☆彡 19日(金曜日)・・・「道の駅:伊勢志摩」から「道の駅:川根温泉」に寄って、今日帰ることにしました。
「キャンピングカーの人達は道の駅にお金を落とさない!」って良く言われているそうですが、日中に立ち寄る道の駅では我が家は随分買い物をしていますし、お風呂施設のある道の駅に駐車場泊する場合は、なるべくその道の駅で営業しているレストランを利用するようにしています。
夕方に来て駐車場泊して朝早く旅立つような場合は、お店が開いてないんですから仕方ありません。
朝収穫した新鮮な野菜の販売時間が9時からで、レストランは5時で終わりなんていうお役所の様な道の駅の営業時間をもう少し前後にどうにかして頂けたなら、もう少し利用できる機会が増えますし、こちらも食材の調達が出来て助かります。
ある道の駅の駅長さんとお話をする機会があった時に、「道の駅は売り上げを目的にしているのではなく、地域や地場産業の情報発信サービスが目的なんです。」って言ってましたが、この話を聞いた時はちょっと残念でしたね。
これは役所の観光課の人が言うことで、道の駅では農産物や地域で作られた物品や商品の販売をしてますし、レストランや観光船の営業等は立派な営利目的の事業です。売り上げを向上させて利益を上げるのが目的であり、使命の筈です。
⇒ AM 07:00・・・すいません。最後になって、またちょっと愚痴をこぼしてしまいました。
洗濯物も溜まりましたし、お土産も溜まりました。この後、前回の様に鳥羽の港からフェリーで伊良湖へ渡ろうと思いましたが、写真をご覧になるとお分かりの様に天候がハッキリしません。
今日は雨も降ってます風も強いので、フェリー日和ではありませんね。海も荒れているという情報なので、今回フェリーはパスしましょう。本日は、何所まで行けるか分かりませんが、丘廻りで帰途につきたいと思います。
帰りのルートは「志摩スペイン村」の中を突っ切っている「パールロード」や「伊勢道路」は通らずに、県道32号(磯部道)で、「伊勢自動車道:伊勢西IC」を目指そうと思います。
こちらの方が近道ですし、県道32号はまだ朝も早いので、快調に飛ばせそうです。この道は地図に表示されている程カーブの多い難所ではなく、登板車線のある場所でもアップダウンは通常の範囲です。
「伊勢自動車道」から「関JCT」で、今回の紀伊半島一周の一筆書きの旅も丸く結ばれました。「東名阪自動車道」の「四日市JCT」から「伊勢湾岸自動車道」へと入れば、ひと安心。
お馴染みの「ハイウエイオアシス刈谷」が見えてきましたので、一息入れてゆきます。「豊田JCT」から「東名」に乗れば、我が家はもう目と鼻の先です。
⇒ AM 11:30 ・・・「浜名湖 SA」で、丁度お昼になりました。
どういう訳か分かりませんが、人気の高いSAは金曜日でもこんなに混雑するんでしょうか。駐車場はほぼ満車で、ガードマンの方があっちへ行って!こっちへ来て!って、てんてこ舞いで誘導しています。
我が家の車は運良くガードマンの方の目に留まり、大型のスペースへ誘導して貰えましたので、助かりました。しかし、SA内のレストランは思った通り、超満員の様です。
ふと見ると、駐車場の一角に「うなぎ弁当」の幟を掲げた臨時のお弁当屋さんが出ています。「近鉄ホテル」と、名前が入っているので、食中毒の責任を取れない様なやばい店ではないは確かだと思います。
松¥2200円・竹¥1400円とあったので、カミさんに内緒で (+_+) 松を二つ貰うことにします。
トイレから出てきたカミさんに、「うなぎ弁当買ったから、車で食べようか?」って言ったら喜んでましたので、良かったですが、しっかりと値段は見ていたようです。へへ
⇒ PM 13:30 ・・・
お昼を食べている時、「このまま帰っちゃうんじゃつまらないから、どこか温泉でも寄って行きたいね?」「いつか行った、SLの見える温泉っていうのはどう?」ってカミさんが言うもんですから、どうせ¥1000円高速は終了してますので、途中下車は一向に構いません。
と言う訳で、「川根温泉」へ寄り道することに、決定!です。
「川根温泉」へは「牧の原のSA」の先「吉田 I C」で東名を降ります。このルートも「静岡空港」方面に向かう新しい道が出来ましたので、通行が大分楽になりましたね。
左下の写真はインター近くの日帰り温泉ですが、以前来た時は気が付きませんでした。こんな近くにも出来たんですね。
「川根温泉」までのルートは、国道1号線の島田バイパスを突っ切って、大井川の東側の道、県道64号を行きます。大井川の向こう岸を大井川鉄道と一緒に走る国道473号線よりも、こちらの方が走りやすいんですよ。古い国道より新しい県道という事です。
⇒ PM 14:30・・・東名の吉田ICから3〜40分ぐらいでしょうか、「道の駅:川根温泉」に現着です。
ツバメの親子が出迎えてくれる「川根温泉」の入浴料金は、大人一人¥500円とリーズナブルです。その丁度いい湯加減と泉質に人気があり、地元の人は元より、我々の様に東京を始めとする首都圏からも、たくさんの温泉ファンがやって来る?らしい。
この時期、同じ施設内にあるプールも人気で、小さなお子さん連れやプロのスポーツ選手も療養を兼ねて良く来るという温泉で、現在午後の2時頃ですが通路にスリが出るんじゃないかと思う程、混み合ってます。
しかし、混雑しているのは温泉の方だけで、ご覧のように道の駅の方の駐車場はガラガラに空いてます。ここなら大型のモーターホームだろうと超ロングのトレーラーだろうとお構いなしに、好きな様に駐車できます。
チョット遠いですが、ここならミニタコもOK!ですよ!会長!
