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でっかい道!大いなる北海道!1988 くるま旅!

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⇒ 函館朝市 ⇒ 大沼公園 ⇒ 長万部:昼食 ⇒ 洞爺湖温泉:入浴⇒ 31日 昭和新山 (泊)
⇒ 室蘭 I・C ⇒ 8月1日 富良野:島ノ下温泉(泊)
⇒ 富良野 ⇒ ラベンダーのかほり:昼食 ⇒ 旭川 ⇒ 8月2日 層雲峡 (泊)

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CAMP SCHEDULE
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HOKKAIDO CAMP-TOURING REPORT vol.2


函館埠頭:朝市

目が覚めると北海道である。\(^O^)/

って、当ったり前だい!昨日から着いてんだ〜よぅ〜!

さあ、今日からいよいよ!本番の 「大いなる北海道の旅」 が始まります。まずは、お馴染みの 「函館の朝市」 へと向かおう。

市場は函館の駅前にあり、まるで築地の場外売り場の様な雰囲気のところだ。

違いといえば鮭や毛蟹等の海産物などがメインになっている点で、食品、乾物、雑貨なども凄い種類が並んでいる。

また、中には新鮮な海産物を使った食堂も何軒かありさっきから観光客慣れした市場のおじさんやおばさんの大声が車の中まで聞こえている。しかし、困った事に市場の周りをぐるっと一回りしたが駐車場というものが見当たらない。

しかたないので広い通りに車を路上駐車して、くじ引きで留守番する人を決めて買い物に行く事にした。

すみません。m(_ _)m

車番をお願いした大倉さんと無線で連絡を取りながら、今夜のおかずにと生鮭、ホッケの干物、するめ等の買い物を急いで済ませて車に戻った。

 
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7月31日 函館〜有珠山・昭和新山(泊) HOME



大沼公園から長万部へ (昼)

今日は、洞爺湖畔のどこかキャンプに良さそうな場所を探す予定でいるが、初めての北海道ということもあり、地図を見ても全く距離感が掴めずにいる。果たしてどれくらいのペースで走れるのか、予定したコースをどれだけこなすことが出来るのか?少々不安の出発となった。

函館の市内で少し渋滞があったものの、市内を抜けて大沼公園を過ぎ太平洋側へ出た国道5号線は思った通り!信号の少ないとても走りいい道で、長万部にはお昼頃の到着となった。

昼食は名物のイカ飯、カニ飯、カニラーメン、磯ラーメン、それぞれの家族で色んな料理を注文したが、どれも新鮮な食材を使っているのでとてもおいしい。

ついでに晩酌の肴に毛蟹モドキ10匹(小さいものは1パイ100円)を仕入れ一路洞爺湖へと向かった。


洞爺湖温泉

長万部から国道37号線に入り、虻田から左に山道を少し登ると洞爺湖の温泉街へと入ってきた。
温泉街を暫く走ると、程無く洞爺湖畔の周回道路に出てきたが、この辺りはまさにバブルそのもののデラックスなホテルや旅館が多く、大きなお世話だが、周りの美しい自然とゼンゼン調和がとれていないように思えた。
湖畔の周回道路をグルッと半周ほどしたが、奥まったこの辺りはあまり開発が進んでらいないらしく、なかなかいいロケーションのキャンプ地は見つからない。
「取り敢えずお風呂にでも入りましょうか!」 と相談がまとまり、途中で見つけた 「入浴のみOK!」 の看板が出ていた旅館まで引き返すことにした。

旅館の名前は忘れてしまったが、大きく広々とした大露天風呂が付いた大浴場は、なかなかどうして立派なものだった。


7月31日 有珠山・昭和新山 (泊)

