モーターホームページ/Camp-Report 2000/0915/

☆彡キャンピングカーの自由で気侭な旅！一度始めたらやめられませんねぇ～！ (^_-) Ｖ

■■■ 懐かしい友人の故郷、福島を巡る旅！２０００ ■■■

<< 日程：２０００年９月１５日（金）～１７日（日） >>

◆◆◆ CAMP REPORT 2000 ◆◆◆

● 平成１２年の主なキャンプ活動！ ●

● ０９月嵐の福島ツアー

●● お問合せ・ご質問は、こちら！

●● 全キャンプレポートレポートメニュー

[ MOTOR HOME PAGE ]

◆◆◆ CAMP REPORT 2000 ◆◆◆

■ 羽鳥湖畔オートキャンプ場 http://hatoriko-camp.com/
	福島県岩瀬郡天栄村大字羽鳥字芝草2-4 TEL：0248-85-2033

■ 今回の福島県を巡るくるま旅のルートマップ

■ ９月１５日雨の中の出発 ⇒ 首都高 ⇒ 常磐道・磐越道 ⇒

⇒ 猪苗代磐梯高原ＩＣ ⇒ 磐越西線・猪苗代駅 ⇒ 磐梯吾妻レークライン

⇒秋元湖 ⇒ 小野川湖 ⇒ 中津川渓谷⇒ 五色沼 ⇒ 桧原湖周遊道路

⇒ 弧鷹森 ⇒曽原湖（レンゲ沼、乙女沼、中瀬沼等々)

⇒ 曽原湖のほとりの民宿の裏庭キャンプ場 (泊）

■ １６日土湯 ⇒ 安達太良高原 ⇒ 奥岳温泉 ⇒ フォレストパークあだたら

⇒ 東北道 ⇒ 羽鳥湖レジーナの森 ⇒ 羽鳥湖オートキャンプ場(泊)

■ ９月１７日東北道 ⇒ 帰宅

PAGE-TOP

■■■ 平成１２年９月、今回の福島県を巡るくるま旅のルートマップ！

私には福島県出身の古い知人や友人達が何人かいる。

今回の三連休は、その人達が話していた子供の頃の思い出や駆けずり回って遊んだ野山といった、彼らの懐かしい故郷を巡る旅をしてみようと計画していた。
当初の計画では白河から羽鳥湖、磐梯山・桧原湖周辺、安達太良山・二本松、小野・阿武隈鍾乳洞と、ざっとこんなコースで回ろうと思っていたんです。・・・だが・・・しかし・・・

PAGE-TOP

■■■ 平成１２年９月１５日（金曜日）の、くるま旅レポート！

● AM １１：３０雨の出発！

このところ１４号・１５号・１７号と、関東には連続して台風がやってきている。おまけに近付いて来たと思ったら停滞し、秋雨前線をずっと刺激し続け、あちこちで凄い集中豪雨を引き起こしている。

今回も、いつものように “長距離は夜行で距離を稼ごう！” と準備していたが、夕べの降り方はもう出掛けるのを止めようか？と思う程の容赦の無い凄い雨だった。

ニュースによると東海地方ではこの集中豪雨で凄い被害が出ているといっているが、その雨雲がそのまま関東地方に移って来ているのだろう？こっちも負けずにひどい天気になってきた。

天気予報では、東北方面はそれ程ひどくなる事はなさそうなので「雨で元々、雨音を聞きながらのキャンプも結構いいもんじゃん！」なんていいながら、ゆっくり出発する事にした。

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

連休初日のお昼前ぐらいに家を出ると、旅の始まりはいつも決まって渋滞の洗礼を受けなければならない。
ラジオの交通情報では、東名３０キロ、中央道３０キロ、東北道４５キロ、なんと上信越道は通行止め！になっている所があると言っている。

