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SUMMER CAMP TOURING 2001 Vol.3

<< 平成13年8月11日〜16日 >> 本州最北端の下北半島・津軽半島巡りと温泉キャンプ!

 
CAMP REPORT 2001
平成13年の主なキャンプ活動!
  04月:田貫湖:天使の森AC
  GW1 塩原・鬼怒川
  GW2 沼田・星の降る森
  07月 乗鞍:F-Camp
  08月 夏休み:青森 その1
  08月 夏休み:青森 その2
  8月 夏休み:青森 その3
  08月 夏休み:青森 その4
  11月 福島・茨木:紅葉狩
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CAMP REPORT 2001


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Vol.1 Vol.2 ★ Vol.3 ★ Vol.4


⇒ 野辺地 ⇒ 小湊 ⇒ 浅虫温泉 ⇒ 青森市内 ⇒ 津軽半島 ⇒
⇒ 義経寺 ⇒ 龍飛崎 ⇒ 青函トンネル・灯台 ⇒
⇒ 龍泊ライン ⇒ 十三湖 ⇒ 車力村 ⇒ 七里ガ浜 ⇒ 津軽平野 ⇒
 
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8月14日 (火曜日) 4日目:道の駅:横浜 21℃:曇りのち晴れ HOME


ここまでの走行距離は1080キロで、我が家を出発してから今日で早くも4日目となりました。
走行距離は1000キロを超えたが下北半島をだいたい一周することが出来たので、これで今回の旅の目的の半分は達成したと云える。
残す目的地は龍飛崎と岩木山だが、休暇の残りはあと二日間しかないので帰りの距離を考えると下北半島一周を残す今回の旅行計画を全て達成できるかどうか分からなくなってきた。
まっ、仕事のノルマではないので、その時はその時で仕方ないでしょうね。・・・(^_-)-☆


AM 07:30 下北半島から、竜飛崎を目指して!

昨夜は、久し振りに旅の仲間となった人と語り合い、うまい酒を飲み、涼しいこともあってぐっすり眠れた。
6時頃、道の駅に来る集配のトラックのエンジン音で目が覚めてしまったが、やはり交通量はかなり少ない。国道から 2〜300m しか離れていないのに、夜間はとても静かだった。
さあ、今日も300キロ以上の長距離は走らなければならない。気ばかり急いてしまうが、軽く朝食を取って出発することにする。
本日は先ず、青森方面を目指す事になるが、この先のみちのく有料道路は仕入れた情報によると殆ど開通しているらく、行ってみたい気もするが、今回の旅の計画(目標)は本州最北の海岸線をトレーラーを引いて走る!という事にしているので、海岸沿いをトコトコ行きましょう。


AM 09:00 野辺地・浅虫温泉・そして青森市内へ

「道の駅:横浜」 から国道279号線をJR大湊線に沿って野辺地迄やって来たが、近道をしようと思ったら街中で少し迷ってしまったらしい。
どうにか元のルートに戻ると、ここからは国道4号線に乗り換えるようだ。更に平行して走っているJRも東北本線と名称が代わり、いよいよ青森県両半島の丁度真ん中辺りまで来たらしい。
この辺りにも夏泊崎・油目崎と小さな半島があることはある。夕べ読んだ観光案内に白鳥の飛来地(渡来地)があると書いてあった様な気がしたが、まごまご探している内に、どうやら通り過ぎてしまったらしい。
逆回りしてもいいと思いながら入れる道を探している内に、浅虫温泉という何故か熱海の温泉街に似ているようなところに出てしまった。
どこかで貰った青森県の観光案内に載ってはいなかったが、国道沿いには小さな道の駅もあって駐車場にはグループで来ているのだろうかクラスA・クラスCといった大型のキャンピングカーが5〜6台でクラブキャンプしている。
中に入って一周してみたが、温泉付きなんで人気の場所なんだろう、駐車場内は通路まで満車状態で駐車するスペースは空いてなかった。最もでかいキャンカーに乗っている人達は、普通車3台分を2台で使っている。
この辺りをざっと周ってみたが、水族館や沖の湯之島、白鳥の渡来地である白根崎、ヨットハーバーに温泉と、青森の市内からも近く遊ぶ所には事欠かない、いい所の様だ。
こんな所での〜んびりキャンプしたかったですが、駐車スペースも時間も無いので諦めます。
国道4号線はここから少し海岸線から離れて山側に移る。いつの間にか道幅が広くなり、車線も2本から3本と増えてくるといよいよ青森市内に入ってきた。