迫力です。

お風呂を借りた後、「この辺りでキャンプの出来そうな場所はありませんか?」 と旅館の人に尋ねると、「この先にキャンプ場があることはあるが、キャンピングカーだったらここの上の昭和新山の駐車場でも夜は静かだし多分大丈夫でしょう。」 と、教えてもらった。
洞爺湖畔でキャンプしたかったが、先ずはそこへ行ってみることにした。
20分程なだらかな山路を登ると、そこは有珠山の東側に最近噴火して出来たという昭和新山のロープウエイ乗り場の駐車場だった。
さすがに北海道らしく、駐車場も大きく広々としたスペースがある。
見渡すと、しっかりと全面舗装されているように見えたが、奥の方に草地の一角が見えた。ここの駐車場を管理しているらしいおじさんに、「今夜ここに駐車してても大丈夫ですか?」 と頼んでみると、「夜は寂しいですよ〜!それで良ければ、どうぞ!どうぞ!」 と二つ返事でOKしてくれました。
そうと決まれば支度は早い。あっという間にキャラバン隊は夕食の準備に取り掛かり、噴煙を上げる昭和新山の荒々しく男性的な山を見上げながら、例によって?北海道に、( ^_^)/☆!乾杯!☆\(^_^ )
とひと時の楽しい時を過ごしていた。と、突然!我等のキャンプ村にお客様が現れた。
なぁ〜んと・・・キャンプ初日からラッキー!野生のキタキツネの歓迎を受けたのでした。
子供たちはもう大騒ぎで(本当は大人の方が喜んでいた)写真を撮ったりしていた。
もう!だれだ!るーるーるー・・・ルールールーなんて言っている奴は!
もう!汚らしいからぁ〜!やめて〜!
思いっきり大自然?を堪能できた大いなる北海道の記念すべき第一夜は、こうして楽しく暮れていった。

これは、100円の毛蟹モドキです。

珍しいが、野生動物は、チョット汚いっす。

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8月1日 洞爺湖〜島の下温泉、富良野 (泊) HOME



昭和新山 (朝)

夕べは何日ぶりかでようやくまともな睡眠を取ったような気がしましたが、やはり北海道は湿度が低いのだろう。朝、目が覚めると真夏でも何とも清々しく気持ちが良い。
おまけに周りのロケーションは、ご覧の通り!大自然の真っ只中!雄大な昭和新山の裾野が眼前まで広がっている。駐車場にいるとはいえ、まさに最高のロケーションです。
『 ここに来て良かったね 』 ・・・ もういうことはない。
洞爺湖温泉街の皆さん、その節はご親切にして頂きましてどうもありがとうございました。
噴火の被害に遭われた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。暫くはたいへんでしょうが、どうぞ頑張って下さい。

大自然です。

熊ダー!ヒグマはでかい!

てな訳で、「今日はここで少しゆっくりしようよ!」 ということになり、熊牧場やガラス細工工芸館、おみやげ屋さんや物産展と、一通り見学してから、「札幌の友達に逢いに行くからぁ〜・・・」 と、一足先に朝方出発して行った、日下さんの後を追うことにした。

今日は、富良野辺り迄行く予定になっているが、大丈夫かな?少し(随分)出遅れてしまったようだ。

ここから富良野までのコースはいろいろ考えられますが、日下さんは中山峠超えの札幌経由のルートですから、後れを取った我々が時間を稼ぐには、北海道で唯一の高速道路、道央自動車道を利用するのが一番いいでしょう。

地球が丸く見えるという室蘭の地球岬に寄ってみたかったが、残念ながら時間が足りそうもないので、協議の結果、通過することにした。


室蘭 I・C から高速道路に乗る!

本物じゃないよ!

登別から、白老、苫小牧、千歳、恵庭、札幌、江別、岩見沢IC (右の写真は途中の素晴らしい!サービスエリア) と、200キロぐらいあるだろうか一気に走り抜けた。
ここから先にある函館本線に平行した国道12号の美唄・滝川間は、地図で見ると約20キロぐらい?ここがあの有名な 「直線道路・日本一」 の区間だ。
だが、残念なことにひどく渋滞している。
どんなに見通しの良い道かと期待していたのに前に大型車にでも入られるとあまり見通しが利かず、ガッカリしてしまった。
しかし、この道に限らず、北海道はどの道も真っ直ぐで信号も少ないので、どうしてもスピードが出てしまう。危ない!危ない?
滝川からは空知川の向こうとこっち、根室本線と並行して走る国道38号線芦別街道を約50キロ程走ると、富良野の市内に入ってきた。

「そろそろどこかお風呂でも探しますか!」 と、無線で言っていたところ、丁度タイミング良く 「温泉あります!どうぞ!」 の看板を発見!寄っていく事にする。

よっ!直線、日本一!