「困ったな！これじゃ～この先どうなるか分からないな！」「お天気だってどうなるかわかんないよ！」
ちょっと弱気になってしまったが、ここで “ハタ” と閃めいた。

「そうだ！一本だけ渋滞の無い道路がある。」「えっ！何処！どっかほかへ行くの？」「違うよ、常磐道だよ！」今回計画した友達の故郷巡りのコースをちょうど逆から廻ればいい。

５０キロ近くもの渋滞を並んでいるより少し遠回りだがずっといい。

● PM １６：００上手く渋滞をパスして裏磐梯現着

当初の予定コースを逆廻りにしてしまったので、もう初めから旅のルートが滅茶苦茶になり、勢いに乗って常磐道から磐越道へと入って来た。

小野ＩＣで降りれば阿武隈の鍾乳洞まで一時間ぐらいで行けるだろうが、もう二時を過ぎているので、ここいらでキャンプや観光は後回しにして裏磐梯まで一気に行っちゃおうという事にした。

ここから裏磐梯までのルートはいくつか考えられるが、「ウー！気持ち悪くなってきたよ～！」と言いながらもカミさんがパソコンでいいコースを探してくれた。

磐越自動車道の猪苗代磐梯高原ＩＣから国道１１５号へ出て、国道４５９号を行くか磐梯吾妻レークラインを通って秋元湖、小野川湖、桧原湖と抜けて行くのが早くて景色も一番良さそうなルートらしい。

これが、我が家のナビゲーターです。

磐越道の猪苗代磐梯高原ＩＣで降りると、安達太良山の裾をかすめて福島市内までいっている国道１１５号に突き当たる。

左側にはギラギラと輝く大きな猪苗代湖、右の正面にはど～んと１８１９ｍ会津富士と呼ばれる磐梯山があり、その裾野には今の時季賑わいのないスキー場のコースがバリカンの虎刈りのように幾重にもはっきり見ることができる。

これからあの磐梯山の向こう側まで行く。これから山登り（山篭り？）になるので、燃料の補給と食料の買い足しに近くの商店街へちょっと寄ることにした。

カーナビによると、ここから３００ｍぐらいの所に磐越西線の猪苗代駅があるようだが、ふと左側を見るとガソリンスタンドと大きなスーパーが並んでいて、駐車場も大きくて広い。ラッキー！ここなら一度に全ての用を済ませる事が出来る。

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

桧原湖までは、国道Ⅰ１５号の途中から喜多方方面へ抜ける国道４５９号を使った方が早くてしかも無料だが、ここは一つおごって秋元湖から小野川湖へと景色のいい磐梯吾妻レークラインを通って行くことにした。

猪苗代の町から少しづつ標高が上がってくると、どうやら雨は小止みになってきたようだが前から来る車がみんなライトを点けてきている。

やがて薄っすらと霧が出てきた。わざわざ遠回りの有料の道を選んだのに、折角の景色が殆ど見えないが、途中の野趣溢れる中津川渓谷は中々の見応えだった。

やっと秋元湖が見えてきた。

この道路の通行料金は、普通車が９３０円で中型の設定が無く大型がタイプⅠとⅡに分かれた嫌らしい設定になっている。

料金所のおじさんが、「これぇ～！本当は大型料金貰ううんだけどォ～！折角観光に気てくれたんだからァ～まけてやっからァ～！」って、わざと訛って言っているんだろうが、思わず女房と顔を見合わせてふきだしてしまった。

おじさん！ありがとね～！

さて、桧原湖の辺まで来るともう４時を過ぎてしまっている。この時季まだ日暮れまでにはだいぶ時間があるが、五色沼などをぶらぶらしていると、ここで今日が終わってしまう。

五色沼はもう何回か来ているし、取り敢えずこの辺の観光は明日自転車ですることにして、サイクリングの下見を兼ねて桧原湖を一周してみる事にした。

湖の周回道路を走り出すと、自転車好きの本格派の人からママチャリのレンタサイクルまで自転車の姿をよく見かける。ここはなかなかどうして距離や起伏もそれなりにある結構本格的なサイクリングコースのようだ。

