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瀬戸内の島々をキャンカーで巡るクルージングキャンプ旅!5月19日(日曜日)〜21日(火曜日) |
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● AM06:00 ⇒「大串地区:キャンプ場・海水浴場の無料駐車場」の朝。 気持ちのいい〜い朝です。5月の連休明けから梅雨に入る前までの約ひと月、長期の旅に出るという企画、今年は「瀬戸内の島々をフェリーボートに乗って渡り歩こう!」がテーマです。 この企画、最高ですね。船に乗って次の目的地に行くという事が、ものすごく旅気分を盛り上げてくれます。 愛犬との朝の散歩も、今日は頑張りました。キャンプ場、海水浴場、グランドゴルフ場の周りと歩いてきたら、こんな看板を見つけました。 昨日の方が話をしていた英語のみで授業をする中高一貫校の「広島県立叡智学園」という学校は、ここにあったんですね。我が家の孫達もこういう学校には入れればいいですが、少し遠いですね。 道のりもですが、たぶん偏差値も・・・(^_^)V
「大崎上島」には幾つかの小島が隣接してありますが、そのうちの一つ長島という島が橋でつながってます。 下の写真がそうなんですが、中島大橋を渡るとすぐにあるのがこの「メバルの里:マリンパークおおさき」で、立派ば浮桟橋で出来ている釣り公園です。 受付には道具も餌も揃っている様で、覗いているとおじさんが、「やってっくかい?」って言ってくれましたが、私達はまだ先の長い旅行日程が待ってますので、今日は我慢しますね。 しかし、勿体ないなくも実に羨ましい生活環境です。人口密度の差なんでしょうが、こういう施設を利用する人が日曜日でも誰もいない!というのが、困ったものです。
写真は「中国電力の大崎発電所」ですが、どんな燃料を使って発電し、出力はどれくらいなのか?どの辺りが供給エリアなのか?は、わかりません。立派な発電所です。 「大崎上島」は小さな島ですから、主要な観光地や見所は一日で回れます。県道以外の町道や町中の生活道路まで走り回るのは失礼ですので、島内を8の字に走ったら次の「大崎下島」へ渡ろうと思います。 下島へ渡るフェリー埠頭に向かう途中、昨日野菜を頂いた方とスライドしました。こちらは分からなかったんですが、本日、この島に唯一渡って来ているキャンカーに乗る我が家は目立っているに違いありません。 ナンということでしょう!出航の時「この時間のフェリーに乗ると思った!」と、見送りに来てくれました。ありがとうございました。また来ますね。
● AM08:45 ⇒ 大崎上島の明石港から大崎下島の小長港へ渡ります。 大崎上島明石港から大崎下島小長港へ渡るこの航路は、土生商船・しまなみ開運・弓場汽船などの土生商船グループが渡し船を運航してますが、この明石港〜小長港間は一日12便あって、片道15分でつないでます。 小長港から程近い「御手洗の町」は、大崎下島と、隣の岡村島、更に北側の平羅島、中之島とで天然の大きな風待ち港、汐待湊として江戸時代から昭和の初期にかけて建てられた商家や民家、寺社などが狭い所にびっしり立ち並び、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されているそうです。 冒頭の帽子をかぶった写真のおじさんがボランティアで説明しながら町の中を案内してくれてます。タイミングが合えば、町案内の名調子が聞けますよ! 寛文年間に開かれた風待ち潮待ち港「御手洗」の保存された街並みのショートビデオをご覧ください。歴史のある町は、それなりの歴史を語れる物証や語り継がれる物語があるということです。
地図を見るとあと三つ小さな島を繋げば大三島に渡れ、「しまなみ海道」に繋がって、更に便利になる様に思いますが、如何なもんでしょう。 という訳で、「安芸灘:とびしま街道」その橋で繋がった五つの島の行き止まり迄、来てみました。
カミさんが、頂いた観光パンフレットを見ながら、「お昼は広島風のお好み焼きが食べたい!ほら、ここにある!」って騒いでます。