島の下温泉から富良野 (泊)

看板の日帰り温泉は、普通の農家に毛の生えたような (失礼!) 一軒宿でしたが、とても気分の良いお風呂でした。

富良野の町にやって来ました。

さて、今夜の宿泊地ですが、富良野の町の観光地図を片手にうろうろすること数十分?、やっと一軒のキャンプ場を探し当てた。
そのキャンプ場は、バイクや乗用車+テントキャンパーのみを相手にしているらしく、断られた訳じゃないんですが、大きなキャンピングカーが4台も入れるスペースなどは全くない。
しかしここは北海道!ちょっとした公園にもデーんと大きな駐車場があるんです。
「ここはダメだね〜!」 と、Uターンするつもりで入った近くの河原にある公園の駐車場だったんですが、全員一致で 「まっ、今日はここでいいか〜」 と、いうことになった。
本日のキャンプグランドはアスファルトの上なので気分はイマイチ!ですが、贅沢いっちゃ〜いけません。
それでも手入れの行き届いた公園に隣接しており、水銀灯の下でクワガタ虫 (東京に帰っても生きていた) が取れたり、バイクでツーリングをしている関西から来たお兄さんやお姉さんといろいろな話が出来たりと、楽しくてなかなか盛り上がった富良野の夜になりました。
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8月2日 富良野〜旭川〜層雲峡 (泊) HOME


 富良野と言えば、そう!あの 「北の国から」 の (朝)

皆さん記憶にあることと思いますが、なんといってもあの大ヒットしたテレビ番組の 「北の国から」 のロケーションをした場所として有名ですね。
今日はその五郎さんの建てた丸太小屋や、ひと山全部がラベンダーの花畑という所などを見学するつもりなので、ミーハーのうちの奥さんはもう大喜びです。
朝から娘とその話題で大変な騒ぎになってます。

北の国からのロケ地です。

あの丸太小屋のある場所は、有名なテレビ番組のロケーション場所としてそっくりそのまま保存され、人気の観光スポットとなっています。
大きな駐車場には観光バスが何台も来ていて、場内は溢れんばかりの凄い混雑になっています。
ドラマのロケーションの時のスタッフの宿泊用にでも建てたのか、いくつもの小さな丸太小屋があっちにもこっちにも建っていて、今ではその中の何棟かが売店になっている。
「これじゃ〜原宿にいるのと同じだね。」 と言いながら、富良野に来た記念にと、お父さん達は全員お揃いの帽子を買い、お母さんや子供達はアイスクリームやクッキーを買い込むと、うんざりするような人混みから逃げるように次の目的地ラベンダーのお花畑へと向かった。


ラベンダーのかほり

富良野の町の花 (本当は知らない) であるラベンダーの甘い香りに誘われて来た所は、冬はスキー場、夏は一面紫色のラベンダーの山という素晴らしいロケーションの所です。

駐車場のすぐ脇からリフトに乗れるようになっていますが、大きな音であの懐かしい歌声が聞こえてきた。

そうです!その通り!

さだまさしの歌うあの北の国からの主題歌!ルールルルー・アーアアアー・としか歌わないあの曲である。

それが、エンドレスで流れているから、たまりません。

山また山が、ぜーんぶラベンダーダー!

みんなは一気に山頂まで楽なリフトで上がっていったが、私はそうはいかなかった。
何故かご機嫌の悪いワガママ息子を宥めながらリフトの横にある階段を、おぶったり、抱っこしたりしながら息を切らして登らねばならなかった。
もうすぐ60キロ?になろうかというお荷物を背負って、いったい、何段の階段を登っただろう。
山頂に着くと夕べのビャ〜ルが全て汗に代わって出てしまい、びっしょりになってしまいましたが、なんとそこはもう別天地!極楽とはこんなところか?実に気持ちがいい!
一面、紫色のジュータンで覆ったような山が、何と!何と!隣にも、またその隣も連なっているじゃ、あ〜りませんか!どうやら丁度この花の最後の時期に間に合ったようで、紫色の一つ々の花と眼下に見える富良野の町との一体となったコントラストは、言葉や文章では表現の出来ない美しさです。
ここでもう一泊したいと思いつつも、まだ先は長い!後ろ髪を引かれる思いで富良野の町を後にすることにした。


 旭川から層雲峡へ向かう!

