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令和元年、5月恒例のロングツーリングキャンプレポート!=3/9=

瀬戸内の島々をキャンカーで巡るクルージングキャンプ旅!5月13日(月曜日)〜15日(水曜日)

《《 この旅のスケジュール表 & 地図は、こちら!》》

 


2019年(令和元年)5月13日の、くるま旅レポート HOME


AM07:30 ⇒ 久々に道の駅で朝食です。

というのも、朝の8時前に開店する道の駅が今までにあったのだろうか?・・・
ボーっとした頭で考えても記憶に無い。
しかし、ここ「道の駅:宇陀路大宇陀」では、厚切りトーストとコーヒーだけですが、朝の7時半からモーニングサービスをやっているし、新鮮野菜の直売場もオープンしている。
やれば出来るんじゃない!
キャンカー乗りの旅人にとって朝のオープンが7時半では決して早くはありませんが、この時間に開けてくれれば一宿のお礼に何とかお金を落としてゆけます。
地域や人事によって色々な事情や問題もあるかと思いますが、働く気のある人もいると思いますので、何とか他の道の駅でもお願いしたいですね。出来れば7時のオープンが望ましいんですが、…(^_^)V


AM10:00 ⇒十津川村」にやってきました。

本日は、どこまで行けるか分かりませんが、目標は白浜にいるカミさんの友達に会いに行くことです。
「道の駅:宇陀路大宇陀」から白浜を目指すルートは色々ありますが、今回の旅のルートは風光明媚な「十津川村」を経由して、その辺りを少し観光してから行こうと思います。
今日は少し距離を走りますが、頑張って行きましょう。
先ずは南下して吉野川まで出て、近鉄吉野線に沿ってゆく国道169号で西に向かいます。近鉄吉野線と別れて和歌山線が見えてきたら五條ですので、ここから国道168号に入ってさらに南下します。
この辺りが紀伊半島のちょうど真ん中辺かなぁ〜!という所に「谷瀬のつり橋」があります。風光明媚なドライブコースとはいえここまで約2時間、少し休憩しましょうか。
御覧の様に「谷瀬のつり橋」は、・・・
川面からの高さが54メートル、全長297.7メートルの大吊り橋です。
1954年(昭和29年)の完成当時は日本一!長い歩行者専用の吊り橋だったんですが、1994年(平成6年)に完成した茨城県の竜神大吊り橋に日本一の座を譲ってます。

「危険につき、20名以上は同時に渡るな!」と注意書きがあります。
写真でお分かりと思いますが、橋は飛び飛びに置かれた横木の上に約80センチぐらいの幅で板が引かれているだけで、はるか下の川面が丸見えです。
うちのカミさんは平気な顔でスタコラサッサと渡って行きましたが、結構揺れますし戻ってきた人と擦れ違う時は怖いですので、「行かれない!渡れない!」という人も多いそうです。
すぐ下の河原にキャンプ場も見えるんですが、キャンプをしている人達は何処にも見当たりませんね。

この吊り橋の下には、「つり橋の里キャンプ場」「谷瀬つり橋オートキャンプ場」という、二つのキャンプ場があります。今回の旅はキャンプがメインではありませんので失礼しますが、どちらもの〜んびり出来そうなキャンプ場ですね。

橋のたもとにある「たにせ」という展望レストハウスにお邪魔して、ほっと一息です。
名物というこんにゃくを頂きましたが、甘めのたれが美味しかったです。ここへは関西系のお笑いの方や芸能人の方が良くおみえになるらしく、色紙がたくさんありました。


PM13:00 ⇒ お昼は「道の駅:くちくまの」という、近畿自動車道のSAと一緒になっている所です。

「谷瀬のつり橋」でひと息ついた後、十津川に沿って国道168号をさらに南下すると、いつの間にか川の名前が熊野川に代わります。
ここにある「熊野本宮大社」には前回の旅の時に参拝してますが、こういう大事な場所を素通りするのは気持ちが悪いので、簡単にお参りしていきます。
旅のルートはここから右へ!国道311号で西向きにルートを取ります。
この先の白浜に出る手前の「朝来」という所にカミさんの友達が住んでいますので、ちょっと寄り道して行こうと思ってます。
右の写真は本日の昼食に頂いたこちらの名物という「和歌山ラーメンとサンマ寿司のセットメニュー」です。
これを頂いた処は、家に行っても迷惑だろうし、長くなると困るので、待ち合わせ場所にした「道の駅:くちくまの」のという近畿自動車道紀勢線上り側のサービスエリアと一緒になっているところです。

