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●●● 平成30年、北海道ロングキャンプツーリングレポート!= P03 = ●●● |
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● AM06:30(稚内市)⇒ 稚内港フェリーターミナルを出港し、礼文島香深港を目指す。 昨日、フェリーの切符を買いがてら、窓口の人に「キャンピングカーでこの二つの島をどう観光したら一番効率がいいですか?」と聞いたんですが、そういう質問をする人が少ないのか?あるいは新人なのか?面倒くさいのか?分かりませんが、返事がないので質問を変えて、「礼文島は一日で観光出来ますか?」というと、「人それぞれです!」だっていう。 まぁ~、それはそうなんでしょうが、「ゆっくり観光するなら漁師民宿にでも一泊して、美味しいお魚でも召し上がったら如何ですか?」とか、「お急ぎなら車で半日もあれば島内を一周観光出来ますよ。」とかが、こういう観光客相手の仕事をしている人の返事というもんではないでしょうか。 まっ、私の訊き方が悪かったのかも知れませんが、忙しいなら「すみません、ここは切符売り場なんで、観光案内所の方へお願いします。」とか言ってくれた方が、まだ印象が良かったと思います。 まっ、私の他に並んでいる人は居ませんでしたけどね。話が通じないので、とりあえず朝一番のフェリーで礼文島へ渡り、島へ降りてから様子を見ながら行き当たりばったりで観光することにしました。 お世話になったのは「ハートランドフェリー」という船で、今回の稚内~礼文島~利尻島~稚内という三角航路の他に、次にお世話になる予定の瀬棚~奥尻島~江差という航路も同じ会社が運航しています。 フェリーは平成20年の就航で、全長95.7m、幅15m、定員は約500名で、大型車を21台、普通車を55台積めるという大きさです。 幅があるので空いていれば船内で転回できますが、通常バックで乗船します。 料金や船の状況などの詳しい情報は「ハートランドフェリー」のオフィシャルページをご参照頂くとして、我が家は三角航路という二つの島を巡って元の稚内に戻るという航路を選びましたので、往復割引が適用されました。 それでも夫婦二人でキャンカーに乗って行くと、6万ぐらいの船賃が掛かります。 まっ、後で気が付いたんですが、キャンカーは稚内に置いて島へは身一つで渡り、向こうでレンタカーを借りて観光し、必要があれば漁師民宿などに泊まって美味しい魚介類をたらふく食べても、料金はそれほど変わらないかな?と思いました。 次回島へ渡ろうと計画されている方は、ご参考までに!…(^_-)-☆ 稚内港を AM06:30 に出発し、礼文島の香深港に AM08:25 に到着しました。約2時間の船旅でしたが、お天気がイマイチの割には海は穏やかで、とても快適でした。
● AM09:00(礼文島)⇒ 先ずは、島の南側にある「北のカナリヤパーク」へ向かいます。 島の地図を見ると、礼文島には車を使って島を一周する道は無く、東側の海岸線に島の南から北まで繋ぐ道が一本あるきりです。 一日がかりのトレッキングやハイキングコースとして遊歩道の様な道はあるようですが、今回はそんな装備や支度はして来てませんので、トレッキングはパスします。 礼文島着の香深港フェリーターミナルは島の南側にあるので、船を降りたらこの南側から観光しようと思います。先ずは、映画「北のカナリヤ」のロケ地「北のカナリヤパーク」へ、再び吉永小百合さんに会いにゆきます。 フェリーターミナルから5分程走ると赤い可愛い屋根が見えてきます。映画は、日本最北端の離島にある分校に赴任してきた教師と6人の生徒達の物語です。 係の人が、「天気が良ければ目の前にドーン!と利尻富士が見えるんですよ!」と言ってましたが、カミさんの目線の先がそうみたいです。残念ながら今回の旅ではそんなのばっかりです。
