● 霧多布湿原琵琶瀬原生花園駐車場 (朝) 摩周湖を目指して!
昨夜は暗くなってからの現着だったので、周りの状況がどうなっているのか真っ暗闇で良く分からないまま眠ってしまったが、どうやら我々は大きな牧場の一角に居るらしい。
気が付くと何頭かの馬が人懐っこくキャンピングカーのすぐ脇の柵のところまで来ており、子供達と遊んでいるが、子供達は夕べの残り物を馬にあげているようだ。
それにしてもここは虫が凄い!夕べは少し蒸し暑かったので、前の窓を網戸にしたままで寝てしまったんですが、多分その網戸の隙間から入ってきたのだろうが?小さな1〜2ミリのお尻の尖った見たことも無いような虫がびっしり窓の内側に付いている。
何とも気持ちが悪いが、飛び立ってくれそうもないので一応雑巾で拭き払ってから朝食を済ませた。後で聞いた話だが、この虫は馬にたかる虫で人を刺すこともあるそうだ。
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さあ今日は、いよいよ!今回の 「大いなる北海道の旅」 のメインイベント!あの 「霧の摩周湖」 を目指します。
気を取り直して 「いくぞーっ!」 ・・・(^_-)-☆
● 茶内原野・別海町・西春別原野・弟子屈町・そして摩周湖
日下さんは、「釧路のフレンド局に会い、それから合流するから!」 と、今朝は一足先に出ている。さすがに1アマですね!ローカルが違います。・・・(^
_ ^ ) V
我々は、大倉ファミリーのお姉ちゃんの希望により、「ムツゴロウ動物王国 」 へ立ち寄ってから摩周湖に向かうことにした。
本日は、霧多布湿原から国道44号線を突っ切り、茶内原野から別海町、国道243号線に入り西春別原野、そして弟子屈町へと根釧原野の西の端をかすめ摩周湖へと出るルートだ。
そして、いよいよ!しつこいですが・・・いよいよ!・・・

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「霧の摩周湖」 として有名なこの場所、
我々は「超ラッキー!」快晴ダー!
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昨日まで何日も呪われた様に悩まされていた霧だったが、何と!ここに来て・・・
あの♪霧〜に抱かれて〜♪ と歌われた霧のメッカではスカ〜ッと嘘のように晴れた!
売店のおばさんも、「あんた達は運がいいよ!何回来ても、何年通ったって今日のように綺麗な摩周湖はめったに見られるもんじゃないよ!」 って、いっていました。
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摩周湖の引き擦り込まれるような濃い藍色の水面に、小島がひとつ見える。
絶壁の後ろにそそり立つのは怪異な姿をした摩周岳(カムイヌブリ)だ。アイヌの人々が神の山と呼んで恐れたのもなるほどと思える本当に神秘的な風景です。
釧路を経由してこちらに向かっている日下さんが、ここに来る時まで霧が晴れていてくれればいいなー!と思いつつ、摩周湖を後にすることにした。
● 屈斜路湖・砂湯温泉・摩周温泉・川湯温泉・仁伏温泉・砂湯・赤湯・池の湯
湖を周回する道路の無い摩周湖は、湖畔を四分の一程走ると道なりに次の目的地 「屈斜路湖」 へ行くルートになる。

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途中、右の写真の硫黄山を見学した後、屈斜路湖の周回道路に入ると、摩周温泉、川湯温泉、仁伏温泉、砂湯、赤湯、池の湯と、まるで温泉横丁、「夜店状態」
の所に入ってきた。
ここはすごい!んです。
温泉の数だけでも10箇所以上はあるでしょうか?