太腿がウエストより太い峠おやじさんは別としても、若い人が其処彼処でへばってヘロヘロになって、休んでいる。

湖を周回する道も、もうそろそろこのへんで一周したかな？という辺りに弧鷹森という所が在って、辺りに小さな湖沼が大小いくつも点在している場所にやってきた。

曽原湖、レンゲ沼、乙女沼、中瀬沼等々、車でも入れる所やそうでない所もあるが、この辺りはサイクリングでも良いが、トレッキングしてもなかなか面白そうだ。

まっ、この雨じゃどうしようもないが、とても一泊では楽しみ切れないし、もったいない。いつか陽気のいい時にでもまた来るとしよう。

● PM １７：００曽原湖の近所・・・とある普通の民宿の裏庭キャンプ場現着！

時折激しく降る豪雨のお陰で旅の予定も随分変わってしまったが、この空模様うでは今日の日暮れは早くなりそうだ。

カーナビをズームして付近をウロウロ走ってみたが、あっちに行ってもこっちに来てもこの辺は突き当たりの道がとても多くなっている。

Ｕターンで唸っている私を見て「この辺りはトレーラーを引いて走り回ってたんじゃー大変だよ～！」というカミさんの言葉に「仕方ないからどこかにトレーラーを置くか！」と、曽原湖の奥の方に入って行った。

森と湖に囲まれたこの辺り一帯はメルヘンチックな感じの村で、綺麗で可愛いペンションが数多く、バンガロー主体だがキャンプ場も数軒あるようだ。が、しかし、道は狭い。

走って来た道がまた突き当たりになってしまった。５～６ｍの道幅しかなく容易に回転する事も出来ないし、手前の四つ角まで４～５００ｍバックするのも唸ってしまうほど距離がある。

仕方なく突き当たりの民宿の庭先でＵターンさせてもらおうと一言断りに行くと、庭の奥の方でキラっと光る物が目に入った。良く見ると幾つかのテントが見える。

「ここで、Ｕターンさせてもらってもいいですか？」と、聞くつもりでいたが、どういう訳か「あそこキャンプさせて貰えますか？」と、聞いていた。「いくらでも空いてるからァ～！何処でも好きな所にテント張っていいよ！」って、気さくな感じのおばさんで良かった。

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

「綺麗な所だね～！」と、しばし呆然と風景に見入ってしまった。さっきまで曇っていた西の空が少し赤くなって湖面を薄紅色に染め、せまり来る夕闇と見事なコントラストを見せている。

思わずあの歌を思い出した。・・・・・・そして歌ってしまった♪

♪♪♪・・森と・・泉に・・囲まれて・・静かに眠る・・・♪♪♪

♪♪♪・・・曽原湖の素敵な夜は・・・暮れていった・・・♪♪♪

ここは、曽原湖です。

PAGE-TOP

■■■ ９月１６日（土曜日）

● 朝：曽原湖の近所・・・とある普通の民宿の裏庭のキャンプ場？

ガラガラに、空いている。

この写真には写っていませんが、本館のお風呂を借りた後、近くを少し散策しましたが、このキャンプ場の両脇に何軒かペンションやホテルがあるので、夜になると少しうるさいかな？と思っていた。

夕方、綺麗に夕焼けしていたのでもう雨も上がるかな？と期待していたんですが、日が暮れると同時にまた降り出してきたので、雨の音以外は何も聞こえない静かな夜だった。

ここが正式な？キャンプ場なのかどうかは別として、近頃こんなに感じが良く気持ちのいいキャンプサイト（畑の区画）に巡り合ったことはなかった。

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

ゆっくりと朝食を済ませたが、まだシトシトと雨が降っている。「もう一泊ここでゆっくりしちゃう？」と、女房に聞かれたが、これからだんだんに天気が良くなるというんだったら、そうしたい！とつくづく思っていた。