一日に何度かお風呂の横の鉄橋をSLが通りますので、その時に露天風呂の方からSLの雄姿を眺めることが出来ます。まっ、それを楽しみにこの温泉に来ている人はホンの僅かでしょうけどね。・・・(^_^ゞ
それでも温泉施設内にSLが通過する時刻表が張り出されてまして、それによると次にSLが通過する時間は、3時40分となってます。
まだ1時間ほど時間がありますが、折角ここまで来たんですから記念に撮り鉄小僧にでもなったつもりでパシャリと記念に撮っておきましょうか。
⇒ PM 16:00・・・
カミさんが、なにやらチョチョっとつまみを作ってくれてるんで、「ビールでも飲みながら待つとしようかね?」と言うと、冷蔵庫を開けて出してくれたのは、「チョット待てよ!」ナンと、ノンアルコールビールでした。
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現在、まだ午後4時です。
記念にパシャリの後、私は今日この「川根温泉」にお世話になるつもりでいたんですが、「このまま帰途に着けば、なんとか今日中には帰れそうね。」ってカミさんが言います。
「それじゃぁ〜もうひと息!頑張りましょうか〜!」と走り出し、交通情報でも聞こうかとラジオを点けると丁度ニュースをやっていて、どうやら先程渡った「天竜川」で、川下りの観光船の転覆事故があったといっている。
数人の行方不明者が出ているみたいですが、詳しい事はまだ解りません。
我が家もこの手の乗り物が好きで、観光地に行くと良く乗るんですが、ライフジャケットを装着するように言われた記憶は殆んどありません。
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確か12歳未満の子供には装着義務があった様に記憶してますが、大人はあまり着けてないですね。
事故の船には小さなお子さんは乗ってなかったんでしょうか?チョット心配です。通常、乗船して出発する前に、「ライフジャケットはここにありますよ!」という説明は聞いてますが、私達もそうであったように、窮屈そうなので装着する人は殆んどありませんし、人数分揃ってない船も確かにありました。
天竜川で転覆した船に乗っていた人達がライフジャケットを装着していたかどうかは定かではありませんが、昨日今日の雨で川は大分増水していた筈です。チョット心配ですね。
まっ、どんな乗り物でもお金を取っている以上、100%の安全性が確保された上で味わう少しのスリルが楽しみな訳で、当然転覆事故なんか絶対にあってはならないことだし!普通、転覆なんてする訳ないじゃん!って、船頭さんを信じて乗ってますよね。でも、この次からは確実にライフジャケットを装着するように心掛けましょう。
⇒ PM 23:00 ・・・
この後、東名は、我が家に着くまでずぅ〜っと断続渋滞で、雨も降り続いていました。途中、夕食休憩を挟んで我が家に現着したのは本日ギリギリの11時頃でした。
「奈良」「和歌山」「三重」「静岡」の皆様には、たいへんお世話になりました。今回の走行距離は1805キロで、六日で割ると一日平均300キロです。
この車を下ろした2007年の夏に行った山陰山陽の旅の時の9日間で3000キロには少し及びませんでしたが、今回も良く走りました。
また、だらだらと長いキャンプ・レポートを飽きずに読んで下さった皆様にも感謝・感謝です。
・・・ 最後に ・・・
楽しかった「紀伊半島」の旅のレポートを少しづつ書いてまして、気がついたらもう9月5日になってました。
先日来、台風12号の影響により、大きな被害が紀伊半島に出ているというニュースが伝えられていますが、地域の皆様にはお世話になり、楽しませて頂いただけに、非常に残念でなりません。
特に「田辺市」「十津川村」「新宮市」「熊野市」那智勝浦町」「串本町」「北山村」「北山川」特に熊野川や十津川流域の皆さん、ホンの数週間前に優しく人情あるご接待を受けた皆様が、こんなにも悲惨な目に会ってしまわれた事、心からご同情申し上げ、お見舞い申し上げます。
年間3000ミリも雨が降るという特性の地域ですが、一気にその半分もの降雨量ではたまりませんね。
5日付の新聞には観測史上最高の雨量を計測した地域が何十個所もあるそうですが、これからさらにその記録を上回るかも知れません。
何もお役に立つことなど出来ませんが、再度お訪ねすることをお約束してこのレポートを締め括りたいと思います。
有り難う御座いました。
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