AM 10:20 義経寺は、松前街道の終点にある。

青森の市内で国道4号線は国道7号線にバトンタッチして、秋田・新潟方面へのルートへと変身する。我々はもう一本の国道280号線で、竜飛崎を目指してここから更に北上する。
北海道を思わせるような雄大な下北半島に比べると、こちらの津軽半島はどちらかというとやや男性的で、アルプスのように山が深くなっている。
海岸線に沿った崖の上に一列から二列の家が並ぶ細長い形をした集落が多い。いわゆるどこにでもある小さな漁村の風景が、延々と続く。JR津軽線と寄り添うように国道280号線を北上すると、蓬田村、蟹田町へとやってくる。
竜飛崎へのルートはここで二又になり、国道280号線は海岸線をそのまま北へ行き、景勝の袰月海岸を通るコースだ。もう一本はJR津軽線と共に中央の山超えの道になっている。

ここが松前街道の起点!

義経龍神碑、静御前龍神碑、

三厩の港

津軽三厩(みんまや)、義経はここから大陸に渡り、ジンギスハーンになったという〜
JR津軽線はその先で津軽海峡に突き当たり、ここ三厩駅で終着駅となるが、少し手前から分岐したJR津軽海峡線は、幾つかの山をトンネルで貫いた後、津軽海峡の海面下へと潜って行く。
例によって、私達は海岸線をどんどん走って行ったが、この道の歴史は古く先程の三厩という町迄が松前街道といったそうだ。三厩の町まで来ると、竜飛岬まではもう一息だ。
街道沿いにちょっと面白い形をした大きな岩山?を見付けたので、ここで一息入れることにした。良く見ると、メガネの様に円く二つの大きな穴があいている巨大な岩があり、側面には龍の形がネオンで描かれている。
地元の人達はこの岩を龍神と崇めているらしい。また、この岩の上には義経寺という由緒ある寺があり、見上げるどこまでも延々続いた階段になっている。
汗をかいて登らないと御利益がないんだろうか。真ん中の写真はその竜神岩の前ですが「源義経龍神碑」「静御前龍神碑」と、書かれた石碑が立っています。
うしろの龍神岩の龍の形をしたネオンはいつ点灯させるのか分りませんが、火が入るとさぞかし綺麗な事でしょう。また、この三厩の港からは北海道へ渡るフェリーも出ているようです。
ついでに青森県と北海道間のフェリーの運行状況を記しておきます。
また、先程の分岐点である蟹田町から向こう側、下北半島の脇野沢へ渡るフェリーもあるようです。
まだ他にもあると思いますが、ざっとこんなところでしょうか・・・
■■ 本州側 ■■ ■■北海道側 ■■
  津軽半島:三厩港 松前半島:福島港
  青森県:青森港 函館港
  青森県:野辺地港 室蘭港
  下北半島:大間港 函館港
  青森県:八戸港 室蘭港・苫小牧港


AM 11:00 津軽半島の先端は、龍が飛び立つところ。

国道280号線(通称:松前街道)は三厩村で終着となりますが、その名を県道281号線と改めて龍飛崎の先端まで行く事が出来るようになっています。
終着となった国道は、ここから339号線へと名前が変わり津軽半島の残りをぐるっと回ります。
龍が飛び立つ!という地名が付くほどなので、吹き出したらさぞかし強い風が吹くことだろうと思いますが、今日は凪の無風状態で、飛び立つ龍の姿は想像する事さえ出来ません。
風力発電用の風車でしょうか?山の上に何基か白く巨大なプロペラが見えてきましたが、どうやら今日の様な爽やかな風では回ることが出来ないようです。
地図には 「竜飛ウインドパーク」 と出ているので、単なるオブジェかもしれませんが、遠目では非常に美しい姿をしています。その大きさは、そばで見たらきっと迫力があるに違いないと思い、案内板に従ってよっこらしょと急坂を登っていった。