しかし、雨も風もまた強くなってきたので予定通り？安達太良方面に移動することにした。といっても最初からランダムのコースになってしまっているんですがね～！・・・へへ

朝食前に少しの間雨が止んでいたので、だいたいの荷物を片付けてトレーラーを連結し、出発の準備だけはしておいたのが大正解。食事が終わるとまた雨がひどくなってきた。

片付けを後回しにしていたら、びしょ濡れになりながらの撤収になっただろう。

まるで嵐のように降る雨も気にはなるが、先ずは磐梯吾妻レークラインに戻って国道１１５号に出る。そして安達太良山をぐるっと廻って西側にある安達太良高原（奥岳温泉）のロープウエイに乗って温泉にでも入ろう！と、出発した。

● 昼：安達太良高原（奥岳温泉）

ルートの途中では何度か五里霧中といった感じに遭遇したが、とても気持ちのいい高原道路を一時間程走ると安達太良高原に到着した。

ここが、安達太良高原です。

驚いたことに、結構ハードな登山道の終着広場には、こんなお天気にも関わらずキチンと登山準備をした大勢のトレッカー達がいて、２～３００台は置けるであろう広い駐車場がほぼ満車状態になっている。

時折、立ち込める雲の切れ間から遠くに街並みが霞んで見え、とてもいいロケーションだ。「さあ！上に行って！降りてきてらお昼にしよう！時間があったらその後でお風呂にでも入ろうぜ～？」と、勇んでロープウエイ乗り場に向かった。

ロープウェイの切符売り場の前は、こんなあいにくの天気にも関わらず、キチンと支度した登山客やハイカーが大勢並んでいて結構な賑わいになっている。

だが、少し変だ。不思議なことに５～６人並んでいたらすぐに順番がやってきた。「往復２枚お願いします。」と、係のお兄さんに言うと・・・「今日は、上に行っても何も見えないですよ！」って、言うではありませんか・・・

山登りやトレッカーの人はそれなりの支度をしているのですぐそれと分かるようで、半ズボンにサンダル履きの私を見てきっとそう言ったに違いない。

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

「仕方ない！ちょっと早いけどお昼を食べて、それから温泉へでも行こうか！」と、取り敢えずセンターハウスの方に引き返すことにした。

ここはスキーシーズン中であればたいそうな人出で賑わう場所なんだろうが、いっぺんに数百人は座れるであろうこのデッカイ食堂もこの時季調理している人は一人、お客さんは我々二人を入れてもたった６人しかいない。

なんとも寂しい限りだが、あの駐車場に大勢いた人達はいったい何処へ行ってるんだろう！と、ふと疑問に思ったりしたが、取り敢えず名物と書いてある山菜うどんで腹ごしらえをすることにした。

ロケーションは、すこぶる良いが・・・

お腹も一杯になってひと心地つき、「さあ！そろそろ温泉にでも行こうかね！」と、少し先にある温泉の方に向かって歩いて行くと、道の奥の方にある温泉の入り口が、凄い人混みになっている。

そうです！あの大勢いたトレッカー達があいにくのお天気の為、登山を諦めて温泉に切り替えたらしく、その人達で入口が混み合っていたのだ。

ちなみに、ロープウエイの「山麓駅」からは、安達太良渓谷自然遊歩道と称して１時間コースから５～６時間コースまで、安達太良山の山頂や牛の背・馬の背・八幡滝、果ては東側山麓の横向温泉や野地温泉までのルートがいろいろとあるらしい。

「ロープウエイも温泉も諦めちゃったら、ただ山菜うどんを食べにここまで来たみたいだね！」
「でも、あの人達の後ろに並んでからじゃ～何時間かかるか分かんないよ！？」

と、結論は出たんですが、今回の旅はお天気だけではなくタイミングまでどうもおかしいし、ツキも無い。

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

「もしもしー！今日一泊お願いしたいんですけど、空きありますゥー？」

ここから車で３０分ぐらいの近い所に福島県で運営している “福島県民の森” という施設がある。その中の “フォレストパークあだたら” というオートキャンプ場に電話をしてみた。

