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■■■ 素晴らしいモーターホームライフを楽しむ為に!バッテリーのお話! ■■■ |
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● 1-1 通常、あまり意識しないメインバッテリー メンテナンスといえば、たまにバッテリー液を補充する程度で新品なら黙って2〜3年は大丈夫ですし、最近では、通常の使い方さえしていれば2年間の性能保証を付けたバッテリーまであります。 普通!乗用車などに装着されているバッテリーは、通常の使い方をしていれば自動的に丁度良い具合にコンピューター制御されて充電されるようになってます。 エンジンをかけたり、エアコンをつけたり、オーディオを聞いたり、その車にある装備品の電力は自動的にまかなう様に消費電力とオルタネーターの出力が計算されていますので、勝手にバッテリーを増やしても上手に充電出来ませんし、不具合を生じることさえあります。
● 1-2 それじゃぁ〜!キャンピングカーで使用するサブバッテリーはどうなのか? というと、キャンピングカーのサブバッテリーは、車のバッテリーとしての通常の使い方?ではないのですから、ここがキャンピングカーオーナーとしての楽しい所でもあり、面倒な所でもあります。 常にオルタネーターから丁度いい充電をしてもらいながら使う乗用車と違い、「オルタネーターを大きな出力の物に交換してある!」 「走行充電の設備がある!」 といっても所詮メインバッテリーを充電するオアマリを頂いている訳です。 ですから、何千万円したキャンピングカーだから、輸入車だから、と威張っていても、充電の無い所でエンジンを停止状態でキャンプしていれば、バッテリーは当然!どんどん消耗していきます。 外部電源を接続して充電したり、サブエンジン(発電機)を使って充電したり、屋根にソーラーパネルを設置したりしてない限り、サブバッテリーにとっては命を削って消耗し続けているという訳です。 |
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● 2-1 日頃からなるべく使い切らない様に心掛けよう! よく、サブバッテリーは使い切っても充電さえすれば元に戻るニッカド電池と勘違いをしている人がいるよーです。 まっ、それに近い考え方の「電動フォークリフト用のEB バッテリー」や 「サイクルバッテリー」「リチュームイオンバッテリー」なんて物もありますが、普通、どこでも手に入るようなバッテリーを一度空っぽになるまで使ってしまうと、充電をしたつもりでも使い始めるとまたすぐ上がってしまう状態になってしまいます。 こうなったバッテリーは、上手く蘇らせる方法が無い訳じゃありませんが、もう廃棄処分しかありません。もったいないですし、ゴミにすれば環境にも悪いですからちょこちょこ点検して寿命はまっとうさせてやりたいもんですね。
● 2-2 ブクブクと泡が立つほどの過充電は禁物か? これも、よく勘違いをしている人がいるようです。バチバチとショートさせて容量を確かめたり、「ブクブクと泡が立つ迄、充電しないと満タンにならない。」なんて!… ね まっ、たまに各セルの電圧を一定にするために行なうということなら間違いとも言えないん行為だったんですが、キャンピングカーの中に設置した状態での過充電は水素ガスが発生したり周りを腐食させたりいろいろ問題のある行為ですし、危険が伴うので、やめた方が命のためです。 最近では過充電防止機能の付いたバッテリー充電器が日曜大工センターなどでもそんなに高くない値段で売っています。こういう機能の付いた高性能の充電器を使用していれば、「気が付いたらバッテリーからポコポコと泡が吹いていた」なんて事はないでしょう。 また、お金さえ出せば「始めちょろちょろ・中パッパ」なんてどっかで聞いたような上手い充電をしてくれるオートマチックタイプの充電器もあります。
● 2-3 高出力のインバーターを使ってまで電子レンジは必要? 私の個人的な意見ですが、良し悪しや使い方などは別問題として、「重いバッテリーを何個も車内に積み込んで大放電と大充電を繰りかえす!」バッテリーの種類や配線、また、それらの充電の仕方にもよりますが、あまり気持ちのいいもんではありませんし、本来そういう用途には向かないんじゃないかと思います。
8ナンバー登録の時の設備の基準として、「車内で調理が出来ること!」という条項があって、カセットコンロやLPGのコンロを使うとレイアウトや換気、その設置方法などで面倒な場合があるため、高額なインバーターや重いバッテリーを取り付けても電子レンジを使った方が簡単!という意見もあります。…(^_^)V 個人的な意見ですが、病人や赤ん坊の為にどうしても作らなければいけない料理がある!という人は別として、考えてみて下さい!それだけの元手をかけて電子レンジで何の料理を作るんですか? 最近、1万円以下の安い電子レンジも結構出回ってはいますが、それだけの為に余分で重いバッテリーや高価なインバーターはいらないんじゃあないでしょうか。 外部電源や発電機を接続した時に使うというなら、色々な電気器具を積み込んでもスペースさえ許せばいいでしょう。まっ!運動性能が悪くなる自分の車重も考えてね!
最近では充電系もだいぶ進化して、容量の大きいソーラーパネルを複数枚装着したり、リチウム電池も標準装備になって来たりしています。 ナッツRVさんのエボライトシステムに代表されるように、安全面でも技術面でもずいぶん工夫と研究をされているメーカーも増えてきています。 さすがに日本人は凄いですし、最近ではその技術と作りの良さで日本のキャンピングカーも世界中へも輸出されている様です。リチューム電池の性能も上がり、一時期よりも値段もこなれてきている様ですし、こういう先進の技術や工夫は、もう先達の諸外国より進んでいるんではないでしょうか。 最新のインバーターや走行充電器等の機器はこちら!(株)未来舎、(株)ナヴィック |
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● 3-1 通常の利用可能電圧範囲と充電タイミング!
