● AM06:00 ⇒「大串地区:キャンプ場・海水浴場の無料駐車場」の朝。
気持ちのいい〜い朝です。5月の連休明けから梅雨に入る前までの約ひと月、長期の旅に出るという企画、今年は「瀬戸内の島々をフェリーボートに乗って渡り歩こう!」がテーマです。
この企画、最高ですね。船に乗って次の目的地に行くという事が、ものすごく旅気分を盛り上げてくれます。
愛犬との朝の散歩も、今日は頑張りました。キャンプ場、海水浴場、グランドゴルフ場の周りと歩いてきたら、こんな看板を見つけました。
昨日の方が話をしていた英語のみで授業をする中高一貫校の「広島県立叡智学園」という学校は、ここにあったんですね。我が家の孫達もこういう学校には入れればいいですが、少し遠いですね。
道のりもですが、たぶん偏差値も・・・(^_^)V
● AM08:00 ⇒「大崎上島」、西側の観光が残ってます。
「大崎上島」には幾つかの小島が隣接してありますが、そのうちの一つ長島という島が橋でつながってます。
下の写真がそうなんですが、中島大橋を渡るとすぐにあるのがこの「メバルの里:マリンパークおおさき」で、立派ば浮桟橋で出来ている釣り公園です。
受付には道具も餌も揃っている様で、覗いているとおじさんが、「やってっくかい?」って言ってくれましたが、私達はまだ先の長い旅行日程が待ってますので、今日は我慢しますね。
しかし、勿体ないなくも実に羨ましい生活環境です。人口密度の差なんでしょうが、こういう施設を利用する人が日曜日でも誰もいない!というのが、困ったものです。

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下の写真は、その釣り桟橋の裏手にある展望所で、それほど高くはありませんがご覧の様に眺望は最高です。 |
写真は「中国電力の大崎発電所」ですが、どんな燃料を使って発電し、出力はどれくらいなのか?どの辺りが供給エリアなのか?は、わかりません。立派な発電所です。
「大崎上島」は小さな島ですから、主要な観光地や見所は一日で回れます。県道以外の町道や町中の生活道路まで走り回るのは失礼ですので、島内を8の字に走ったら次の「大崎下島」へ渡ろうと思います。
下島へ渡るフェリー埠頭に向かう途中、昨日野菜を頂いた方とスライドしました。こちらは分からなかったんですが、本日、この島に唯一渡って来ているキャンカーに乗る我が家は目立っているに違いありません。
ナンということでしょう!出航の時「この時間のフェリーに乗ると思った!」と、見送りに来てくれました。ありがとうございました。また来ますね。
● AM08:45 ⇒ 大崎上島の明石港から大崎下島の小長港へ渡ります。
大崎上島明石港から大崎下島小長港へ渡るこの航路は、土生商船・しまなみ開運・弓場汽船などの土生商船グループが渡し船を運航してますが、この明石港〜小長港間は一日12便あって、片道15分でつないでます。
小長港から程近い「御手洗の町」は、大崎下島と、隣の岡村島、更に北側の平羅島、中之島とで天然の大きな風待ち港、汐待湊として江戸時代から昭和の初期にかけて建てられた商家や民家、寺社などが狭い所にびっしり立ち並び、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されているそうです。
冒頭の帽子をかぶった写真のおじさんがボランティアで説明しながら町の中を案内してくれてます。タイミングが合えば、町案内の名調子が聞けますよ!
寛文年間に開かれた風待ち潮待ち港「御手洗」の保存された街並みのショートビデオをご覧ください。歴史のある町は、それなりの歴史を語れる物証や語り継がれる物語があるということです。
● AM10:30 ⇒ 大崎下島からお隣の岡村島へ渡る。「安芸灘:とびしま街道」
地図を見るとあと三つ小さな島を繋げば大三島に渡れ、「しまなみ海道」に繋がって、更に便利になる様に思いますが、如何なもんでしょう。
という訳で、「安芸灘:とびしま街道」その橋で繋がった五つの島の行き止まり迄、来てみました。
観音崎というと、東京に住む者としては横須賀にあるお馴染みの場所ですが、海の透明度はこちらに軍配が上がります。
風光明媚な岡村島は無人島ではない筈ですが、こちらに来てからまだ一度も人間に出会っていません。
向かい側の御手洗の港にあった遊郭には数百人の遊女がいたといわれ、ここには身投げして命を絶った遊女の霊を祭っているという祠もありました。
岡村島〜大崎下島〜豊島〜下蒲刈島〜広島の呉迄は、橋でつながってます。
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● PM12:00 ⇒ お昼は広島風ではなく、呉風のお好み焼きを頂きました。
カミさんが、頂いた観光パンフレットを見ながら、「お昼は広島風のお好み焼きが食べたい!ほら、ここにある!」って騒いでます。
下蒲苅島から本土に架かる安芸灘大橋の島側の橋詰めにあるのが「お好み焼き:きしな」さんです。
右の写真がそのお好み焼きなんですが、これは「広島風」ではなく「呉風」なんだそうです。
コテで上からギューギュー押し付けないで、ふわーっと仕上げるのがコツらしい。?
美味しかったです。違ってたらごめんね。
食後、下蒲刈島から呉へ!