「北のカナリヤパーク」を出て更に南へ向かうと「知床」という漁師町に入ります。キャンカーの方は少し道が狭いので、民家の庇に注意が必要です。 生活道路を横切ってお邪魔しているので徐行して走ります。申し訳ありません。 礼文島を南北に貫く唯一の道道40号の南側の終点(始点かも)がここ「カランナイ岬」で、岬の観光駐車場というよりは、行き止まりの転回場所といった方がいいのかも知れません。 軽ならもう少し行けそうですが、定かではありません。普通車なら10台位は置けそうな広さはありますが、駐車している車は転回するのに邪魔です。 この辺りも「知床」と云うんですね。トイレはありませんし、この先は「私有地」となってますので、ここではキャンプや車中泊は出来ません。
● AM10:00(礼文島)⇒ 礼文島の目玉企画?観光施設「うにむき体験センター」です。 最南端の知床で行き止まりのため転回し、再び先程フェリーが着いた香深の港町を通って島の中程の起登臼(きとうす)という所にやってきました。 ここにカミさんが観光パンフレットを見て是非やってみたい!行ってみたい!と言っていた「うにむき体験センター」があります。ちょうど今、観光バスが出て行きましたので、空いているでしょう。 駐車場の後ろにある階段状の建物は、おそらく津波の際の避難路ではないか?と思います。
次に殻から身をそっと取り出して笊に取り、海水で筋やら内臓やらを奇麗に洗ってそのまま口に放り込みます。 お楽しみはホンの一瞬!ホンの一口で、食べたのは気のせいだったかの様に終わりますが、甘く切ない磯の香りが口いっぱいに広がって、なんとも幸せな気分になりました。 売店で手に入るお土産も、ウニを始め利尻昆布、カニ、ホッケ、ニシン、エビ、タコ、鮮魚、魚卵類、アワビ、ホタテ、その他の加工食品や珍味等々・・・色々あります。
礼文島には、フラワーアイランドという二つ名があるそうですが、島が独特の冷涼気候のため、たくさんの高山植物の宝庫となっているのだそうです。 この「礼文島:高山植物園」では左下の写真の 「レブンアツモリソウ」を始め、季節ごとに咲く50種類2万本の可愛いく可憐な高山植物が管理栽培されているそうです。
「スコトン岬」とは、漢字で「須古頓岬」と書くらしいんですが、本来はアイヌ語で「シコトン・トマリ」と言うらしく、「大きな谷にある入江」という意味らしい。天気が良ければ「樺太」まで見える!らしい?が、ここでもまた、らしい?で終わりそうだ。 向こうに見える島は「トド島」というそうですが、灯台があるものの無人島だそうです。もしも礼文島に泊るならここがいいでしょうか?「アザラシの見える宿:島の人民宿・スコトン岬」です。
島の北端にある「スコトン岬」から、少し西側に回り込んだ所にある景色の良い「ゴロタ岬」へやってきました。岬の先端まで少し歩いてみましたが、時間があれば釣りがしたい所ですね。何が釣れるのかな?
急いで観光した訳ではありませんが、礼文島は南北29キロ・東西8キロという小さな島です。 トレッキングや島巡りのハイキングコースを歩いたりしない限り、自家用車持参で渡って来たなら、半日あれば十分見所の観光地を回れます。(こういう情報が欲しいんですよね。)
地図を見ると、「利尻島」には「礼文島」とは違い、一周約60キロの周回道路があります。 ほぼ丸い形をしたこの島は、東南側が道道108号で、西北側が105号となり、それぞれ利尻富士町と利尻町となってます。島の中心に1721m の利尻山がありますが、登山道を除いてどうやら横断する道路はないようです。 島を一周するのにどれくらいの時間が掛かるのか分かりませんが、ただ走るだけなら2時間足らずで一周してしまいそうです。本日は島に一泊の予定ですので、先ずは時計回りにゆっくり走り出しましょうか。 鴛泊港を出て道道108号をおよそ5分で「姫沼 ⇒」との案内表示があり、そこを右折するとすぐに急な登り坂になります。大きく右にカーブする、そのオーバーハングが下の写真の「姫沼展望台」になってます。 お天気はい~んですが、薄い雲が多く、眺望は写真の通り!です。残念~ん!