「この三連休は結構混雑してて満員状態ですが、キャンピングカースペースで良ければ、一つだけキャンセルで空いてます！」という返事だった。

「よかったァー！夫婦と犬一匹なんですが、お願します。」と言うと、・・・
「すみません、ペットは入場禁止になっているんです。」だって、・・・

キャンプ場ガイドを見て電話したんで、ペット禁止は始めから分かっていた。だが、今迄このやり方で何軒か成功していたんですけど・・・ウッ！

「困りました。」「ほかのお客様に迷惑が掛かりますので・・・」
「繋いでおきますけど、ダメですか？」
「そういう問題じゃなくて、決まりになっていますから～」
「そうですかァー・・・それじゃ～他をあたります。有り難う御座いました。」

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

てな訳で、私は羽鳥湖に行こうと走り出したが、女房は阿武隈鍾乳洞に行ってみたいと意見が分かれてしまった。阿武隈の鍾乳洞は、１５年ぐらい前に友達の田舎の近くということで、一緒に一度来ているが、女房はもう忘れているらしい。

「それじゃー！阿武隈の鍾乳洞は次回絶対計画するから！」と説得し、羽鳥湖に向かうことにした。

● PM １４：００羽鳥湖に現着！

羽鳥湖は１０年ぐらい前に会津まで行く途中に一度通過したことがあり、それ以来、美しいこの湖の湖畔で一度キャンプしてみたいと思っていた。

どしゃ降りの羽鳥湖

出発前の旅行計画では、猪苗代湖から２９４号を下ってこの羽鳥湖へ寄るつもりでいたが、集中豪雨やらなんやらで、まるっきりルートが変わってしまった。

二本松インターから東北道に乗り直して矢吹インターまで行き、国道１１８号の羽鳥湖前信号、羽鳥ダム堤の上を左折すると、ここから県道３７号が始まる。

ここでいきなり車幅一杯で真っ暗な一通トンネルの洗礼を受けてびっくりするが、狭いのはここだけ。その先は湖を左下に見ながらのご機嫌な高原ルートになっている。

途中、国道１１８号の鳳坂峠で砂を満載した大型ダンプに行く手を阻まれたが、安達太良高原から約２時間半で羽鳥湖までやってきた。
くねくねと実に気持ちのいい湖の周回道路を４キロ程走って行くと、左手に「羽鳥湖畔オートキャンプ場」という看板が見えたが、下の方にあるらしく走りながらではあまり良く見えなかった。

思っていたより早く着いたので、羽鳥湖の周りをあちこち見学しながら湖をぐるっともう一周してみることにする。まだ雨は降っていないので、先ずは天然温泉があると云う噂のレジーナの森へ行ってみることにした。

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

分譲地や別荘地の幟が何本も立っている賑やかな入り口を入って行くと、やがて右側にテニスコートや大きな人造湖が見えてくる。更に、ここから先に行けばゴルフ場やスキー場もあるようだ。

中央に大きな管理センターの建物と温泉棟とがあって、どういう人達なのか分からないが、その周りには数百人の人達がたむろしている。どうやら噂通り！ここは超人気のアウトドア～スポットらしい。

私達のお目当ては、コールマンのキャンプ場がどんな所か探検することであって、この人達が何の用で来ているのか関係ないが、全ての人がキャンパーじゃない？？？という事だけは格好を見てもすぐ分かる。

キャンプエリアへの出入り口は遮断機が閉まっており、受付でカードを貰わないと入場できないらしい。、なんと言ってもあのコールマンが主幹で設計したキャンプ場というから、さぞかし素晴らしいキャンプ場に違いないと思っていた。

受付を済ませて中に入って来たが、（コメントはあくまでも個人的な意見とお断りしておく) 洒落ているのはカード式の入退場ゲートだけ、表現が悪くて申し訳ないが、キャンプエリア内はまるでテントアパートか難民の受け入れセンターみたいに仕切りが狭く、ゴチャゴチャ状態のテント村になっている。

しかも、敷地はとても広いのに、エリア内の通路は非常に狭く遊び場や広場の様な場所はない。自然な景観を大事にしているからというのなら話は分かるが、植栽なども明らかに人工的な設計や造成で、自然の中にいる感はどこにもない。