新設のバイパスや高速道路のSAやPAと道の駅がドッキングしたタイプの施設は最近の流行ですね。
ここ「道の駅:くちくまの」は、高速道からの利便性はそれなりに考えられていますのでいいんですが、国道側からはついでに利用させちゃえ!って感じ?で、初めての人は何度か道を間違えないと辿り着けません。
地元の人でさえ 「こんな所!良く知ってたねぇ〜!こっちから来れることを知っている人は、地元にもあまりいないよ!」って、感心されたくらいですから。


PM19:00 ⇒ 上富田の友人宅〜淡路島〜「道の駅:津田の松原」でした。

さあ〜!ここまで我が家を出発してから一週間掛かってしまいました。本日は、旅を本来の「瀬戸内の島々をキャンピングカーでクルーズ!」という本題に戻すため、少し頑張って走ることにしました。
勿論、時間と距離を稼ぐため高速道路も使います。
近畿自動車道なのか?紀勢自動車道?なのか分かりませんが、上富田インターから高速に乗って、田辺、御坊、有田、和歌山、阪南、岸和田、堺、大阪、尼崎、西宮、神戸、そして淡路島を渡り、高松自動車道の津田東インターを降りた所の「道の駅:津田の松原」を本日のお宿としました。
左下の本日の温泉は、「しぜん、おんせん、なんちゃせん、門入りカメリア温泉」でした。

朝、奈良を出て、十津川から白浜、そして和歌山、大阪、神戸、淡路、そして四国の高松ですから・・・
いや〜!走った!走った!ざっと3〜400キロあったでしょう。お疲れ様でした〜!
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2019年(令和元年)5月14日の、くるま旅レポート HOME


AM07:00 ⇒ いい処だったんですね。「道の駅:津田の松原」

国道11号沿いにある道の駅なので、走行音が賑やかかなぁ〜!と思いましたが、以外に静かだったです。運転疲れもありましたが、昨夜は良く眠れました。気持ちがいいので少しお散歩に出ましょう。

津田の松原から海に向かって行くと、「日本の渚百選」にも選ばれたという「琴林公園」に出ます。
県立公園に指定されたのち、瀬戸内海国立公園として重ねて指定を受けた「琴林公園」は、江戸時代の初期に「岩清水八幡宮」の防風林として植えられたのが始まりとされています。
白砂の浜と黒松林のコントラストが美しい景勝地で、樹齢600年を超える老松をはじめ、根上がりの松等が約1キロにわたって続いているそうです。

10ヘクタールの琴林公園に4000本あるという津田の松原ですが、この中に七福神の名前の付いた松があるといいます。私も大黒天など2〜3本見つけましたが、ゆっくり歩いても1時間ぐらいだそうです。
さあ〜!「道の駅:津田の松原」に戻って遅い朝食をとったら高松港に行って、小豆島行きのフェリーの時間やら切符の買い方やらを調べてみようかと思います。

ところが、高松港に着いてフェリー埠頭に入って行くと、入口に立っているお兄さんが、「どこ行き?切符は?」というので、「まだです。」というと、「小豆島行きのフェリーは一日に15便あって、いつ来ても並んでればすぐ乗れるよ!」って、言いながらパンフレットをくれました。
そうなんですね。旅を続けていく内にだんだん分かる事なんですが、瀬戸内を巡るフェリーは島の住民の足代わりでバス替わり、橋の代わりで道路の代わり、なんですね。
どこの島の港でもバスの様にすぐに乗れ、予約も出来ますがそんな煩わしい事は要らないんですね。


AM10:00 ⇒ という訳なんで、大急ぎでこちら側、高松近辺の観光です。

小豆島に渡る前、先ずは、何か思い入れがあるという?カミさんのリクエスト!で、お庭の国宝と言われている「栗林公園」から高松観光のスタートです。
私は、ここ二回目なんですが、もう四十数年前のことで、どんな処だったか殆ど覚えがありません。
資料によると、文化財庭園では日本最大の広さを持つというこの「栗林公園」は、特別名勝、一歩一景、お庭の国宝といわれ、その歴史は高松藩主松平家の別邸として始まり、歴代藩主が修築を重ね300年近く前に完成し、現在に至るといいます。
園内をガイドしてくれているボランティアの方達がいらっしゃる様ですが、皆さんそれぞれ何方かのお相手をしていてお忙しそうなので、私達は遠慮しておきます。
私達は頂いたパンフレットにいつくか提案されている散策コースの内の一つを選び、それに独自の寄り道を付けて歩こうと思います。