龍飛トンネル駐車場


龍飛崎

急な坂を登り切ると「青函トンネル記念館」という大きなアーチ状の看板の下をくぐるようになっている。
突然大きく空が広がった。もう、ここは竜飛崎の先端らしい !!
灯台が向こうに見えるので、それは後で行ってみるとして、先ずはこの「青函トンネル記念館 」とやらへ、行ってみることにしよう。
大きな駐車場は道の駅と施設を兼ねているらしく、御多分に漏れず例によってキャンピングカーが何台かいる。
ここでもまた普通車の駐車スペースはガラ空きなのに、施設に近い観光バスや大型車の駐車スペースが全て乗用車で塞がれている。
駐車する場所の無い観光バスが仕方なく路上駐車で待機しているようですが、側に行って思いっきりクラクションを鳴らしてやればいいんですよ。もう何処へ行っても慣れっこで、腹が立たないんでしょうか。
駐車場に管理・整理の人員を配置するようになれば、それなりの料金は自分達に跳ね返ってくる!っていう事が分かんないんでしょうか!
駐車の仕方だけじゃないですよね。い〜歳をした常識や分別があるであろうオトナが、公共の場で自分よがりのマナー違反を平気でしている光景をよく目にします。文句を言う気にもなれませんよね。
歳を重ねた人は、人として、人生の先輩として、生きてゆく手本を示すべきで、率先してずるい生き方を示されたんでは困ってしまいます。
金髪&ピアスの若いお兄さんお姉さん達の方が礼儀正しいと思うのは私だけでしょうか。お〜っと、また話が脱線してしまいました。失礼・・・(^_-)-☆
さて、昭和63年に開通した青函トンネルの、当時の様子がそのまま展示されているここ 「青函トンネル記念館」ですが、どんな所かざっとご紹介しておきましょう。
開館期間 ⇒ 4月〜11月 : 入館料 ⇒ 300円 : 体験坑道 ⇒ 900円で、世界最長の海底トンネルの構想から完成までを映像や資料、立体モデルなどを使って詳しく紹介しています。
また、遥か海面下140メートルまで続く斜坑をトロッコ電車で下りて、実際のトンネル工事がどんなものだったのか、ほんの障りだけ体験する事が出来るようになっています。

青函トンネル工事現場見学

この向こう側が北海道だそうです。

津軽竜飛岬、感動の青函トンネルを見学!〜
この場所のレポートを書いていると、長くなると思いますので、興味のある方は、どうぞ下記へお問い合わせ下さい。
財団法人 青函トンネル記念館
TEL 0174-38-2301 FAX 0174-38-2303
〒030-1700 青森県東津軽郡三厩村字龍浜99

青函トンネル記念館:公式ページ
http://www.seikan-tunnel-museum.com
青函トンネル記念館で、ちょっと嬉しい事がありました。
昼食をとったレストランで、私は日替わり海鮮定食 (¥1000円)、カミさんはまたもや生ウニ丼 (¥800円) を注文したんですが、日替わり定食は海の幸たっぷりの海鮮ラーメンとミニ海鮮丼のセットで、女房の注文した生ウニ丼はイクラと二階建てになっている超豪華版でした。
大間崎で3000円も払って感激していたあのどんぶりは一体なんだったんでしょう。まるで値段が逆ですね。
こういう人が大勢集まるような観光地で、安くて美味しい食事に巡り合うことが出来るとホント得した気分になりますし、感激します!。


PM 14:00 龍飛崎から飛び立つ!

満足顔で「さあ、行くか〜!」と、灯台に向かうことにしたが、レジで聞いてみると歩いて行くには少し距離があるとのことだった。そういえばすっかり忘れていたが、さっき見付けたあの風車のある「竜飛ウインドパーク」にも行かなくてはならないので、車で行くしかなさそうだ。
先ずは灯台へ行って見ようと走り出した。
レジのお姉さんは、2キロぐらいといっていたが、途中には日帰り入浴の出来る竜飛崎温泉や竜飛崎野営場などもあり、強い風さえ吹かなければ実に素晴らしい所でしょう。
本当にデコっぱちのように津軽海峡に突き出した竜飛崎の崖の上に真っ白い灯台が良く似合う。これは船上から見たらさぞかし綺麗なことだろう。
灯台へ続く道には、かなり長い車の列が出来ている。
やはり、せっかくここまで着たんだからちょっと灯台に寄っていきたい!というのは人情というものだが、もう20分ぐらい並んでいる。やはり、少し無理をしても歩いてきた方が良かったのかもしれない。
やっとの思いで駐車場に辿り付く事が出来たが、思った通り崖の上を削ったような小さな駐車場なのでどっちを向いてもこんなに長い車を駐車するスペースはない。それより奥へ駐車したら夕方まで出る事が出来なくなりそうだ。
結局、駐車場の中をぐるっと回って帰らざるを得なかったが、お客さんの見学が終わるまで延々とグルグル回っている観光バスの運転手さんは可哀想だったですね。ここでも観光バスの専用駐車場に乗用車が平然と置いてありました。


国道339号線 ⇒ 龍泊ライン

⇒ 十三湖 ⇒県道12号線 ⇒ 車力村 ⇒ 七里ヶ浜 ⇒ 国道101号線 ⇒ 鰺ヶ沢 ⇒ と、お岩木山まで2時間の快適なドライブコースだ!
という訳で、もう少し待っていれば何処かの場所が空いたのかもしれませんが、江戸っ子なもんですいません!こういうの待ってられないんです。
お陰で「龍飛ウインドパーク」へ行くことすらすっかり忘れてしまい、日本海の方へ向かってどんどん山を降りて行ってしまいました。
(例によってカミさんはブツブツ言ってますが、)
写真は灯台を引き返してすぐの道、龍泊ライン(国道339号線)といいます。まるで墨絵か絵ハガキの中を走っているような素晴らしい景色の気持ちのいい道です。