利尻島観光で一番人気!と言われている「姫沼」にやって来ましたが、さすがに人気の観光地です。先ほど着いたフェリーターミナルで観光客を待ち受けていた観光バスが、すでに到着していました。 「姫沼」は、利尻富士の北側の原生林の中にぽっかりと佇む周囲約1キロ程の神秘的な小さい沼です。 行く手の木道に観光バスの団体が団子状態で数組たむろしているのが確認できますが、かなり年配のグループらしくの~んびりした縦長になってます。どうやらあの状態ではすぐに追い着いてしまいそうです。 この「姫沼」は、20分程で一周できる様ですが、狭い木道のため前の団体にとうとう追い着いてしまいました。 お年寄りのグループで、「お先にどうぞ~!」と言われましたが、少し先にも同じ様な団体の人達が何組か見えましたので、案内をしているバスガイドさんの名調子を聞きながらご一緒させて頂こうと思います。 「姫沼」は、高山植物の宝庫でもあり、ガイドさんが名前や花の特徴など一つ一つ丁寧に説明してくれていましたが、特徴ある色と形をしている「ザゼンソウ」や「水芭蕉」以外、殆んど覚えてませんね。 ここに、利尻島花菜図鑑のリンクを貼っておきますので、お時間と興味のある方は、申し訳ありませんが、そちらで調べてくださいませ。 ホンの一瞬ですが、雲がさぁ~っと流れて利尻富士がポッカリ現れました。少し風があって沼がさざ波立ってましたので、逆さ富士は見えているんですが、惜しくも綺麗に見られませんでした。 しかし、本当にいい景色!というのは心が洗われる様な爽やかな気持ちにしてくれますね。 ここには、野塚岬、ラナルド・マクドナルド(密入国したが日本で最初の英語教師となった人)の上陸記念碑などがあります。カミさんの後ろには、ペシ岬や鴛泊港が見えてます。ここからの利尻富士も綺麗です。
鴛泊港から時計回りで島を約3分の1程走った所に鬼脇港を中心とする小さな町があり、その少し内側に「利尻島郷土資料館」があります。駐車場は、目の前にあって入館料は¥200円です。 島の歴史や成り立ち、先住民の生活模様やニシン漁の漁具の展示、島の人達と熊やトドとの関わりなど、非常に興味深い展示がありますので、「利尻島」に来たらここは是非ご覧下さい。
● PM16:15(利尻島)⇒ ここが、「オタトマリ沼」です。 先程の山の中にある「姫沼」に比べると、やや観光化されていて、お店などがあってオープンな感じのする「オタトマリ沼」ですが、大きさはだいたい同じぐらいだそうです。 沼の周囲は遊歩道になっていて、ぐるりと歩けるようになってますが、ここは、なんといっても北海道のお土産で一番人気の 「白い恋人」のパッケージの写真の撮影地として有名なんですね。 この先、観光シーズンになるとバスで乗り付けた観光客でいっぱいになるそうですが、上の写真でお分かりの様に、私達がここに来たタイミングで利尻富士は全然見えません。残念~ん!
● PM16:40(利尻島)⇒ ここが利尻島南端の「仙法志御崎公園」で、ここでちょうど半周です。 先程「姫沼」で一緒だった観光バスの団体の人達と、ここでもまたお会い出来ました。(^_-)-☆ ここでは荒々しい磯の砕け散る波越しに見事な稜線を描く利尻富士が見えます。また、岬にはアザラシのプールがあって餌やりをすることも出来ますし、売店では利尻昆布の加工の実演や剥き立てのウニの販売もしています。
島を半周し、利尻富士町から利尻町に入り、沓形港に至る手前に奇妙な形をした岩群があります。 まっ、どこにでもある例のゴジラ岩とかゴリラ岩の類だろうと、「ここは通過するよ~!」というと、カミさんが「せっかくだから写真だけ撮る!」というので、仕方なく路上駐車です。
● PM19:00(利尻島)⇒ 本日の温泉は「利尻ふれあい温泉」で、お宿は「沓形岬公園」です。
まっ、とりあえず岬近くの「利尻ふれあい温泉」でひと汗流し、湯上りに再度沓形岬の周辺を回ってみましたが、車中泊に適しているのは右の地図に印した☆マークの所、沓形港フェリーターミナルの駐車場でした。 すでに用の無くなったこの時間帯の広~いフェリーターミナルの駐車場には車が一台も止まっていませんし、観光客相手の売店も暫く開店していた雰囲気はありませんが、この場所が静かなのは間違いないようです。 まぁ~、誰もいないキャンプ場に断りもなく車中泊するよりも、ここの方が良さそうです。 |