繋がるという岡村島から、呉にある日本海軍の歴史を伝えるという「大和ミュージアム」にやって来ました。 陸続きになっている大崎下島、豊島、下蒲刈島と渡り、最後に有料の「安芸灘大橋」を渡ると、いよいよ広島県の呉市に入って来ます。 軍関係の造船の町として知られる呉は、今でもその面影を町中に深く残し、その展示施設や資料館もこの町港湾内には数多くあります。
狙って来た訳ではありませんが、第27回企画展「海底に眠る軍艦:大和と武蔵」と題して、戦艦大和の沈んでいる様子や復元された大和、出撃した経緯や何故沈没したのか?などを事細かく説明展示していました。 例によって「撮影禁止!」の場所や展示物が多いので、ご容赦ください。 一階の特別展を見学した後は「大和ひろば」に出ます。ここには全長26.3m で10分の1スケールという戦艦大和が展示されてます。写真でどこまで伝わるか分かりませんが、すごい迫力です。 興味があり、詳しい情報がお知りになりたい方は「大和ミュージアム」のオフィシャルページをご覧下さい。 一階から入り、二階三階と展示を見て回り少し疲れましたので、四階のテラスで小休止です。 正面には「ゆめタウン呉」という巨大なショッピングモールがあり、その左側には「海上自衛隊呉資料館(てつのくじら館)」という本物の「潜水艦あきしお」をモチーフにした施設が見えます。 最近は、どこの資料館や博物館に行っても展示内容を短くまとめた映像で説明してくれるので、とても助かりますね。 説明文を読んでると次の人を待たせている様で、非常に心苦しいですがビデオなら同時に何人も見られますし、横から見て自分が興味がなけりゃパスする事も容易です。 しかし、ここにある世界は、現実として自分たちの父親の時代の事ですし、今から八十年も前にこれだけの武器や装備を作る技術があったというのが何か誇りの様に思えたり、複雑な心境です。
● AM15:30 ⇒ 次は、近現代の軍装備「海上自衛隊呉資料館(てつのくじら館)」です。 こちらは「大和ミュージアム」の前の道路一つ隔てたすぐ前にある施設、「海上自衛隊呉資料館(てつのくじら館)」です。キャンカーを預けた駐車場の真ん前ですので、そのままでいいでしょう。 この資料館、入場は無料です。 「海上自衛隊呉資料館」は、私達はどちらも見学しましたが、「海上自衛隊佐世保史料館」の水上艦、「鹿屋航空基地史料館」の航空機と並んで、潜水艦と掃海艇を展示する史料館です。 海上自衛隊の有する資料の展示・保存等を通じて、海上自衛隊員の教育及び、広く国民一般等への広報活動により海上自衛隊に対する理解の促進並びに地域との共生に貢献することを目的としています。
今朝方通って来た岡村島〜大崎下島〜豊島〜下蒲刈島と、この倉橋島、そして明日行く予定の江田島は、全て呉の町と橋でつながって「安芸灘:とびしま街道」というんだそうです。 そして、呉市に属する倉橋島〜鹿島は、広島県の島々の最南端にある島です。 キャンピングカーでこの辺りへ来ると、道の駅はありませんのでホテルや旅館、あるいは漁師民宿などを利用する事がベストなんでしょうが、車中泊に拘る私達は情報を駆使して「MARINE CLUB CARP BOAT」なる所にやってきました。 ここは「RVパーク倉橋カープビーチ」と同じ経営で、マリンスポーツならやらないものは無い!何でもお任せて!という感じのプライベートリゾートの様なところです。 しかし、来てみるとこのRVパークの施設利用料は、ペットとゴミ、電源と温水シャワーの利用料金が全てセットになっていて一泊¥4000円になるんだそうです。 しかし、情報が間違っているのか?古いのか?JRVAのRVパークの案内ページには一泊¥2000円って書いてある。 「我が家のキャンカーにはソーラーがあるので電源は大丈夫ですし、これから温泉に行くのでシャワーも必要ないです!」と言いましたが、「セット料金で、決まりですから!¥4000円です。」という。 ここで断っても近くに道の駅はありませんし、施設側と料金などでもめたくもないので了承しましたが、こういうの困りますね。この旅行から家に帰り、再度RVパークのホームページを見ると、一泊¥3000円と変更になっていましたが、それでも違いますよね。 