龍飛崎を後に

津軽海峡から日本海へと一気に駈け降りて行くこの素晴らしい龍泊ラインは無料!で、料金所はありません。
竜飛崎を目指しているであろう5〜6人の自転車に乗ったグループと時々擦れ違いましたが、夏休みの学生さんだろうか?中には女性の姿もあったように見えた。
我々の車はどんどん坂を下っていますが、この道を登るのはたいへんだと思う。

>龍泊ライン(国道339号線)

写真でもお分かりのように凄い勾配になっている。
何処かのキャンピングカーだと目いっぱい床を踏んでも時速30キロ、いや20キロといったとこでしょうか。・・・(^_-)-☆
この道は、幅が広いので自転車がいても安心ですが、サーキットのようにバンクがついている程きついカーブになっています。
殆んどの人が疲れ果てて自転車を降りて押していますが、空き地も日陰もあまりないので、休む事すら侭ならないと思います。
手を上げて笑顔で気持ちよく挨拶してくるもんだから、「もう少しだから、頑張って〜!」と、窓を開けて思わず叫んでしまいましたが、あと何時間かかる事やら・・・暗くなる迄に龍飛岬に辿り着けるといいんですが・・・ねぇ〜!


七滝・青岩・海水浴場?から小泊岬へ!

山の上から海岸線まで降りてくると、あんなに広くていい道だった龍箔ラインは急に細くなってしまった。しかも山側にはずらーっと駐車している車が並んでいるもんだから、前から自動車が来る度にひと苦労している。
この辺りには七滝・青岩・などの景勝地があると地図に出ているが、今日は思いっきり天気がいいのでこの辺り一体が絶好の海水浴場となっている。といってもそういう施設は何処にもない。
大きなお世話だが、着替えやトイレはどうしているんだろう。特に、ここの七滝の周辺は天然の滝シャワー付きということもあって両側駐車の凄い混雑になっている。センターラインをまたぐように1台がギリギリしか通れない。
カーナビの表示では、この先に小泊という岬がある筈で、そこでちょっと海に入ろうかとも思っていたが、何処がそうなのか良く分からないまま、どうやら通り過ぎてしまったようだ。
カミさんいわく、こういう風に通り越した所が本当は穴場だったりするんだよね 〜!って、ブツブツ・・・


十三湖 ⇒ ネズミ取り ⇒ 七里ヶ浜 ⇒ 車力村へ!

さて、分かれ道だ!国道339号線は左の方で、途中に「道の駅:十三湖高原」があって五所川原方面へ行く。右というか直進方向が県道12号線になっていて、正面の十三湖大橋を渡ると七里ヶ浜・車力村方向になっている。
どっちを通っても時間的にあまり変わりそうにないので「十三湖の周りを廻って行くか!」と、そのまま真っ直ぐに県道12号を行くことにした。
道の正面に「中之島ブリッジパーク」というレジャーランドの看板が見えてきた。この辺りは湘南海岸を思わせるような松並木のちょっと賑やかな町になっている。「感じのいい町だね!」などといっていると、 対向車がしつこくパッシングをしながら通り過ぎて行った。
「なんだろうなぁ〜!トレーラーがなんか引きずってるのかなぁ〜!」と、バックミラーで気を付けて見たが、それらしい不審な物は何も見えない。
すると、やはりそうだ。
少し先の太い松の木の下に椅子に座って何やら機械を操作している怪しい人影がチラッと見えた。
思わずブレーキを踏んでしまったが、そうです!怪しい人ではありません!スピード違反の取り締りをしているお巡りさんだったんです。
2〜3日前に何処かのスタンドのお兄ちゃんに 「40キロ制限の町や村の中は、よく取り締まりをやってるよ!」 と、言われた事を思い出しましたが、既にさっきの対向車からのパッシングで減速していたので事無きを得た。


ここがあの!津軽平野だ!

湖・田んぼ・村・沼・田んぼ・沼・と、果てしなく、延々と続いている。気が遠くなるくらい広い所だ。
思わず歌っちゃいますよぅ〜♪♪〜津軽〜平野にぃ〜♪♪〜雪降〜るっ頃はよぅ〜♪♪てかっ!
さっきから、もう何回歌っただろうか〜♪♪〜津軽〜平野にぃ〜♪♪〜雪降〜るっ頃はよぅ〜♪♪てかっ!
かみさんは、グ〜グ〜寝ている。
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