こんなに集中しているのは日本中でも恐らくここだけじゃないかと思います。
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屈斜路湖の湖畔にやって参りましたが、ここは、波打ち際のあちこちから温泉が噴出している素晴らしい温泉郷で、中でも砂湯温泉はみんな大変気に入りました。
ここ砂湯周辺は、一般の宿泊施設を一切シャットアウトしたキャンパーだけに開放されたキャンパー天国になっています。
水場、炊事場、トイレ等の設備は勿論のこと、水上スキー、モーターボート、手漕ぎや足漕ぎのボートなどの行楽施設も整っていて、こういう施設は有り難いですね。
湖畔の何処ででもキャンパーが思う存分に楽しめるように整備されている、我々キャンパーにとって、みんなが望んでいた夢の様なキャンプ場です。(ちょっと誉めすぎ?)
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特筆すべきは、そこでキャンプする人すべてが、自分たち家族専用の露天風呂を持てる!ということで、湖畔に向けて広げたキャンプサイトの波打ち際の砂を少し掘ると、そこから暖かい!いや!熱いくらいの温泉がどんどん湧いて出てくるから不思議である。
自分達の入れるくらいのスペースの穴(風呂)をサイドテントの前に掘ればそれだけで準備 “OK” たちまち立派な家族専用露天風呂付きキャンプサイトの出来上がりである。
● 8月6日 屈斜路湖畔砂湯温泉キャンプ場 (泊)
前置きが長くなりましたが、要するにどーしても!ここでキャンプをしたくなった! という事を言いたかった訳でした。
しかし、ここは道内でも屈指の人気の場所らしく、空いているスペースは見渡す限りどこにもなく、海岸線(湖岸線)にはずら〜りと、テントが並んですし詰めの満員状態になっている。
あっちを向いてこっちを向いて途方に暮れていると、北海道の人は親切です。少しずつスペースを詰めてくれて、(ちょっと強引だったかな?すみません)どーにか3台入るスペースが出来ました。
キャンプの準備が出来ても今日はまだ昼を少し過ぎたくらいの時間なので、子供たちは湖へ泳ぎに行き、お父さん達はやっとひと休みと、ここまで来てやっとのんびりを決め込む贅沢ができた。
「やっと落着いたね、カンパーイ!」と差し出した缶ビールの先に、お〜っと!日下さんのキャンピングカーがブーンと通り過ぎてくのが見えた。「あれ〜っ!」
と、急いで追いかけて行くと、彼等も我々のキャンピングカーを見つけたらしくキャンプ場入口の少し先で止まった。
ここで一緒にキャンプしたらと誘ったが、彼はいたって元気だ。
これから美幌峠に登って東京の親父さんと無線交信してみる!といっていた。
そう言えば、私達の方も、今日は東京の「 空開無線倶楽部 」の連中が富士山に登って移動運用をしている日の筈で、うまくいけば北海道と富士山がつながるかもしれない?。
午前中廻った摩周湖ではあれほどいい天気に恵まれていたのに、そんなに離れていないここでは夕方になるとひどい雨が降り出してきた。
早めに夕食の支度をして、どしゃ降りの中で落ち着かない食事をしていると、雨も次第に小降りになってきた。すると突然!湖の方から花火の乾いた音が「パパーン!」と響いてきた。
夏休み中のキャンプ場では花火のマナーは云々・・・なんていってられない!それはヤボというもの!
それじゃーこっちも用意してきた花火をやろう!と子供達は大喜びだ。
いままでどこでも見なかったので、北海道の人達は花火があまり好きじゃないのかと思っていたんですが、仕入れてきた花火にやっと火をつけるチャンスがきた。
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私と山田さんはといえば、先程より本日富士山の五合目辺りに移動運用しているであろう、東京の 「空開電波倶楽部」 スカイオープンハムクラブの仲間と交信すべく、さっきから一生懸命コールしていた。
一時間ほど色々と頑張ってみたが、どうしてもコンタクトすることが出来なかったので、「やっぱり無理か?!」 と、今回は諦めることにした。
本当は、高出力の為にバッテリーが心配で止めたんですが、これは内緒です。
しかし、ここ屈斜路湖砂湯キャンプ場では、みんなが少しノンビリ出来、子供達も海水浴や花火が出来たので、やっと・・・キャンプらしいキャンプができた日と、いえるだろう。
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