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● 4-1 電流と電圧の関係 (大体の目安として) 12V で 80Ah と表示してあるバッテリーでは、通常 4A の電流量が必要な機器は 4×20=80 ということで、ロスなどを考えずに単純計算すると、20時間使ったら完全におしまいということになります。 ちょっと乱暴な計算ですが、大体の目安として上記の機器がどれだけの電力を消費するかといえば、4A×12V=48W が、消費電力(定格電力)ということになります。
● 4-2 バッテリー寿命の目安は?(大体の目安として) キャンピングカーのサブバッテリーは別として、通常、乗用車のなどに積まれているバッテリーは、一般的な使い方をしていれば3〜4年が交換の目安といわれている。 まっ、新車登録をした車であれば一回目の車検でその役割は果たし終わったということでしょうか。 バッテリーは、その寿命を終わる時に前兆や前触れが無い事が多いんです。その習性としてある日突然ポックリと行っちゃいますので、どこかで聞いたセリフかも知れませんが予防には「早めの交換」という事しかありません。 バッテリーの中には充電状況や交換時期を示す青色の発光ダイオードを使ったインジケーター付きのタイプもありますが、これも一つのセルしか監視してませんので、大体の目安に過ぎませんのでご注意下さい。 そもそもバッテリーそのものは 2V ちょっとのセルと呼ばれる小さな箱の集合体で、それらを6個合わせて12V 強の電圧になるように作られています。 そのセルの中の一つでもボケてしまうとそのバッテリーは10V しか出力出来ず、もう寿命だ!という事になります。 しかし、2V 電圧で点灯する発光ダイオードはそのセルの中の一つを監視しているだけですので、他のセルの一つがボケてしまっても平気な顔をして正常だい!と点灯しちゃうという訳です。 お分かりの様に、すべてのセルを監視している訳ではないのでインジケーターが正常を示し、バッテリー液も規定通りあるのに 「いくら充電しても電圧が上がらない」 という現象が起きてしまいます。 という事で、私はバッテリーメーカーの回し者ではありませんが電圧の上がらない一定の時期の過ぎたバッテリーは、例えインジケーターが正常を示していても交換した方がいい!と思います。楽しいキャンプのためです!
● 4-3 バッテリーの寿命を縮める原因 大放電を繰り返す先程の大容量インバーターなんかもその原因の一つですが、もう一つ大きな原因の一つに 「液漏れ」 や ターミナル部の 「ゆるみ」 があります。 この場合、白い粉状の物がターミナル部分を被っていたり、バッテリーの置いてある場所が腐食していたりするので日頃から点検さえしていればすぐに見つかります。 キャンピングカーのような改造車の場合、バッテリーの複数増設や移設といった事が多く、取り付け方をよくご覧下さい。単にバンドを掛けてあるだけというのがその殆どです。 これでは前後左右の動きは止められますが上下の運動には弱いですよね。もう一度自車のバッテリーの固定方法を点検してみて下さい。不完全な固定が液漏れ原因のトップである事はいうまでもありません。
● 4-4 切っても切れない!バッテリーと仲のいい相棒! 次に考えられるのが、オルタネーターの故障や不具合でしょうか。 オルタネーターの役割はバッテリーの充電状態を常に監視し、必要とあればいつでも発電して常に一定レベルの状況を保ってくれる頼もしい相棒です。つまり、バッテリーが充電装備とするならオルタネーターは発電装置という事です。 あまり故障するパーツではありませんが、電圧の上がらないボケたバッテリーとのコンビや、キャンピングカーの様に充放電を繰り替えす事の多い使い方をすれば自ずとその寿命は短くなると考えてもいいでしょう。 何を言いたいのかというと、バッテリーがボケてしまい、いつまで経っても満充電のサインを出さなければオルタネーターは休まずに延々と働き続けなければならない!という事です。 しかし、最近の車では、オルタネーターに故障や不具合が起きるとメーターパネル内のアイコンが点灯しますのですぐに分かりますし、このアイコンが点灯していると車検に通りませんので、ご注意を。 通常、オルタネーターは3つの整流コイルから出来ていて、その1つが 5〜6V ぐらいの発電をし、3つ合わせて15〜18Vぐらいの仕事量になっています。 したがって、そのコイルの内の一つが断線(大概の故障はこの断線)しても他の2つで10V程度の発電が出来、日中の走行や電灯を灯ける位の仕事は出来ますが、夜間走行やエアコンの稼動までは無理ということです。 一昔前までは、オルタネーターの発電状態をチェックするのにエンジンが掛かった状態でバッテリーのマイナスターミナルを外してして電源供給をオルタネーターだけの状態にして試す!なんて乱暴な修理屋もいました。 コンピューター制御が当たり前の昨今ではスパークにより制御装置がリセットされたり壊れたりしてしまうので、こんな乱暴な事はやっちゃいけないのはいうまでもありません。…(^_^ゞ
● 4-5 設置や使い方の注意点! 大容量のサブバッテリーを車内やキャンピングカーの室内に置くのは水素ガスの発生や液漏れによる腐食などがあり大変危険です。と言いましたが、どうしても、室内しか置き場所が無い方は、プロパンガスのボンベなどと同じく、通気が出来る所にしっかり固定するなどするか、密閉型のバッテリーに交換するなどの対策をして下さい。 |
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