初めから「キャンピングカー1台、一泊全て込々で¥4000円」って書いてあっても、こういう素晴らしい所なら我が家は利用しますし、他のオートキャンプ場と比べても高いとも思いません。 しかし、料金を安く見せて客寄せをして、騙された様な気持ちが残るようではあまり気分が良くありませんね。 上の写真は、そのRVパークの近くにある「桂浜温泉」です。なんと、適応症が24種類もあるという褐色の塩化物泉、とても気持ちのいい温泉でした。 個人的にはこのまま道の駅に推薦したいくらいですが、RVパークでもいいですね。本日の晩餐は、冷蔵庫の残り物整理メニューです。たまにはこれをやらないとね。…(^_-)-☆ |
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● AM06:00 ⇒「RVパーク倉橋カープビーチ」 サッカーグランドが数面出来るほど広いこのビーチは、ご覧の様に干満の激しい浜で、朝の散歩の後、朝ご飯を食べている間にみるみる潮が満ちて来ました。
旅のルートは行き止まりの「鹿島」で折り返し、一旦「倉橋島」に戻り島で一番くびれた所を右折して、東側の海岸線に出ようと思います。 観光案内に「旧帝国海軍 特殊潜航艇 甲標的の基地の碑」とありますが、「中大迫清田線」という狭い道を約40分、写真でお分かりの様に見惚れるほど風光明媚な海岸線ですが、ここまで来るのは結構大変でした。 「甲標的」 とは、・・・先端部に魚雷管を二本持つ超小型の潜航艇の秘匿名称で、設計段階では攻撃終了後に潜水艦で収容する事が前提になってます。 回天と違い特攻兵器ではなかった様ですが、当時の状況としては攻撃作戦終了後に乗組員を収容するために潜水艦を向かわせる事は難しい様でした。 充電の出来ない二人乗りの初期型から、五人乗務で三日間程度使える改良型へと性能も向上した様ですが、なかなか挽回できない戦況の悪化とともに、特攻兵器回天の思想へと変わっていったのではないかと言われてます。
● AM12:00 ⇒ 倉橋島から江田島へ渡る。 「特殊潜航艇基地の碑」から先は道がありません。行き止まりです。 旅のルートは反転し、「中大迫清田線」を約1時間以上?戻るんですが、景色は風光明媚でいいんですが、よそ見は出来ません。とても狭くカーブもキツイです。 このルート、我が家のカムロードより大きいキャンカーは、通れない事はありませんが、観光する所もありませんので安全のためやめた方が無難です。来た道を戻る事になりますが、桂浜回りの35号をお勧めします。 この倉橋島と安芸の宮島の間にあるのが「江田島」で、倉橋島から早瀬瀬戸に架かる早瀬大橋を渡り、能美島から入ります。ハサミを振り上げたザリガニの様な形をした島ですが、観光マップを見る限り特にここで見逃してはならない!絶対に見なければならない様な観光地は見当たりません。 島をザリガニに見立てた右手のハサミの付け根あたりに大きなショッピングモールがあったので、本日はここでランチ&買い物です。昼食後、「せっかくこの島に来たのですから、島内を一応一周しよう!」と思います。 ここから少し先に「海上自衛隊:旧海軍兵学校」があり、受付で見学出来るかどうか聞いてみると、区切られた時間内に見学は出来るそうなんですが、「案内人に従って約一時間半程の行程になり、観光ではありませんので途中退出の禁止など色々制約があります。」という。 なんか堅苦しそうなのでここの見学はやめて、「江田島」の島内を周回していると、広島行きのフェリー乗り場が二か所ほどありましたが、だいたい一回りすると元の早瀬大橋に出ましたので、ここから再び倉橋島に戻り、本日は少し時間を稼ぐため、呉から高速道路に乗ろうと思います。 というのは、広島や宮島、岩国の町は前回観光に来ていますので、国道を走るより高速道路で一気に走り抜け「周防大島」方面に向かおうと思います。
