モーターホームページ/Camp-Report 2002-GW2/

■■■ ５月５日（日曜日）：チョッと、お出かけしてみます。

● ゴールデンウィーク恒例の大渋滞にハマッてしまい大幅に予定変更！

初めにも書きましたが、今年のＧＷは南紀から奈良・京都方面へ行こうと思っていたんですが、あまりの渋滞にコースの変更を余儀なくされ、この房総にやってまいりました。

房総といってもやはり観光地ですのでこの時期は多分込み合うだろうと思い、朝食も早々に急遽計画したドライブルートに向けて出発することにしました。

ところが、ところがですよっ！ナンと！まだ朝の９時前だというのに走り出してから５分！勝浦の駅を横に見てピタっ！と停まってしまいました。

暫らく様子を見ていたものの、あまり動かないので仕方なく一旦流れのいい左方向に行き、国際武道大学の横から勝浦バイパスに抜けることにしました。たかが１００円の有料道路ですが、この間だけはすこぶる快調だった。

しかし、地図を見て頂くとお分かりのように走れたのは僅か５分で、オレンジ色の海岸線、国道１２８号に合流すると相変わらず動きが悪い。先ずは勝浦海中公園から寄って行こうと思い、やっとの思いで国道を左折したんですが・・・そこから先がまたピクリとも動きません。

出発してからここまででもう既に１時間は経っている。ここまでの間、予定していた勝浦漁港や灯台などへ寄らずに時間を稼いだつもりだったが、もう我慢の限界だぁ～！この勝浦海中公園も行けそうにない。

「このまま頑張って並んで海中公園に着いたとしても、中に入るとまた凄く混んでるでしょう。」と、カミさんがいう・・・「今日はここで一日終わっちゃうかも知れないねェ～・・・」などといっていたら丁度いい空き地があった。

仕方ない！思い切ってＵターンだ。
といってもキャンプ場に戻る訳ではない。もう少し先まで頑張ってみる。地元の人達には申し訳ないが、カーナビを駆使してなるべく国道を避けようと思ったが町中の生活道路や海岸の漁業用道路を上手く走る事が出来ない。

「危ないからおとなしく並んでればいいよ～！」というカミさんの言葉に励まされ？て「しばし我慢の子」を続けることにしたが、天津小湊まで２時間半というなんとも異常な交通状況には呆れてしまった。

● やっとの思いで天津小湊まで辿り付いた・・・

「さてと、・・・もうお昼になるね。」「どこかで美味しいもんでも食べようかねぇ～・・・」

という訳で、鯛の浦の観光船乗り場前までやってきましたが、まっ・・・この辺はそこそこの観光客がうろうろしているだけで混雑しているという程ではなかった。

やはり、混雑するのは若い人や若い家族が楽しめるようなアトラクションやイベントをやっている場所ということになるんでしょうね。

神社仏閣の人出はボチボチですから～・・・(^_-)-☆

鯛の浦遊覧船乗り場

誕生寺 01

こういう神社仏閣巡りや遊覧船で島巡りなどという観光の遊び方はもう既に過去のもので、だんだんに忘れ去られてゆく運命にあるのかも知れませんね (>_<)☆＼

などと・・・年寄り夫婦の様な話をしながら港町ならではの美味しい磯料理を堪能した。さすがに、美味しかったです。ご馳走様でした。

写真は観光船乗り場の正面にある日蓮宗の誕生寺だが、国道と参道の間が仲見世のようになっていて、とても賑やかな感じだ。

どっちが表でどっちが裏手なのか知らないが、お土産屋さんがずらりと並んでいて売り場のおじさんやおばさんが景気のいい売声をあげて愛想を振り撒いている。

ここでハタ！と考えた。
「ここで鯛の浦の観光船めぐりでもして今日はもうキャンプ場へ戻るか、ハタマタ次の目的地である野島崎方向を目指すかだねェ～・・・」

てなことを言っていると一軒のお土産屋さんのおばさんに呼び止められた。なんと我が家のクリに「おいしいよ～！」って鯛センベイをくれようとしている。

言うが早いか！クリはもう涎を垂らしてシッポをち切れんばがりに振って、貰う準備万端なお愛想状態でいる。

誕生寺 02

誕生寺 03

クリの次は「ハイどうぞ！」といってカミさんまでが貰って食べ出してしまったもんだから、もう何か買わずにはいられなくなってしまった。このおばさん！せんべい二枚で、実に上手い商売をするもんだ。