キャンピングカー乗りにとっても興味のあるものはこれといって何も無かったし、エリアの中に入ってもキャンプサイトにキャンピングカーを乗り入れてオーニングを出してキャンプするような場所は何処にも無い。

どうやら、キャンピングカーは入場させる事すら考えてない設計で、何十あるか分からない全てのサイトが車の後ろにテントを張るという画一的なスタイルになっている。

一家族分のスペースは、通路に面して２×５ｍぐらいの乗用車用駐車スペースとその後にやっとテントが張れるぐらいの場所があるだけだ。しかも隣のサイトと非常に接近しているのでテントの張り綱が交差している始末だ。

これでは風向きを見てテントの出入り口を決めたり思い切りタープを広げるて張るなんて事は絶対に出来ないだろう。さらに子供達の遊び場もなく、狭いのでサイト内では遊ぶことが出来ないので、子供達はみんな車の通る舗装された車路で遊んでいる。

まして森や湖の広々とした景観や小鳥のさえずり、のんびりとした家族だけのだんらんなどとは程遠く、ここではそういうゆったりとした雰囲気は絶対に味わう事が出来ないだろうと思う。

しかもこれで一泊６０００円也！と、値段だけは立派なもんで、こんなキャンプ場がどうして人気があるのか全く理解出来ないし、コールマン本社の人間が一度でも見に来ているのか、ちょっと！いや大いに疑問が残る。

キャンプ場やその施設についてはそこを利用する人の勝手というか、そこを利用する人が満足しているのなら何も文句を言うつもりはないが、少なくとも私はここへもう二度と来ることはないだろうし、場内をぐるっと回り、その場でキャンセルしてこの場所を出て行ったのはいうまでもありません。

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

羽鳥湖の近くで唯一、チョットした土産物の商店が並んているレジーナ森入り口をもう少し先に行くと、左側に橋が見えてくる。名前は忘れたが、「○×△□林道入り口」という看板が出ていたように思う。

先程の羽鳥湖オートキャンプ場あたりから、この湖の周回道路に平行して整備されたサイクリング専用道路がずーっと見え隠れしているが、このサイクリング道路もここで一緒に左に曲がっている。

林道といってもどうして立派な道だ。
恐らくさっき渡った橋の辺りで湖を半周しているに違いないが、この道は私の持っている地図やカーナビのどこにも載っていない。適当に湖の周りを走っていれば元に戻ると思ったが、先程から左手の下にあった湖がだんだん見えなくなってきた。

悪い癖というのは困ったもんで、もうこの辺でＵターンしなきゃいけないと思いつつ広い場所を探しながら随分山奥まで来てしまったようだ。「この道はどうも変だな、引返そうか！」と、心細くなってきた所で更に追い討ちをかけるように道路は車幅ギリギリの幅になり、両側の窓に木の枝が引っ掛かるくらい細くなってきた。

普段あまり文句も言わないカミさんが怒っている。「どうにもならなくなる前にトレーラーを繋ぎ換えて戻った方がいーよ！」と、言った途端に道幅が急に広くなり突き当たりになった。

「右○×方面」・「左△□方面」となっているようだが、その書いてある地名そのものが何処なのかどっち方面に向かっているのか一向に分からない。「ここの角なら広いから、ぐるっと回って戻った方がいーよ！」と、カミさんが怒っている。

カミさんの顔色を見て一瞬迷ったが、私の感で方角は間違っていないと思っていた。頑固な性分で人のいうことに一発でうなづくのが苦手の私としては、「左に行けば大丈夫だよ！」と、更に先へと進んで行った。

頑固なのはいいが、実際道幅は狭いし、全長は１０ｍある。「どうにか通れる幅はあるけど、前から車が来たら絶体絶命だな！」なんて言いつつホンの１キロも走らない内に見覚えのある道に出てきた。

