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<< Camping-Car Touring Vol 6. 池田町〜苫小牧 >>
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ここの展望台からは、目の前にどーんと広がる十勝の大平原、その先には遠く大雪山連峰まで広大なパノラマが開けている。 ここまで随分頑張って登ってきたので、車も運転手もみんなちょっと一息です。 展望台で少し休憩したあと、元気を取り戻し暫く走ると日勝トンネルに突入する。トンネル内は少し上り勾配 (私の車は、なぜか登り坂がすぐ分かる?) になっているが、どうやら途中で分水嶺になっているようだ。 トンネルを出た先からは沙流川に沿って穂別国道と名前も変わり、日高の町へとどんどん下って行く。 渓谷と原生林が延々と続く素晴らしくきれいな道である。ごみや空缶などは、一つも落ちていないし、沿道の民家は家の前に見事に花を咲かせている。まさに観光道路の見本のような素晴らしく良い道だった。
● アイヌ集落、二風谷 1時間ぐらいだったろうか、原生林の真っ只中を気持ちよく走り抜けて(なんてたって!下り坂ですから〜! )行くと、空気の匂いで牧場地帯に入って来た事が良く判る。 いよいよサラブレットの故郷!日高に突入してきたようだ。しばらく走ると二風谷というアイヌ集落がある筈で、そこへチョッと寄って行くつもりでいる。 現存しているアイヌ集落として広く知られている二風谷ですが、その集落の中に「二風谷アイヌ文化資料館」という展示施設があり、そこでアイヌの生活文化の現在に至るまでの経過が一目で分かるように展示している施設がある。 屋外の展示場では一昔前のアイヌ集落の様子をそのまま再現していて、屋根も壁もすべてわらで出来ている家が四軒ほど建ててあり、その家の中でアイヌの血統を受け継いでいるであろう独特な顔をしたおじさんやおばさん達がいろいろな作業をして見せてくれている。
● 紋別からケンタッキーファームへ 何とも嫌な思いをしてしまったが、「いろんな事があるさ!」と気を取り直して走り出す。道の左右に広大な牧場風景が広がる道をしばらく行くと、サラブレットがたくさん放牧されているのが見える場所に出てきた。 ここ日高の地は、競走馬の育成をしている牧場が多いことでも有名ですね。競馬ファンでなくても名前ぐらいはみんな知っているだろう。かつて大人気だったあのハイセイコーを世に送り出した牧場もこの辺りにあるらしい。 国道237号線を、日高の町から約60キロ・・・この先はもうすぐ太平洋!という所、紋別町の少し手前に北海道最後の楽しみで一度は来たいと思っていた 「大自然の中の観光牧場」 そう!あの「ケンタッキーファーム」がある。
● 8月9日:日高ケンタッキーファーム(泊)
しかし、何といってもここに来たら一番人気は、やはり乗馬でしょう。 その他の施設としては、フィールドアスレチック・テニスコート・アーチェリー・釣り堀・放し飼いの小さな動物園など々・・・数え上げたらきりがない程ありとあらゆる屋外遊戯施設が揃っている。 勿論!オートキャンプは出来るが、広〜い牧草地のどこでもお好きな所でご自由にどうぞ!といった感じでこれは少々力が入っていない。宿泊施設を使わない客は、あまりお金を落とさないのでいた仕方ないと思いますけど?!
レセプションデスクで受付をする時に「是非どうぞ!」と勧められて、バーベキューディナーをリザーブする。 お父さん達は今夜が楽しみですが、子供達はお目当ての乗馬コーナーにもう走って行ってしまった。度胸の無いお父さん達を尻目に女房子供達は全員!馬に跨り颯爽と走っていった。
大いなる北海道の醍醐味(肉の部)をたらふく味わった。日高の夜は、とても美味しくてロマンチックに全員笑顔で盛り上がったぞーっ! |
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● 日高ケンタッキーファーム(朝) 朝早く、種類の分からない鳥の声で起きると「空気が澄んでいて何て気持ちがいいんでしょう!」ナーンて・・・今日は、久し振りにカミさんがいい顔をしている! まして牧場だからまた悩まされると思っていた例のお尻の尖ったあの虫が、今日は少し空気が乾燥しているせいか一匹もいない。昨夜はどこのファミリーも久し振りによく眠れたようで、みんな早起している。 朝食支度のキャンプ場は実に清々しい! 日高の原野に吹く爽やかな風が、キャンプサイトに名も知らぬ花の香りを運んできてくれて実に呼吸が気持ち良い。今日は、最後となったこの大いなる北海道を存分に楽しんで行こうと思う。
我がファミリーと、山田ファミリー、それにもう一組の三家族総勢11人を乗せても一頭の馬だけの本当の一馬力で力強く引っ張って行く。 昨日、馬数十頭分位の馬力がある筈の我が愛車が「キツイヨー!」といって唸って登ったあの坂道を鞭一発! 白樺林の中をの〜んびりと散歩したり、みんなでアスレチックをしたり、ケンタッキーファームでは名残惜しくてお昼頃までたっぷり遊んだでしょうか、午後は国道235号線を日高本線と共に太平洋の潮風を浴びながら、一路!最終目的地苫小牧のフェリー埠頭へと車を走らせた。
● 紋別、苫小牧、フェリー埠頭
● 8月10日 苫小牧フェリー埠頭 (泊) 苫小牧フェリー埠頭の一番奥まった所がコンテナヤードなっており、山の様なコンテナーに囲まれたその一角が眠るには静かで良さそうな場所である。 各ファミリーともキャンピングカーの中で調理をして夕食を済ませた後で 「もしかしたら青森から函館へ渡った時のように今夜もまた空いている便があるかもしれない?」 と乗船手続きを済ませ、ひたすらキャンセル待ちをすることにした。 待ちに待って粘りに粘ったが、柳の下に二匹目のドジョウは出てこなかった。 一・ニ台分あいている便なら何便かあったが、全長7メーターの車3台をいっぺんに乗せろ!というのは、やっぱり無理だった様だ。しかたなく予約した通り、明朝、AM09:30の便で行くことにした。 「どうも・・・お疲れ様でした (^_^ ゞ・・・おやすみなさい・・・」 |
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