先ずは、今夜のおかずにイカの塩辛とウニの瓶詰め、大き目のハマグリを２個、大き目のサザエを２個、中くらいの伊勢海老を２本、鯨のタレの干した物を２枚、同じく半干しのものを２枚、干物も適当に５～６枚、娘のお土産用に鯛センベイと・・・

クリとカミさんが、屑センベイをたった一欠片貰ってしまったお陰で思わぬ買い物をしてしまった。

新鮮？な海産物は、海水で湿らせた新聞紙でグルグル包み、冷凍になっているペットボトルと一緒に袋詰して渡してくれ、「これで今日一日ぐらいは大丈夫だよ！」って言っていた。

しかし、チョッと買い過ぎだっただろうか。

お陰で両手一杯に買い物袋をぶら下げて観光船どころではなくなってしまい、誕生寺を見学したら早々に引き上げることにした。

誕生寺 04

誕生寺 05

以前、ＮＨＫの「そのとき歴史は動いた！」という番組だったと思うが、かつてこの町の漁師の子として生まれ縁あって修行の道に入り、比叡山で修行し、やがて弟子が付き日蓮宗を興すという話をテレビで見た記憶がある。

その日蓮上人の生誕の地である天津小湊に住んでいるということは、この地域の人の殆んどが深い信仰心を持ち、さぞや誇りに思っているに違いない。

ところで話はガラッと変わってしまうが、実は、我が家も日蓮宗である。横浜の白楽という所にお寺があり、爺さん婆さん、親父にお袋が眠っている。

あちらも寺の多い土地だが、房総半島を一度でも訪れた事のある方ならお判り頂けることと思うが、この辺りも本当にお寺の多い土地柄で、大袈裟にいうと、山間部を除けば１００ｍおきにお寺に遭遇する。

そういえば、今回ベースキャンプにしているしあわせの丘リゾートの掃除のおばちゃんが説明してくれたが、隣地や近所にあるお寺もそれなりに歴史と由緒があるらしい。

さて、話がだいぶ横道にそれてしまったが、お腹も一杯になったことだしお土産や今夜のおかずも仕入れたので、そろそろ本道に戻ろうと思う。

● キャンプ場に帰ろう～・・・

一路！野島崎を目指して再出発したが、国道１２８号に出た途端！またもや動かなくなった。ホンの１キロ程我慢しただろうか･･･もうこの渋滞は解消されることなく、一日中続くと思う。

ホテル三日月を過ぎて安房小湊の駅付近で再びＵターンした。「キャンプ場へ帰ろう・・・」「今日はもう、いつでも出来る観光はやめて、ゆっくりお風呂にでも入ってのんびりしようよ・・・」ということで相談がまとまった。

来た道を戻るのもつまんないので山廻りの道で帰ることにした。ここで地図をご覧頂きたいが、ベースキャンプへはこの県道８２号を通っても帰ることが出来る。

この道は具合のいい車なら程好く楽しいドライブコースになっていて所々狭い所もあるが、ドライブ好きにはご機嫌な山間道路になっている。

途中から左に折れればこちらからも「粟又の滝（養老の滝）」方面へ行かれるし、日帰り温泉の「勝浦パークランド」や「ちろりん村キャンプ場」、「オートキャンプ場こんた」、「フレッシュエアーキャンプ場」などもこの道から行くことができる。