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● AM08:00(利尻島)⇒ ここが、昨夜車中泊した沓形港フェリーターミナルです。 利尻島から稚内に戻るフェリーは、現在いるこのフェリーターミナルではありません。ここから少し先の昨日来た鴛泊港からで、午前中は朝一番の AM08:50 と昼の PM12:05 、午後にあと2便の一日に4便があります。 今回は、朝一番の AM08:50 では少し忙しそうなので、昼の PM12:05 の便を予約しました。午前中はまだ見てない所や鴛泊港横にある左下の写真のペシ岬に行ってみようと思います。 ここが侮れません。抜群の眺望でした。この後、港にある漁具の専門店を覗いたり、鴛泊の街中探検をしたりして、一軒のラーメン屋さんでお昼をご馳走になって利尻島をあとにします。
本日も薄曇りですが、利尻山は良く見えます。島ではレギュラーガソリンより軽油の方が高いんですね。 一泊二日の島の旅、ルートは三角航路になってますからフェリーは再び出発点の稚内の港に戻ります。帰りの船はカーデッキも船内も結構混雑してました。
「ノシャップ岬」は、「野寒布岬」とも書くそうで、アイヌ語でノッシャムと云い、「岬が顎の様に突き出た所」とか、「波の砕け散る所」という意味があるそうです。 夕日が美しい所でキャンカーなら「恵山泊漁港公園」の駐車場で車中泊も可能です。ただし、野良鹿が集団でうろうろしてますので、ご注意ください。
本日の「ノシャップ岬」、気温は10度です。風が強くてとても寒いんですが、頑張って観光を続けます。 「恵山泊漁港公園」の駐車場の真ん前に大きな土産物の売店「あきかわ屋」さんがあるんですが、そこでの買い物はこの地を出発する前にするとして、先ずは幻の魚と云われているイトウやクリオネがいるという「ノシャップ寒流水族館」、科学技術や南極観測隊の資料展示がある隣接の「稚内市青少年科学館」に行こうと思います。 今のところ、私達の他にお客さんはいません。入館料¥500円で、どちらの施設も入場出来るそうです。
● PM14:20(稚内市)⇒ こちらは「稚内市青少年科学館」です。
ノシャップ岬の観光を終えましたので、旅のルートはここで折り返しです。今度は反時計回りで礼文島・利尻島を右手に見ながら東側の海岸線道道254号を南下します。 ちょうど、この辺で稚内港の裏側辺りになるのかなぁ~?という所に日本最北の温泉!名湯は日本の一番北にある!と云うコピーの「稚内温泉:童夢」がありました。 ノシャップ岬の観光で、すっかり体が冷えてしまいましたので、少し時間が早いですがここの温泉で体を温めてから、もう少し頑張って走ろうと思います。 駐車場に車を止め、さっそく温泉に向かいましたが、受付で再度びっくりです。通常の入浴料金は¥600円なんですが、障害者と65歳以上の高齢者は、証明できるものがあれば¥100円でいいそうです。 しかも、「道外から来た通りすがりの観光客ですが?」というと、「¥100円で結構です。」という。 申し訳ございません。が、LUCKY~!(^_-)-☆
● PM17:00(稚内市)⇒ 何も見えない道道106号(日本海オロロンライン)稚内天塩線をどんどん南下します。 稚内港の裏側、東側の海岸線を南北に走る道道254号は、坂之下地区で西側の稚内の町へ戻る道道106号と合流します。ここからのルートは、道道106号(日本海オロロンライン)稚内天塩線となり、少し内陸を走る国道40号線や宗谷本線と並行しています。今日はこれから一路!天塩の街を目指します。 二つ三つ名も無い様な沼や池を過ぎると、やがて「浜勇知展望休憩施設:こうほねの家」があります。 この辺りはちょうど利尻島の真正面にあり、お天気さえ良ければ絶景なんでしょうね。コウホネとは初夏から夏にかけて咲くスイレンに似た花だそうですが、パラパラと雨も降ってきましたので、散策はしないで先に進みます。 ジュンサイ沼からサロベツ湿原、ペンケ沼パンケ沼サイドを通り過ぎると、やがて28基のプロぺラが行儀良く整列している「オトンルイ風力発電所」が見えてきました。 これまでの旅でたくさんの大自然の美しさに触れてきましたが、こういう頑張って作った人工の巨大な建造物も素晴らしく壮観で、鳥肌が立ちます。
● PM17:30(天塩町)⇒ 本日は久々のキャンプ場泊、「天塩町鏡沼公園キャンプ場」です。