素晴らしい景観の「安芸灘大橋」を渡ります。
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● PM13:30 ⇒ あと三つ小さな島を繋げば、「しまなみ海道」の一つ、大三島に・・・
繋がるという岡村島から、呉にある日本海軍の歴史を伝えるという「大和ミュージアム」にやって来ました。
陸続きになっている大崎下島、豊島、下蒲刈島と渡り、最後に有料の「安芸灘大橋」を渡ると、いよいよ広島県の呉市に入って来ます。
軍関係の造船の町として知られる呉は、今でもその面影を町中に深く残し、その展示施設や資料館もこの町港湾内には数多くあります。
この辺りに観光に来て、これらを見ずに素通りする訳には行きませんが、大きなキャンカーで来ると駐車場に苦労するかも知れません。
しかも、本日は運悪く日曜日です。
「大和ミュージアム」には専用の駐車場がありますが、あまり収容能力がありませんので、混雑してても仕方ありません。
遮断機付きの駐車場にすれすれでどうにかねじ込みましたが、混み合っているため下手な所に置くと出られなくなる可能性もあります。
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狙って来た訳ではありませんが、第27回企画展「海底に眠る軍艦:大和と武蔵」と題して、戦艦大和の沈んでいる様子や復元された大和、出撃した経緯や何故沈没したのか?などを事細かく説明展示していました。
例によって「撮影禁止!」の場所や展示物が多いので、ご容赦ください。
一階の特別展を見学した後は「大和ひろば」に出ます。ここには全長26.3m で10分の1スケールという戦艦大和が展示されてます。写真でどこまで伝わるか分かりませんが、すごい迫力です。
興味があり、詳しい情報がお知りになりたい方は「大和ミュージアム」のオフィシャルページをご覧下さい。
一階から入り、二階三階と展示を見て回り少し疲れましたので、四階のテラスで小休止です。
正面には「ゆめタウン呉」という巨大なショッピングモールがあり、その左側には「海上自衛隊呉資料館(てつのくじら館)」という本物の「潜水艦あきしお」をモチーフにした施設が見えます。
最近は、どこの資料館や博物館に行っても展示内容を短くまとめた映像で説明してくれるので、とても助かりますね。
説明文を読んでると次の人を待たせている様で、非常に心苦しいですがビデオなら同時に何人も見られますし、横から見て自分が興味がなけりゃパスする事も容易です。
しかし、ここにある世界は、現実として自分たちの父親の時代の事ですし、今から八十年も前にこれだけの武器や装備を作る技術があったというのが何か誇りの様に思えたり、複雑な心境です。
● AM15:30 ⇒ 次は、近現代の軍装備「海上自衛隊呉資料館(てつのくじら館)」です。
こちらは「大和ミュージアム」の前の道路一つ隔てたすぐ前にある施設、「海上自衛隊呉資料館(てつのくじら館)」です。キャンカーを預けた駐車場の真ん前ですので、そのままでいいでしょう。
この資料館、入場は無料です。
「海上自衛隊呉資料館」は、私達はどちらも見学しましたが、「海上自衛隊佐世保史料館」の水上艦、「鹿屋航空基地史料館」の航空機と並んで、潜水艦と掃海艇を展示する史料館です。
海上自衛隊の有する資料の展示・保存等を通じて、海上自衛隊員の教育及び、広く国民一般等への広報活動により海上自衛隊に対する理解の促進並びに地域との共生に貢献することを目的としています。
● PM17:00 ⇒「倉橋島」にやってきた。
今朝方通って来た岡村島〜大崎下島〜豊島〜下蒲刈島と、この倉橋島、そして明日行く予定の江田島は、全て呉の町と橋でつながって「安芸灘:とびしま街道」というんだそうです。
そして、呉市に属する倉橋島〜鹿島は、広島県の島々の最南端にある島です。
キャンピングカーでこの辺りへ来ると、道の駅はありませんのでホテルや旅館、あるいは漁師民宿などを利用する事がベストなんでしょうが、車中泊に拘る私達は情報を駆使して「MARINE CLUB CARP BOAT」なる所にやってきました。
ここは「RVパーク倉橋カープビーチ」と同じ経営で、マリンスポーツならやらないものは無い!何でもお任せて!という感じのプライベートリゾートの様なところです。
しかし、来てみるとこのRVパークの施設利用料は、ペットとゴミ、電源と温水シャワーの利用料金が全てセットになっていて一泊¥4000円になるんだそうです。
しかし、情報が間違っているのか?古いのか?JRVAのRVパークの案内ページには一泊¥2000円って書いてある。
「我が家のキャンカーにはソーラーがあるので電源は大丈夫ですし、これから温泉に行くのでシャワーも必要ないです!」と言いましたが、「セット料金で、決まりですから!¥4000円です。」という。
ここで断っても近くに道の駅はありませんし、施設側と料金などでもめたくもないので了承しましたが、こういうの困りますね。この旅行から家に帰り、再度RVパークのホームページを見ると、一泊¥3000円と変更になっていましたが、それでも違いますよね。
初めから「キャンピングカー1台、一泊全て込々で¥4000円」って書いてあっても、こういう素晴らしい所なら我が家は利用しますし、他のオートキャンプ場と比べても高いとも思いません。
しかし、料金を安く見せて客寄せをして、騙された様な気持ちが残るようではあまり気分が良くありませんね。
上の写真は、そのRVパークの近くにある「桂浜温泉」です。なんと、適応症が24種類もあるという褐色の塩化物泉、とても気持ちのいい温泉でした。
個人的にはこのまま道の駅に推薦したいくらいですが、RVパークでもいいですね。本日の晩餐は、冷蔵庫の残り物整理メニューです。たまにはこれをやらないとね。…(^_-)-☆
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