この安房小湊まで２～３時間掛かった道程を、帰りはなんと３０分足らずでベ戻ってしまった。

● ベースキャンプに戻る。

キャンプ場では相変わらず何やらイベントの真っ最中で、随分盛り上がっているようだ。
「今の内ならお風呂、空いてますよ～・・・？」という女将さんの知らせで、何時頃だったか忘れたが、多分一番風呂！だったでしょう。まだ太陽が真上にある露天風呂・・・入浴しているのは私だけ、独り占めの貸切でした。

昨日は、向かって右側にある浴場を使わせて貰ったが、今日は左側が男湯になっている。どうやら一日交代の日替わりにしているらしい。といっても庭の植え込みの種類が違う程度の左右対称の造りになってるだけですがねっ！・・・(^_-)-☆

贅沢にも貸切のお風呂をゆっくり頂いてしまいました。しかし、よく考えてみるとお風呂に入ってしまえばもうこれといってここでやることはないんですね。取りあえず！湯上がりにはまずビャ～ル！ビャ＾ル！・・・とねっ！

喉が潤ったところで自転車に乗って近所の探検に出掛けることにした。この辺りは国際武道大学の縄張りらしく、まぁ～どっちへ行ってもグランドだったり合宿所があったりする。そういえば我が家の息子も今日はどこかの学校とオープン戦の真っ最中に違いない。

このところ通常の週末は息子のチームの応援に行き、３連休以上だとキャンプに行くと決めているが、めっきりキャンプする機会が減ってしまっている。まっ、あと３年の辛抱（楽しみ）ですけどね・・・

● ３泊目、キャンプ最後の夜・・・

という訳で、クリを引っぱってキャンプ場の近所をグルグルと２時間ぐらい走りましたが、さすがにもう嫌になったらしくクリが突然歩き出してしまった。

これでも２～３年前までは太郎・次郎とはいかないが、約１００キロの私を乗せた自転車のペダルをこがなくってもグイグイ引っ張ってしまい、ブレーキをかけながら走る程！力が強かった犬だったんですよ。しかし、もう１４歳！寄る年波には勝てないらしい。

クリックするとキャンプ場のホームページへジャンプします。

キャンプ場に戻ってみると、なんだかサイトが随分空いているような気がする。

通り掛ったオーナーの奥さんが、「帰る人がどんどんいるんで、空いている所なら何処でもお好きな所へ引っ越してもいいですよ～」って言ってくれたが、我が家も管理棟の前に陣取って今日で３泊目になる。

若い家族連れが多いので、親子４人で１泊￥８０００円也と、結構高額料金の掛かるキャンプ場生活なので、あまり連泊出来ないのかも知れませんね。・・・(^_-)-☆

ゴールデンウィーク最後の夜、夕闇迫る中、例によって火の子を先頭に火の神が現れて神聖な儀式が始まりました。そして、好評の為？連夜の出演となった「カツモニ」がアイーンと歌い出すと宴もたけなわとなり、続いてあの「ファイナルアンサー」のパクリ？で「クイズ：てるおねあ」が始まりました。

オーナーも太っ腹！全問正解者には、なんと賞金１万円！と言っていましたが、丁度！ここいら辺りで我が家も本日のメインディッシュであるハマグリやサザエが焼き上がったので、残念ながらクイズと賞金の成り行きは分かりませんでした。

それと、このキャンプ場は電波ロケーションもよく、ブースター無しで１～１２まで全てのチャンネルがよく映りますので、ナイター中継が楽しみなお父さんでも安心ですよ。

PAGE-TOP

■■■ ５月６日（月曜日）：最終日です。

● ２００２年のゴールデンウィークも今日で終わりです。

もう長～いことキャンプをやっていますが、ゴールデンウィークにベースキャンプを決めて同じ場所にじ～っと３連泊したのは多分初めて？じゃないかと思います。・・・ (^_^ゞ