薄く靄った霧の中を頑張って走り、天塩川を渡ると本日の目的地「道の駅:てしお」が見えてきます。「やっと着いたね~!」といいながら、近くにスタンドが見えましたので、とりあえず明日に備えて給油しておこうとスタンドに寄りました。 スタンドのお兄さんに「東京からですか~?」とか、「今日は道の駅で車中泊ですか~?」 とか聞かれたので、「そうなんですが、道の駅の駐車場は騒音もあるし、傾斜があるんでなかなかゆっくり寝られないんですよ~!」 というと、「すぐそこにある 「天塩温泉」 の向こう側に、キャンプ場がありますよ!そっちの方が静かですよ!」って、良い情報を貰いましたので、時間が遅いですが、一応行って見てみることにしました。 上の写真が紹介された「天塩町鏡沼公園キャンプ場」なんですが、想像はしていましたが、まだ開店準備中!という感じで、職員の方達は道具を片手に大工仕事の真っ最中でした。 「キャンピングカーなんですが、一泊お願い出来ますか?」と聞くと、「オートキャンプ場の方は、まだ準備中なんですが、向こうのフリーサイトの方で宜しかったら使える様にしますので、どうぞ~!」っていう。 料金は一泊¥500円だそうだ。安い!広い!寂しい!が、お願いすることにした。 |
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● AM08:00(天塩町)⇒ やはり気持ちがいい~いですね~!「天塩町鏡沼公園キャンプ場」の朝です。
「天塩町鏡沼公園キャンプ場」だ~れもいないので、少し寂しかったですが、お陰様で静かでゆっくり寝られました。キャンカーの清水タンクを満タンにさせてもらい、近くの観光情報をお聞きして出発します。
本日は、先ずはキャンプ場から一番近い天塩町の昨日行かれなかった「天塩川歴史資料館」に向かいましたが、残念ながら開館は10時からでした。待ってもいられないので、先に進みます。 幌延の街にやって来て一回りしましたが、この辺りには「幌延ふるさとの森、森林公園キャンプ場(利用料無料)」や「名林公園」、「トナカイ観光牧場」などの観光施設があります。 しかし、雨も降ってきましたし、これから内陸の方を少し回って幌延にはもう一度戻って来る予定なので、昨夜の「天塩町鏡沼公園キャンプ場」でもいいですし、キャンプ地などは、その時また考えようと思います。
● AM10:00(幌延町)⇒ 本日は、あいにくのお天気ですが、「ペンケ沼~パンケ沼」を散策します。
旅のルート、今日は逆ルートで内陸を少し北へ戻ります。国道40号を宗谷本線に沿って北上し、豊富・徳満と進み、下の写真の「宮の台展望台」にやってきました。 お昼ご飯は、途中で寄った「セイコーマート」で仕入れた美味しそうでボリューミーなカツ丼です。 北海道に来てからやたらと目立つこの北海道ローカル?のコンビニ「セイコーマート」ですが、こちら北海道ではセブンイレブンやローソンよりも圧倒的に店舗数が多いんです。 それにこの地元のコンビニは、セブンイレブンやローソンと違い、店の前にごみ箱が設置されていることが多く、長く旅をしている者としては、有難く利用させて頂いてますので、自然と買い物もこの店を利用してしまいます。 もう一つ北海道に来てからやたらと目立つのがこの背の低い桜の木です。「千島桜」というんだそうですが、やはり猛烈な風雪に耐えるため、この様な形になっているんでしょうね。寂しい所ですが、キャンピングカーの方なら、ここでも静かに車中泊が出来ます。 「宮の台展望台」でお昼休みを過ごした後、少し先の「兜沼」にやってきました。ここには「兜沼オートキャンプ場」という人気のアウトドアー施設があり、もう少し季節が進めばキャンパーでごった返すんでしょうね。いい~い所です。 本日、北上するルートはここまでで、ここで転回して来た時とは違う国道40号のバイパスを使い、カミさんのリクエストの温泉に向かいます。石油を掘っていたら偶然出てきた温泉という、珍しい「豊富温泉」です。
● PM13:30(豊富町)⇒ ここが、「豊富町大規模草地育成牧場」です。 このところ、毎日毎日見渡す限りの地平線や水平線ばかり見て暮らしているので、おそらく北海道に来てから視力が少し良くなったと思います。 そんな見晴らしの良さでは北海道でもここ「豊富町大規模草地育成牧場」は、屈指の牧場の一つでしょう~! 天皇皇后両陛下も行幸されたというこの牧場は、なんと 1500ha というとてつもない広さです。といっても分かりづらいですよね。東京ドームが320個も入る大きさなんだそうですが、どちらにしてもそのスケールは、想像も出来ません。 広大な牧場のちょうどその真ん中あたりに展望所を兼ねたちょっとした公園みたいな所があります。ここに、野生なのか飼育しているのか分かりませんが、大きなウサギがいるんです。 囲いが有ることは有りますが、ウサギは自由に出入り出来るので、飼育している様にも見えませんがね~!