公園内はとにかく広いですし、こいいう場所は外国からお見えになる方達に日本を知って貰うために絶好の場所で、薦め易いんでしょうね。
団体で観光に来ていると思われる人達の先頭で、旗を振りながら公園内を案内しているのは、私の見立てでは既に80歳は超えているだろうと思われる老婦人ですが、ナンとその英語のガイドが流暢なこと!
と、思ったんですが、良く聞き耳を立てるとその説明の半分はナンと日本語で、ガイド慣れしているんですね。それでも殆んどの外国人の方達が「ウン!ウン!」と、相槌を打ってました。慣れって凄い!お見事!です。

広いと思った「栗林公園」ですが、おおよそ1時間程で歩ききれた様です。「そんなに急いで見て回らなくても!」って言われるかもしれませんが、せっかちな性分なもんで!どうもすみません。
詳しい情報がお知りになりたい方は、「栗林公園のオフィシャルページ」の方をご覧下さい。


AM12:00 ⇒ 高松観光、続いて来たのはあの源平合戦で名高い「屋島」です。

ここも二度目の訪問ですが、あれからウン十年、前回来たのは二十歳の頃ですから〜!・・・
資料によると、・・・
源平合戦の古戦場として知られる屋根の形をした溶岩台地で、山上からは波穏やかな瀬戸の海と一体となった高松市街や多くの美しい島々が一望できます。
山上から見渡せる、瀬戸の海には今から約800年前に源平合戦が繰り広げられた檀ノ浦周辺には、平家が軍船を隠した「船隠し」や、那須与一が扇の的の矢の命中を祈った「祈り岩」など合戦の逸話を伝える史跡が数多く残っています。
山上には、四国霊場第84番札所の「屋島寺」や世界的にも珍しい山頂の水族館「新屋島水族館」などがあり、屋島スカイウェイからの眺望も好評です。
専用道路の屋島スカイウェイは、少し勾配がきつかったですが、山の頂上にある駐車場は広いので、大きなキャンカーでも問題なく駐車できます。

四国霊場第84番札所の「屋島寺」は、・・・
山頂にある、四国八十八霊場、第84番札所の「屋島寺」で御朱印を頂きましたが、「このお寺では朱印に日付は入れません!・・・」と、説明を頂きました。
なぜならば、御朱印を頂いた事は参拝をした証ではありますが、何時参拝したかには何の意味もなく、四国八十八ヶ所などの霊場巡りでは繰り返し何度も巡礼なさる方もいらっしゃいます。
二度目以降は最初に頂戴した御朱印の上に寶印だけを重ねて押印していただき、これを「重ね印」と言うのだそうで、当然違う日に頂戴する事になりますから、日付を書き足してもおかしな事になってしまいます。
「ですから、四国八十八ヶ所の御朱印には最初の時であっても日付は記入はしない!」というようなことをおっしゃっていたような気がします。間違っていたらすみません。


PM13:30 ⇒「高松港フェリーターミナル」です。

「高松観光は、これくらいでもういいかなぁ〜!」と、朝方教えられた通りにターミナルに入って行き、案内の人に「小豆島:土庄港行きの乗り場は?」と聞いて、そのラインに並びました。
切符とお昼のお弁当を買ったらすぐに出港です。これからが今回の旅の本番!いよいよ!瀬戸内のキャンピングカークルーズが始まります。

小さいですが、綺麗なフェリーボートです。この辺りのフェリーは市民の足としてバスの様に使うんで、皆こんな小さな船なんですね。北海道の離島に行った時の様に、「バックで乗船して下さい。」なんて野暮なことは言いません。
船のお尻から前向きで乗船してそのまま頭から出られますので、積み込み積み下ろしの作業も早いんですね。あっという間に小豆島の土庄港に着きました。
この港のある所は小豆島にへばり付く様に寄り添う小さな島なんですね。ここには全長約2.5キロ、最大幅約 400m 最狭幅 9.93m の「土渕海峡」という「1996年ギネス認定の世界一狭い海峡」があります。私は頂きませんでしたが、役場に行けばこの海峡を渡ったという証明書(有料)が頂けるそうです。


PM15:00 ⇒ 本日の温泉は「小豆島オリーブ温泉」、お宿は「道の駅小豆島ふるさと村」でした。

まず最初に「キャンピングカーで小豆島に来て、キャンプ旅行する事には、何の心配もありません。」ということを、これからキャンピングカーで小豆島に行きたい!という計画をお持ちの方にお伝えしたいと思います。
小豆島には「道の駅:小豆島ふるさと村」「道の駅:小豆島オリーブ公園」「道の駅:大阪城残石記念公園」と、3か所の道の駅と、それぞれ近くには日帰り温泉がありますので、それぞれ一泊づつしてもいいですね。
どの道の駅も、それぞれ独自の個性と主張がありますから、何処が良いとは一概に言えませんが、車中泊を目的とする私の個人的な意見を言わせて貰えるなら、「道の駅:小豆島ふるさと村」が、一番です。まっ!この先に続く、小豆島の観光レポートをご参照下さい。