という訳で、僭越ながら簡単にキャンプ場レポートをしてみましょう。

■ しあわせの丘リゾートオートキャンプ場

■ 千葉県勝浦市新戸６６８-１２： TEL：0470-70-1126

■ https://www.nap-camp.com/chiba/11973

項目と内容	コメント	評価
○ 管理体制・オーナー・スタッフ・イベント	ゴールデンウィークという特殊な時期に行ったので、コメントはひかえさせていただきます。・人柄よく、奥さんは美人でよく気が付く人・愛想もよく、皆勤勉です・企画力あり、これからも楽しみ	☆☆☆
○ キャンプサイト・テントキャンプ・キャンピングカー・クラブ・団体利用	全て区画サイトで、フリーサイトは無いようです。・綺麗な芝でご機嫌、広さも申し分なし！・２6ｆｔクラスまで余裕で快適！・まっ、ご自由にというところでしょう。	☆☆☆
○ ケビン	覗いてないので分らないが、数はたくさん有る	☆☆☆
○ 共用スペース・炊事場・ＢＢＱ棟・トイレ（水洗）・お風呂・温水シャワー・サニタリー・自動販売機・ガーデンテラス	通路は広めで花壇や芝で分かり易く仕切られている。ファイヤーサークルやベンチ、特設ステージなど、かなり充実しているが、大きな植栽がないため夏場に木陰は期待できない。・水栓の数も豊富で、冬場は有り難い給湯設備もある。・別棟になっているので、非常にいいでしょう。・いつ行っても綺麗（身障者用有り）・屋根付きの男女別露天風呂（大人１０・子供５ぐらい）・いつでも利用可（無料）・洗濯機：２００円乾燥機１００円・ビール・ジュース・アイスクリーム・管理棟の前にあり、生ビールありのＢＢＱガーデン？	☆☆☆
○ 遊戯施設	子供がいないので行かなかったが、アスレチックや夏場には簡易プールも作るようで、チョッとした遊園地並に充実している。他に、釣堀・ウサギ小屋・池・沼・田んぼなどの自然と戯れる場所も用意されている。	☆☆☆
○ 売店	チョッとした小規模スーパー並に充実している。お土産やキャンプ用品も品揃えが豊富。	☆☆☆
○ レンタル用品	・ビギナーセット ------ \10000円・テント（４～５人用） ---- \4000円・タープ -------------- \2000円・テーブルセット -------- \1500円・ランタン（燃料付き）---- \1300円・シュラフ ------------- \700円・毛布 ----------------- \300円・その他	☆☆☆
○ ゴミ処理	指定場所に分別、生ゴミ袋有料。	☆☆
○ 料金体系・利用料金（風呂付）・施設入場料・ケビン・デイキャンプ	・オートキャンプサイト：５０００円（電源：１０００円）・大人：８００円子供：６００円・１００００円・１０００円	☆

○ 総合評価

まずは、３周年おめでとうございます。

ゴールデンウィークの初っ端の忙しい時期に突然の訪問にもかかわらず快く迎えて下さったオーナーご夫婦や、スタッフの方々にお礼申し上げます。

今回、お邪魔した時点ではキャンプサイトは全て予約済ということで、本格的にサイト内でのキャンプ出来ませんでしたが、手入れの行き届いた気持ちのいい芝のサイトでテントキャンプのファミリーでは車＋テント＋タープと張っても余裕の感じでした。

とにかく広いサイトなんで、隣地との仕切りはありませんがある程度のプライバシーは保てていると思います。

まっ、強いて残念なところをあげれば、エリア内に大きな樹木がなく木陰が少ないということぐらいでしょうか。私達の今回のキャンプのように房総めぐりのベースキャンプには最適です。是非ご利用下さい。

私達夫婦もこの趣味を初めて２０年が過ぎましたが、とにかく首都圏近くで安心して他人に勧められるキャンプ場はそんなにありません。長いお付き合いを宜しくお願いします。

PAGE-TOP

キャンプレポートのメインメニューへ！

順路 ⇒ ’０２年７月：恒例の F-Camp に進む！