層雲峡です。1

国道237号線は旭川まで約35キロ、あまり道が良くないが道の両側には季節の花 (実は花の名前を知らない) が植えられて凄く印象がいい。
見渡す限りの麦畑、地平線が見える程果てしない牧草地、やはり北海道だ!スケールの違いを存分に見せ付けられているような気がした。
旭川から今日のキャンプ予定地である層雲峡迄は、国道39号線を約80キロ、石狩川に沿って穏やかだが登り坂が延々と続く。
河原に良さそうなキャンプ地がないかと思いながら走っていたが国道沿いに 「○×キャンプ場入り口」 なる看板を見つけた。
みんなを路肩に待機させ、キャンプ場の中に入って行くとびっくり?した。
ここのオーナーは何をどう勘違いしているのか分からないが、林の中に何軒かバンガロー風?の建物が建っていて、それらは全部2階建てになっている。
1階がガレージで2階がバンガロー?これじゃあ!まるでモーテル?と思ってしまう様な、ナンとも変なキャンプ場?で、いわゆるアウトドアでキャンプする様な場所はどこにも見当たらない。
暫く走ったが、このようにキャンピングカーなんか入れなく、そんな人には全く用の無いようなキャンプ場はここだけでは終わらなかった。面白い様に後から後から色んな形式や企画のキャンプ場がどんどん出現してくる。
チョット、頭が○×△になっている内に、とうとう層雲峡の見事な渓谷に入ってきてしまった。
ところが、ふと眼下の河原を見下ろすと普通にテントキャンプ?をしているように見えるキャンプ場を発見したので早速入り口に車を停めて場内を見に行った。
ここなら大丈夫、なかなかいいところである!。
早速、受け付けに戻って 『お願いします。』 というと、『 そんな大きな車は困ります。キャンプ場の中に入れることは出来ません!』 と断られてしまった。
「ホンと良く分かんね〜!北海道は何てキャンプに理解の無いところだ!」 と、みんなでブツブツ・・・と話していると、・・・
「野球場の駐車場で良ければ、明日の朝までいてもいいよ!」 と、なんか人助けされた様だが、タダでは無い。しっかり料金を取られてしまった。
が、しかし、これでやっと落着く事が出来る。隣はキャンプ場なんだから 「マッイーカ!」 ってとこで、前にも書きましたが、ここのキャンプ場にも面白いものがあったので、ご報告いたします。

層雲峡です。2

それは、一般家庭でもよく見掛ける一坪ぐらいの鉄板製の物置 (イナバとかヨドコウとか) に小さな窓を付け、床にはベニヤとござが敷いてあるだけで、立派 な「バンガロー?」 という顔をして建っている。
どうやら、バイクの人たち (こちらでは蜜蜂族と言うそうだ ) 用の宿泊施設らしいんですが、シーズンの短い北海道では仕方ないのでしょうか?まっ、野宿するよりはいいのかもしれませんが、タダではない、これでもしっかりお金は取られる。う〜ん・・・恐るべし!と、何とも唸ってしまう。
夕食後のひと時、ふとキャンプ場の入り口の方に目をやると層雲峡温泉の看板の付いたバスが停まっていてぞろぞろとみんなが乗り込んでいる。
聞いてみるとお風呂を貸してくれるホテルの送迎バスなのだそうだ。チョット待ってて貰い、我々も大急ぎで支度をして便乗させて貰うことにした。
しかし、北海道をくまなく周った訳ではないが、官と民、都会人と地元人の観光開発やリゾート開発に対する考え方には結構開きがあると、あらためて考えさせられました。ねッ・・・(^_-)
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