● AM07:00 快晴 ⇒ やはり、少し無理してでもこの時期に来て良かったです。
今回の旅行は、いい〜いお天気に恵まれ、楽しく続けられています。
歴史ある街道や名のある道、名所旧跡の多い九州では道の駅が国道サイドにある所が多く、なるべく離れた所に陣取るんですが、何処の道の駅でも道路を走る車の騒音がかなり気になりました。
私は眠り薬をたっぷり頂きますので大丈夫ですが、ここ「道の駅:厳木」も例外ではありません。
我が家のカミさんの実家は中伊豆にあって、兄と妹が交代で面倒をみている年寄りが一人居るんですが、昨夜、その実家から電話があり、来週には来て欲しいとのことらしいです。
これから福岡県と大分県の北部を観光するつもりでいましたが、日程を少々早回ししないといけません。
なので、これからは出来るだけ移動に高速を使おうと、本日は隣の牧瀬インターから高速に入ります。厳木多久有料道路、長崎自動車道と乗り継いで、東背振インターで降りれば「吉野ケ里遺跡」はもう目と鼻の先です。
● AM08:45 快晴 ⇒ 丁度いい時間です。「吉野ケ里遺跡公園」開園少し前で、入場待ちのゲートから3台目です。
「吉野ケ里遺跡公園」にやって来たのはいいんですが、約103ヘクタールという広大なこの公園のいったい何処から入るのがいいのか、車はどこへ置くのが効率的に一番いいのか皆目分かりません。
助手席の人にネットで調べてもらいたいんですが、一点を見つめているとすぐに気持ちの悪くなるナビゲーターは当てに出来ないので、とりあえず案内表示に従って行くしかありません。
どうやら国道385号の入り口から入る東口の歴史公園センター前の駐車場に入ってきましたが、ここで正解の様です。
パンフレットを頂いて分かりましたが、駐車場と入り口はそれぞれ私達が駐車した東口、北口、臨時口、西口とあり、私達が駐車した東口がメインゲートの様です。
遺跡公園は、田手川という川の西側一帯に、ほぼひょうたん型に広がっています。
職員の方の話によると、元々この辺りに遺跡があるという事は以前から分かっていたらしいんですが、土地の所有者の意向やらなんやらで、なかなか開発が進まなかったという事です。
一大農産物供給地にしようとか、工業団地にしようとかの話の内に調査が始まって、あれよあれよという間にあちらこちらから続々と貴重な遺跡が見つかてしまったと云うのがその経緯の様です。
「吉野ケ里遺跡」は、弥生時代の遺跡といわれてますが、その歴史は700年間と長きに渡りますので、未だにどういう時代であったのかは良く分かってない様です。
中国で云えば丁度三国志の時代、紀元を跨いだ壮大な時代です。この時代は私も好きな時代ので、詳しく説明していますと幾らでも書き出してしまいそうですから、詳しい情報の欲しい方は「吉野ケ里遺跡のホームページ」や「魏志倭人伝」等をご覧下さい。
園内には9時に入って出たのが12時ですから、丁度3時間歩きました。今日は土曜日ですが、朝一の比較的空いている時間だったため、「吉野ケ里歴史公園」の中はゆっくり歩いて3時間ぐらいでしょう。
時間なのでお昼をメインゲート脇のレストランで頂きましたが、私の注文した「ニ八蕎麦の天ざる!」これがもう私好みの絶品!でした。
カミさんの注文した和牛のハンバーグも、少し食べさせて頂きましたが美味しかったです。美味しい物をあまり期待していないと、美味しいお料理に出会い、名物だと期待しているとそれ程でもなかったりしますね。…(^_^)V
● PM13:30 晴れ ⇒ さあ〜!午後からは今回の旅行の仕上げで、福岡の神社巡りです。
福岡県の神社巡りのスタートは、ここ「吉野ケ里歴史公園」から約40キロ!菅原道真公の墓所の上に社殿が立っているという「太宰府天満宮」からスタートです。
先ずは、先程降りた東背振インターまで戻って再び長崎自動車道に乗り、鳥栖ジャンクションで九州自動車道に乗り換えて、太宰府インター迄行きます。
太宰府インターを降りたら「太宰府天満宮」迄はいくらも距離は無いので、行程は4〜50分でしょう。
13:10分、現着しましたが、今日は土曜日ですから、さすがに観光地は混雑してます。御笠川の横に広がる「太宰府天満宮」の駐車センターは、数百台は駐車出来る大きさですが、ほぼ満車状態です。
前払いの駐車料金を払うと、そのまま真っ直ぐに参道に向かいます。観光バスが数台止まってましたので、いるかな?と思いましたが、西鉄太宰府線の太宰府駅を右手に見て、最初の鳥居をくぐった頃にはそのやかましい団体の真っ只中に入ってしまいました。
やれやれ、ここでもか〜!…(^_^ ゞ
● PM15:00 晴れ ⇒ お次は、何事にも打ち勝つ開運の神!「宮地嶽神社」です。
「太宰府天満宮」の参拝を無事に終え、再び九州自動車道に入ります。
「宮地嶽神社」までも約40キロ!古賀インターで降りて国道3号線を行きますが、ルートが難しいのでここでも案内役のスマホの言いなりです。迷うことなく大きな駐車場に入れましたので、助かりました。
御祭神の息長足比売命(神功皇后)は十四代仲哀天皇の后で、応神天皇の母君にあたられます。
古事記・日本書紀などには渡韓の折、この地に滞在され、宮地嶽山頂より大海原を臨みて祭壇を設け、天神地祇を祀り 「天命をほう奉じてかの地に渡らん。希くば開運をた垂れ給え」
と、祈願の上船出したとあります。