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2019年(令和元年)5月15日の、くるま旅レポート HOME


AM06:00 ⇒ さぁ〜!いよいよ!小豆島観光です。

先ずは朝一番、愛犬のお散歩を兼ねて、広〜い!「道の駅:小豆島ふるさと村」を探検してみました。

ここには、国民宿舎や旅の宿ふるさと荘、ロッジを備えたキャンプ場などの宿泊施設があり、レンタル自転車やレンタカー、電気自動車や釣り桟橋にプールなどのレジャー施設、また、テニスコートやグランド、体育館などのスポーツ施設、シーカヤックやパドルボート、うどん打ちなどの体験施設・・・が、あります。
これら充実した施設を備えていることが、私が小豆島で一押しする一番の道の駅!という事の要因ですが、如何ですか?まっ!私達の様な年寄夫婦はあまりスポーツなどせず、観光に専念しますがね…(^_^ ゞ

下の写真は、現在小豆島で行われている時期的なイベントのオブジェなんですが、私のページでもこの後色々出てきますので、お楽しみ下さい。このオブジェの材料は、短くカットされた角材です。

今回の旅から自宅に帰り、このレポートをまとめるために「小豆島で見かけたオブジェ」というキーワードでネット検索したら、とんでもないことになってました。
私達が見た展示物はホンの一部!ごく僅か!島中にすごい量の展示があったんですね。


AM09:00 ⇒ こちらが「道の駅:小豆島オリーブ公園」です。

こちらは、園内に2000本あるというオリーブの木に囲まれた非常におしゃれな道の駅です。
この道の駅にはお土産やアクセサリー小物は勿論、魔女の宅急便のコンセプトやロケのセットが前面に出した楽しい展示があります。人気のある場所の割には施設や駐車場が小ぶりなので、内部は非常に混み合ってます。
珍しいコンセプトの道の駅ですので、地図のリンクを張っておきますが、ゆっくり散策すると、とてもメルヘンチックで爽やかな感じがします。
カミさんもここが気に入った様で、今日はこのままここにお世話になろうか?と思ったんですが、残念ながら本日は、併設の施設の「サン・オリーブ温泉」「レストラン・サンオリーブ」共にお休みの日でした。
まぁ〜!ウィークデイに旅をしていると、こういう事もあります。…(^_-)-☆


AM10:40 ⇒ ここが、あの「二十四の瞳 映画村」です。

切符を買ってこの映画村に一歩入ると、劇中の名場面の多くが撮影された木造校舎、男先生の家、漁師の家などに一歩足を踏み入れると、まさに昭和の世界がそこにあります。
映画「二十四の瞳」のロケ用オープンセット、1950年代の映画ギャラリー、なつかしい給食が楽しめるキネマ庵の他、入場者を昭和へとタイムスリップさせてくれます。

昭和3年の春、岬の分校に大石久子という若い女の先生が洋服で自転車に乗ってやって来たところからこの物語は始まります。受け持ちは、小学校1年生の12人・・・
皆さん良くご存じの壷井栄の小説「二十四の瞳」は、そんな出だしから始まります。

ビデオも合わせてご覧下さい。青い海に青い空、素晴らしいロケーションに思わず感動してしまいます。

一通り見学したら、ちょうどお昼です。小豆島といえば「手のべそうめん」、本場の味わいを頂きます。

自然豊かなこの岬へは、小説「二十四の瞳」で大石先生が渡ったという航路を再現して、不定期ですが対岸にある先程の「道の駅:小豆島オリーブ公園」の下の海岸にあるオリーブ・ナビから渡し船も運航しています。

例の巨大なオブジェがここにもありました。大体が島の観光スポット近くにあるんでしょうか?すみません高さの比較がないんで分かりずらいですね。高さは確か2メートルぐらいあったように思います。
そして、映画村から約700メーターほど離れていますが、こちらがその本家、撮影用のセットではなく本物の「岬の分教場」です。
資料によると・・・
明治35年(1902年)8月、田浦尋常小学校として建築された瓦葺き平屋建て校舎一棟で、二つの教室と教員用の住宅があります。
明治43年1910年)からは苗場小学校田浦分校として使用され、昭和46年(1971年)迄約70年使われて閉鎖されたそうです。
その後、小説 「二十四の瞳」 の舞台になった校舎として有名になり、私達もそうですが、訪れる人が絶えないそうです。