「な～んだ、元に戻ったね！無事に一周廻ったじゃん！」
「元に戻ったじゃないよ！本当に怖かったんだから～！」
「ごめん！ごめん！キャンプ場に戻ろう！」

教訓：知らない土地の探検は、トレーラーを置いてからにしよう。

● PM １５：００「羽鳥湖畔オートキャンプ場」に、現着。

初めに通りかかった時、道路から走りながら見た印象では狭そうな所だと思っていたが、入って来てみると、どっこい！どうしてこの「羽鳥湖畔オートキャンプ場」は、崖の斜面にしては上手く造ってあり、施設も場内も結構広い。

この集中豪雨の中、コールマンのアパートみたいなキャンプ場は満員御礼の札が掛かっていたが、ここは約５割方は空いている。

県営だか村営だか忘れたが、キチッとした応対の管理人さんが２４時間常駐してくれている中々感じのいいキャンプ場だ。

「今日は空いてますから、フリーサイトの中なら何処でもいいですよ！」っていうので、雨も降っている事だし一段高くなっている円形の１０サイト分を一人占めして真ん中に陣取ってしまった。

「こんな凄い雨の中、もうお客さんは来ないでしょう。」って管理人さんが言っていたが、本当に凄い雨になってきた。

ここには、温泉ではないが家族風呂がちゃんと用意してある。７時半に予約をしたので、「今日は早目に夕食にしよう！」と、仕度を始めるとラッキーにも雨は小止みになってきた。

しかし、こういうお天気の日だから、台風並の用心と準備をしっかりしてから寝ることにする！

PAGE-TOP

■■■ ９月１７日（日曜日）

● 朝：「羽鳥湖畔オートキャンプ場」

思った通りというか、やっぱりというか、昨夜は凄い！夜だったようだ。ここのキャンプ場には約１５ファミリーぐらいキャンプしていたが、キャンピングカーは我が家だけであとは全員テント泊の人達だった。

「雨と雷の音が凄くてゼンゼン寝られなかったですよ！」って、近くのテントの人が言っていたが、我が家は台風が来ても大丈夫なくらいしっかり対策をしていたので、何も知らずぐっすり眠ってしまった。

雨の中、夕べはこれといってやることもないので夜遅くまでついついビデオを３本も見てしまい、朝起きるまでお天気を全然気にしていなかったが、あの凄い雨が夕べからずうっと降り続いていたようだった。

仕方なく合羽を着てクリと湖に下りてみたが、波打ち際がドロドロのお汁粉のようになっいて、とてもゆっくり散歩するような状況じゃないし、サイクリング道路も瓦礫や木の枝が散乱して道を塞いでいる。

「それにしても雨止まないな～」
「止まないどころか段々強くなってるよ～！」

トレーラーの中で朝食を済ませてゆっくりしていたが、ひどい降りは納まるどころかだんだんひどくなって来た。

「困ったな～！」
「バーっと片付けて、後でシャワー浴びればいいじゃん！」
「そうだな、やっちゃおうか！」

意を決して撤収にかかったが、見るとまわりのキャンパー達もみんなズブ濡れになって片付け始めている様だ。

戦争のような片付けも終わり、管理人さんにお礼と挨拶を済ませ、AM 10:00 帰途に着くことにした。

いつも、無理をしたり無茶なキャンプをしてはいけないよぅ～！なんて偉そうな事を言っているが、今回の様な無茶な行動も少し反省しなくちゃいけないようだ。

☆：全走行距離	900km
☆：キャンプ場料金（２件）	\10,000.-
☆：買い物（食べ物・飲み物）≒	\10,000.-
☆：高速料金・首都高速×２	\1,400.- （普通車料金）
・・常磐道、東北道×２	\13,600.-（中型車料金）
・・磐梯吾妻レークライン×２	\1,860.- （普通車料金）
☆：燃料代 900km÷6km/L×@80/L≒	\12,000.-
☆：合計≒	\48,860.-

PAGE-TOP

キャンプレポートのメインメニューへ！

順路 ⇒ ’０１年４月：遅めのお花見！に進む