に珍しい所です。
藤の花が咲く初夏の景観が一番美しいことから藤見公園という別名があり、昭和18年に国の天然記念物に指定された。へつりとはこの地方の方言で危険な崖を意味し、それぞれの岩にはその形から名前が付いてます。
藤見橋の左側に犬岩と夫婦岩、少し離れた右側に鰐口岩、そして正面に土俵岩・舞台岩・屏風岩・烏帽子岩・虚空蔵岩・護摩塔岩・象塔岩・尾形塔岩・九輪塔岩・櫓塔岩・屋形塔岩・獅子塔岩・鷹塔岩・鷲塔岩・塔等がある。
観光地に来て、空いている?ということは実に具合がい〜!っすね。順番を待たずに次から次へと見所を見ることが出来、ナンとお土産屋さんの前では焼き栗や造りたての豆腐の試食までさせてもらう事が出来た。
まっ、ターゲットですから、しっかり買わされてしまいましたけどねっ ・・・ (^_^ ゞ
● 一足違いで大渋滞!危機一髪の『大内宿』観光 ・・・
タイムスリップした様な気分になれる、それが大内宿かなぁ〜!「塔のへつり」から15分ぐらいでしょうか、どうやら「大内宿」の観光客用駐車場の順番待ちをしている列の最後尾に着いた様です。
さすがに GW!ですね。時間も丁度10時半頃とくれば、一番込み合う盛り!ピークでしょう。
既に第1・第2とある大駐車場も係りのおじさんが顔の前でバッテンを作っており、「観光の方は、宿場町横の道路に路上駐車してくださ〜い・・・!」と、拡声器で叫んでます。
「へぇ〜路上駐車していいの?」「悪いねぇ〜」少し離れた正規の観光客駐車場よりも、路上駐車の方が宿場町にゼンゼン近いんじゃない? など言いながらも、観光して戻ったらしっかり駐車違反のステッカーが貼られてたりしたら、洒落になりません。
・・・ (^_^ ゞ
と言う訳で、後から来る車の通行に邪魔にならないくて、混雑してきてもスッと出られそうな場所を探して車を停め、先ずは観光に出掛けることにした。
先ず第一声!「ここは映画のセット?」と、カミさんが言ってたが、この集落の建物は実際人が住んで暮らしているのだ。しかも、感心した事に、電柱などといった野暮ったい物は一切その姿を見せない作りになっている。
☆=- 大内宿のご案内
住所: 福島県南会津郡下郷町大内 ・・・ 北緯 37°19' 53.6", 東経 139°51' 54.0"
大内宿とはその名の通り、かつては日光今市から会津若松へ通じる会津西街道の宿場町の一つだったところです。
明治初期に大川沿いの国道が開通するまではこちらの道が本街道で、少し傾斜のある500メートルほどの舗装してない道の両側に現在も約4〜50軒程の茅葺き民家が当時の面影を残して立ち並び、宿場町を形成している。
1981年に、国の 「重要伝統的建造物群保存地区」 に指定されたので、景観保存のため電柱などを取り払い、昔ながらの佇まいを生かした造りの宿やお食事処、宿場本陣を復元した大内宿町並み展示館などがあります。
一見すると全戸お土産屋さん?という気がしないでもありませんがね。
駐車場の車の数に比べると、写真でお分かりの様に観光客の数は思った程多くなく、ゆっくり見学や買い物が出来ます。「未舗装のため、埃でたまんないだろうな〜」と思いましたが、「ず〜っと昔からこうなんだから、こんなもんでしょう。」という事ですね。
どの店(家)も同じ商品が並んでいるので、2〜3軒軒先を覗けばウインドウショッピングも飽きてきます。何故か会津訛りのまったく無い!素晴らしい標準語を話すお姉さんが居たりして・・・ね。
一時間も経っただろうか?街道は知らぬ間に人が溢れ、小さな宿場町もだいぶ混雑してきた。お昼にはまだ少し早いが。ここに来た目的のひとつである名物の「ネギ蕎麦」と「トチ餅」を注文し、昼食にすることにした。
ネギ好き?の人にはたまらないんでしょうが、一本葱で蕎麦を啜るのは難しいのでは?と思ったが、それ程でもなかったですね。まっ、箸の方が食べやすいのはいうまでもありませんが、辛くなく匂いのきつくないネギは結構イケます。
本当は、この大内宿にP泊するつもりで来てたんですが、ホンのちょっとの差で駐車場に入ることが出来ませんでした。ここでのんびり過ごすつもりの計画はボツ!路上駐車のために長居は出来なくなってしまいました。