PM14:00 ⇒ こちらが小豆島観光の目玉?「寒霞渓」です。

観光案内によると、「寒霞渓」へは「二十四の瞳 映画村」から一旦草壁港まで戻り、県道29号から登る道と、島の西側の国道436号線で大阪城石切り場跡などを見学しながら福田港に出て県道246号で山登りするルートとがあります。
後者は島を約半周するルートなので、私達の様な急がない観光客としてはこちらからでもいいでしょう。それにこちらのルートからならロープウェイに乗らずに標高612メートルの「寒霞渓」の頂上まで登ることも出来ます。
ご承知の様に我が家のカムロードはガソリン車のため、山登りが苦手なんですが、ここは交通量の非常に少ない島ですので、ゆっくり登れば大丈夫です。
もしも登り切れなくても、急ぐ訳ではありません。戻ればいいんですから。

二百万年の歳月が創り出す渓谷美だそうです。という訳で、難無くと言いたいですが標高 612メートルの「寒霞渓」に、やっとこすっとこ登ってきました。

小豆島のほぼ中央にある「寒霞渓」は、おおよそ1300年前の火山活動により起きた地殻変動や長い間の風雨による浸食により奇岩怪石の絶景を作り出したといわれています。
山頂まで片道約1時間というハイキングコースも整備されているというので、登りはロープウェイで下りは景色を楽しみながら降りる。というのが一番の島の旅なんだそうです。自動車で登って来てはいけなかったというか、奇岩怪石を見れなかったのがもったいないということらしい。

まぁ〜!でも瀬戸内海を見渡すこの景色、素晴らしいですね。写真は、寒霞渓:鷹取展望台、四望頂展望台 からの写真を含みます。こういう所で暮らしていたら、寿命が延びますね。

草壁港から寒霞渓までの県道29号がブルーライン、頂上の寒霞渓から小豆島の北側の海岸線を走る県道26号線(土庄福田線)に突き当たるまでが県道27号寒霞渓スカイラインとなってます。
私達は、ここからその県道26号線で「道の駅:大阪城残石記念公園」を目指しますが、途中にあるホテル・オリビアンの日帰り入浴サービス 「オリビアンの湯」でお風呂を借りてゆこうと思います。


PM15:00 ⇒ 本日の温泉は、ホテル・オリビアンの日帰り入浴サービス「オリビアンの湯」です。

永くこの趣味を楽しんでいる私達も、ホテルの日帰り入浴を良く利用しますが、いつもながらホテルマンの客に対する応対の良さには感心しますね。物腰から言葉遣いまで、徹底的に訓練されていたことが良く分かります。
気持ちの良い応対を受けると、気持ち良く利用して気持ち良く帰れますよね。有難うございました。


PM16:30 ⇒ 本日のお宿は、「道の駅:大阪城残石記念公園」です。

この道の駅には1999年に開園したという「大阪城残石資料館」という、大阪城の石垣用に石を切り出したこの地に残る資料や道具などを展示している施設があります。
「あと30分ですが、どうぞごゆっくり!」と、いうので、本日最後の観光をさせて頂きました。
この資料館には残石棟、切り出し棟、運搬棟、加工棟、創作体験棟、石と化石の棟、小海の舞台棟とそれぞれ小屋に分かれた展示構成がされていて、豊臣秀吉の時代から徳川政権の時代まで、大阪城の石垣に関する古文書や資料、石工の道具や工具などが展示されている。

史跡「大阪城石垣石切り飛びこし丁場跡及び小海残石群」では、1640年代に大坂城修築の用途で近隣の丁場から切り出されて港まで運搬され、船に積まれる予定であった40個の残石が現存しており、それに隣接して大坂城残石資料館の施設群が整備されたようです。
また運搬棟の屋外展示では石の運搬に用いた修羅の展示および建設した泊に筏を展示して、大坂城修復当時の巨石輸送の様子を再現している他、石と化石の棟では小海などで産出された化石の展示、小海の舞台棟では「伊喜末八幡宮秋祭りの山車」の展示をしている。

素晴らしい道の駅ではあるが、車中泊に利用したい私達にとってはすぐ前を県道が走るので走行音がうるさいし、駐車場が非常に狭いので少々窮屈な感じがする。
昨夜お世話になった「道の駅:小豆島ふるさと村」まで戻っても大した距離ではないが、今日はもう疲れたのでここでお世話になろうと思います。

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