この神社は、1700年前に創建されたという、全国に鎮座する「金成・開運の神:宮地嶽神社の総本宮」で、御社には長さ 11m 直径 2.6m 重さ 3t の大注連縄、直径 1.8m 重さ 450kg の大鈴、直径 2.2m 重さ 1t
の大太鼓と、三つの日本一があります。
また、神社の裏手には一番社:七福神社、二番社:稲荷神社、三番社:不動神社、四番社:万地蔵尊、五番社:恋の宮、六番社:三竈大荒神、七番社:水神社、八番社:薬師神社とあり、八社を全て巡れば大願成就!するという「奥の宮八社巡り」があります。
我が家もこの旅が無事に終われます様に、八社を全てをお詣りしましたので、無事に帰宅出来ました。たいして時間は掛かりませんので、行かれる方はぜひ忘れずにお詣りして下さい。
また、上の写真をご覧下さい。ここからの眺める風景は、年に二度、夕陽と神社、海岸と相之島が一直線で結ばれるそうで、その日に合わせて「宮地嶽神社」では「夕陽の祭」が開催され、ご祖先様が坐します彼の世と、この世が一直線に繋がる日として大切にされてきたそうです。
そして、その夜には願い事が書かれた約3千本の竹灯にご神火が灯されるそうです。私は噂に聞くこの御祭礼に来たことがありませんが、日本中にあるお祭りの内、是非一度参加してみたいお祭りのひとつですね。
● PM16:30 ⇒ 本日最後の参拝地は、「宗像大社」です。
「宮地嶽神社」から「宗像大社」までは、約10キロ!です。釣川の土手横と、正面に駐車場があります。
「宗像大社」とは、天皇の祖先神である「天照大神」の御子神である三女神、沖津宮・田心姫神、中津宮・湍津姫神、 辺津宮・市杵島姫神、この三宮を総称して「宗像大社」と申します。
それぞれ、沖ノ島、大島、九州本土にあり、日本書紀には宗像三女神が道主貴、すなわち国民のあらゆる道をお導きになる最も尊い神として崇敬を受けていたことが、記されているという。
名残は尽きませんが、また来ましょう。
カミさんの実家からお呼び出しも掛かってますし、帰り道も遠いです。ほぼ九州は一周しましたので、ここ「宗像大社」を以て、本日最後、いや!九州最後の観光を終了とし、帰途に就くことにします。
いや〜!甘く見てました。ひと月では日程が全然足りません。贅沢を言えば二か月、いくら急ぎ旅とはいえ三週間では全然足りません。次回またチャンスがあったら、また違うルートで九州の旅を楽しみたいと思います。
● PM18:30 晴れ ⇒ 地元のお祭りに誘われて、「道の駅:蛍街道西ノ市」です。
釣川沿いに県道を遡り、若宮インターから九州自動車道に入り、関門橋を越えて中国自動車に乗り換えて、小月インターで下ります。クロスする国道491号を左折してすぐの所に「道の駅:きくがわ」があります。
この道の駅に隣接併設する温泉はありませんが、ここから歩いて行ける所に「菊川温泉」があります。「宗像大社」を出てから約90キロ、本日はここに車中泊しようと思います。
トイレを借りた後、情報収集しようと駅舎に入りチラシを見ていると、同じルートの少し先に温泉併設の「道の駅:蛍街道西ノ市」という所があるらしい。それに、ナンとこちらでは「日本初のホタル舟」が出ているらしい。
観光情報では、…らしい?ですが、これはもう行ってみるしかないと、「日本初のホタル舟」の看板に誘われて「道の駅:蛍街道西ノ市」迄やって来てしまいました。
ところが、来てみると駐車場に入る車がえらく詰まってますし、入場する車が右折侵入左折侵入ともに並んでます。
入る車が並んでいるとなると、何かいいことがあるに違いないと思うのが人情というもので、しばし我慢の子で待ってました。
やがて、交通整理しているガードマンの人が「大型のスペースが空いたからキャンピングカーの人どうぞ〜!」と、向こうで手招きして呼んでいる。
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普通車のスペースに中型のバスコンやらアメリカンモーターホームが無理して入っているのに、大型スペースには我が家ともう一台ボンゴベースのキャンカーがポツンと止まってます。
「ナンかいい〜いのかなぁ〜?わりぃな〜!」と、思いながら、カミさんに早速「日本初のホタル舟」の様子を聞きにいってもらった。まっ、結果、ホタル舟は来月からという事らしいんですけど、今日はナンでこんなに混んでいるのかというと、今日は地元自治体の主催する村祭りという事らしい。
「そうだったのか〜!」と、混み合っている原因は分かりましたので、まっ、とりあえず道の駅に併設している温泉に入ることにしました。湯上りに、直売所をのぞいてみると、今日はお祭りのために遅くまでやっているし、もう時間が時間なので見切り特売のお寿司なんかが正札の半値で売っている。
今日は何処かレストランで夕食を!と思っていたんですが、そっちは凄く混み合っているので丁度良かった。お寿司や惣菜を仕入れてキャンカーで夕食にしようと思います。
● PM19:30 晴れ ⇒ 落ち着かないので、やはり「道の駅:きくがわ」に戻って来ました。
キャンカーに戻り、夕食にしようと支度を始めたんですが、まだまだ駐車場の出入りが激しいし、窓を全開にしているので周りを歩いたりしている人達の声やらナンやらお祭りだからガヤガヤ喧しいんです。
「さっきの道の駅に戻るか〜!」と、カミさんも二つ返事で先程の「道の駅:きくがわ」に、カンバックしました。本日の走行距離は、131キロ。お疲れ様でした。
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