まっ、泊まるつもりなら近くに温泉でもないと、これ以上時間が潰せません。
結局、観光客用の駐車場には入れませんでしたが、やはり朝早い訪問は結果大正解だった様で、帰り道の反対車線は何処までも延々と長い車の列ができてました。
いつまで下っても渋滞が切れないので、「最後の人は暗くなっても着かないんじゃない?」ってカミさんが言ってましたがホンと良かったです。
● 磐梯高原『土津(はにつ)神社の桜まつり』・・・磐梯高原に立ち寄り、珍しい桜を鑑賞できました。
今夜の宿泊地をどこにしようかと、あれこれ話をしている内に会津の市内に入ってきました。この辺りは全てとは云わないが、1999年の秋に猪苗代湖に来たついでにあらかたの市内観光はしています。
カミさんとこれからの行き先について相談をしていてふと思い出した。
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☆=- 土津(はにつ)神社のご案内
福島県耶麻郡猪苗代町見祢山1ー155
土津神社は、保科正之(三代将軍家光の弟)をお祀りし、会津藩主松平家の墓所となっている。
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写真はその「湯Youパーク」の会員のホテルがある磐梯高原に上がる途中にある「土津神社」で、丁度桜の花が満開の時期を向かえてました。
あまりの見事さに立ち寄ってみましたが、広い敷地の中には杉の木の又から生えている珍しい桜の木などがあり、色々な本や映画に出て来る薩長軍と戦った会津藩士の心意気や歴史の古さと生命力の強さに圧倒されてしまいました。
上の写真はその珍しい桜の木と、その杉の木の根元です。もちろん、この場所は神社の外で、犬を連れて境内には立ち入るような常識の無いことはしてません。
● いいお湯でした。『道の駅:喜多の郷』・・・GW 5、ここが近頃大人気!の道の駅です。
〒966-0901 福島県喜多方市松山町鳥見 山字三町歩5598-1 ・・・ TEL:0241-24-2920
で、結局、くるま旅クラブの方はどうしたかというと、「土津神社」の桜を観たあと磐梯高原のホテルまで行ったんですが、このゴールデンウィークの真っ最中・・・不思議なことに駐車場にお客さんの姿(車)が見えません。
カミさんと顔を見合わせながら「なんだかなぁ〜!・・・(^_-)-☆」と、なんとなく無言で顔を見合わせて、スーッと通り過ぎてしまったという訳です。・・・(^_-)-☆
寂しくて、人が恋しくなった訳ではありませんが、いくらの〜んびりしたいからといっても山の中の広〜い所でポツンと一台こっきりであまり寂しいのも嫌ですよね。
そんなこんなで、磐梯高原から1時間ぐらい掛かったでしょうか、とうとう「道の駅:喜多の郷」まで来てしまいました。
「道の駅:喜多の郷」は、い〜い道の駅だよ〜!という話は聞いてましたので、行ってみたいとは思っていましたが、いかんせん遠いですし、我が家からしてみると非常に旅のコース取りの難しい位置にあり、今回のようにわざわざ遠回りしないと訪ねられない場所にあります。
まっ、さすが人気の道の駅で、夕方4時頃の現着にも関らず駐車スペースの空きは全く無し!通路まで置ききれない車で溢れ、幅広のキャンカーなどは入ったら最後出られなくなりそうな感じでした。
場内を一回り回って入り口付近にスペースを見つけたので失礼して暫く空き待ちさせて貰うことにしました。
ウトウトしていると偵察に行っていたカミさんから電話が掛かってきた。「空いたよ〜・・・!」という電話だが、「こっちこっち〜!」といっても、そのこっちがどこだか分からない。
まっ、ゴールデンウィーク期間中ということでもあって仕方ないんでしょうが、こんなの初めての経験!みんな場所取りに殺気立っている・・・すごい・・・
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