● PM14:00(豊富町)⇒ とっても湯ニークな?「豊富温泉」です。 湯ニークな温泉!って、どこかの温泉のキャッチフレーズにありそうですが、まさに!長い人生でこの様な温泉があることを知らなかったとは、悔しい限りです。 カミさんはどこかで誰かから聞いていたらしく、以前から知っていて「一度来てみたいと思っていた。」と言ってますが、広い日本列島、こんな温泉!他にも有るんでしょうか。 「豊富温泉」は、大正年間に石油の試掘を行った時に天然ガスと一緒にお湯が噴出した。と言われてますが、皮膚病に世界に類を見ない程の効能があることが後に分かってきました。 ホンマかいな~?と思いますが、特に乾癬症やアトピー性皮膚炎などには抜群の効果があるとして、実際、ここでの療養型温泉湯治が大変人気があるそうです。 薄茶色の温泉に首まで浸かると表面に石油臭い油が浮いてますし、良く見ると油が湯船の底の方からツーっと浮いてきています。ちょっと嫌な感じもしますが、ガマン!ガマン!これに薬効があるんですね。 しっかり石鹸を使って体を洗ってから出てきたんですが、車に戻っても体やタオルから漂う独特なこの油の臭いは暫く消えませんでした。私達は町営の日帰り温泉施設「ふれあいセンター」にお世話になりましたが、他にも旅館ホテルのお風呂も日帰りで利用できるそうです。 入浴料は¥510円ですが、65歳以上はシニヤ割で¥380円です。ここには勿論、トイレ付きの広い駐車場もありますので、車中泊も出来ます。この温泉について、いろいろ書き始めると長くなりますので、興味の有る方や、試してみたい方は「豊富温泉」のホームページでご検討ください。
● PM17:00(中川町)⇒ 今夜は、ぐるっと回って「道の駅:なかがわ」です。 「豊富温泉」を出ると、旅のルートを道道121号にとり、再び幌延の街に戻ります。 「トナカイ観光牧場」は、本日、残念ながら時間切れになってしまいました。 幌延からは、宗谷本線や天塩川に沿って国道40号(天塩国道)をもう少し南下しましょう。 地図をご覧頂くとお分かりの様に、すぐ横を流れるこの天塩川は凄い暴れ川で、何処が本流でどれが支流なのか分からない程、川筋が多く広いんです。そんな暴れ川がやっと一本の流れに落ち着いた辺りが、中川町になってます。
施設にある駐車場全ての場所に移動してみましたが、傾斜直しの台に乗っても無駄なほど傾斜が非常に強く、ここでの車中泊は断念しました。 また、すぐ近くにカヌーなども楽しめるという「ナポートパーク」というオートキャンプ場もあるんですが、ここは6月1日オープン!ということで、準備中の看板が出てました。 温泉もすぐ近くに中川町営の「ポンピラアクアリズイング」という宿泊施設があり、入浴料¥400円で日帰り入浴も可能になっているので、ここは利用させて頂きました。 という訳で、キャンパーにとってこんなに理解ある中川町ですが、本日のお宿は残念ながらご覧の様に右上の写真「道の駅:なかがわ」となりました。次回来た時にはの~んびりしたい中川町でした。 |
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