● PM17:40 ⇒ 本日の温泉は、「方添ヶ浜温泉:遊湯ランド」でした。 キャンカーの古いカーナビとスマホのヤフーカーナビを駆使して道案内してもらっているんですが、ややこしい広島の市内で高速の乗り換えに少し迷ってしまいました。 まっ、どうにか目的の「周防大島」に辿り着いたのですが、時間をかなりロスしたかもしれません。 大畠の瀬戸に架かる大島大橋を渡ると、「瀬戸内のハワイ」という!周防大島町に入ります。屋代島というのが本当の名前なのかどちらか分かりませんが、良さ気な島であることは間違いありません。 この島のもっとも松山寄りにある伊保田港から四国松山へ渡るフェリーがありますが、今回の旅の計画ではこの先高松に続き再度四国へ渡ろうか?本州を更に西に向かおうか?旅のルートはこの島までしか決めてません。 本日の温泉は、島の中程にある「方添ヶ浜温泉:遊湯ランド」という所にやってきましたが、ポツポツと嫌なものも落ちてきてますので、本日はここいらでゆっくりすることにしましょう。お疲れさまでした。
先ずは「瀬戸内のハワイ:周防大島の道の駅:サザンセトとうわ」のホームページをご覧下さい。凄いでしょ〜!一発で気に入りました。 |
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● AM06:00 ⇒「道の駅:サザンセトとうわ」の朝! 昨夜、同宿の車は5〜6台いましたが、キャンカーは一台も無く、乗用車のお年寄り夫婦が隣にある体育館の庇の下にテントを張っていました。私達も同じ穴のむじなですから言えた義理ではありませんが、いい年をした人が、こんな所で、テント泊?とはね〜 "(-""-)"
建物は、明治18年、神社・仏閣を造ることで名高い地元長州大工の代表作といわれ、仕口や継ぎ手など細工の一つ一つに高度な技術が見受けられるそうです。
● AM11:40 ⇒ 島の東部の岬に「戦艦陸奥を偲ぶ一角」があります。 この岬には、当時の日本軍の歴史の他、当時の生活文化の展示などもある「陸奥記念館」、小さいながら素足で入れる生き物プールがある「なぎさ水族館」、綺麗な星空とプライベート海水浴場が評判の「陸奥キャンプ場」(車の乗り入れは出来ない。)、自衛隊の飛行艇の展示がある 「陸奥公園」、戦艦陸奥の福砲やスクリュウー、艦首部分の屋外展示施設などがあります。
1943年(昭和18年)に、ここ周防大島沖で謎の大爆発により沈没した戦艦陸奥ですが、戦後困難し中断していた作業を再開して、乗組員の遺骨や遺品、主砲など全体の75パーセントが引き揚げられたそうです。 記念館では、乗組員の冥福を祈り、戦争の悲惨さを後世に伝え、恒久に平和を願うため、展示しているそうです。それが本物の迫力なんですね。展示物を一目見れば当時の生活が手に取るように分かります。
昼食後、島の西側、大島大橋の向こう側、島一番の繁華街にやってきました。ここに「日本ハワイ移民資料館」があるんですが、ここまでの道案内標識が少し分かりにくかったです。 明治十八年に始まったという日本初の海外移民944名の内、約3割がこの島出身の人達だったといいます。以来大正12年に移民禁止となるまでに海外に移住した日本人は100万人を超えたそうです。 私達の他に観光客もいないので、まっ、どうぞ!と案内され、ゆっくり説明して頂きました。 夢を抱いて渡っていった人達の、労働の様子やその道具類の展示、明治14年に日本の土を踏む最初の外国元首となった当時のハワイ国王カラカウワ王の写真などその歴史の展示、移民達の当時の生活の模様や交流の歴史などのビデオや写真の展示等々・・・非常に興味深い資料館でした。 また、お土産にアロハシャツやハワイの民芸品、なんと私の大好きなコナコーヒーまでありました。
● PM17:00 ⇒ 本日の温泉も「方添ヶ浜温泉:遊湯ランド」、連チャンだ! ゆったりとした時が流れる周防大島・屋代島、「片添えが浜」は瀬戸内のハワイ、まさに南国リゾートです。
● PM20:00 ⇒ 本日はお宿も「道の駅:サザンセトとうわ」、お世話になります。 道の駅の産直で売っていた「破竹」?「淡竹」?「ハチク」なる食べ物、生まれては初めて頂きましたが、味は普通の竹の子でした。柔らかくて美味しかったですよ!
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