モーターホームページ/Camp-Report 2018/北海道のキャンプレポート０８

☆彡キャンピングカーの自由で気侭な旅！一度始めたらやめられませんねぇ～！ (^_-) Ｖ


	●●● 平成３０年、北海道ロングキャンプツーリングレポート！= P０８ = ●●●

■■■ ２０１８年（平成３０年）北海道旅行の日程表！■■■

＝０１Ｐ＝
◇ ５月８日（火曜日）	◇ ５月９日（水曜日）	◇ ５月１０日（木曜日）
・・⇒ 出発～大洗～フェリー～苫小牧	・・⇒ 鵡川～二風谷～占冠	・・⇒ かなやま湖～富良野～美瑛～浦臼
（フェリー：船中泊）	（道の駅：しむかっぷ泊）	（道の駅：つるぬま泊）

＝０２Ｐ＝
◇ ５月１１日（金曜日）	◇ ５月１２日（土曜日）	◇ ５月１３日（日曜日）
・・⇒ 旭山動物園～秩父別～幌加内	・・⇒ 美深～音威子府～猿払	・・⇒ 宗谷岬～大沼～稚内
（道の駅：森と湖の里ほろかない泊）	（道の駅：さるふつ公園泊）	（道の駅：わっかない泊）

＝０３Ｐ＝
◇ ５月１４日（月曜日）	◇ ５月１５日（火曜日）	◇ ５月１６日（水曜日）
・・⇒ 礼文島～利尻島	・・⇒ 利尻島～稚内～天塩	・・⇒ 幌延～サロベツ原野～豊富～中川
（利尻島：沓形港フェリーターミナル泊）	（天塩町鏡沼公園キャンプ場：泊）	（道の駅：なかがわ泊）

＝０４Ｐ＝
◇ ５月１７日（木曜日）	◇ ５月１８日（金曜日）	◇ ５月１９日（土曜日）
・・⇒ 遠別～羽幌～苫前～黄金岬～北竜	・・⇒ 神居古潭～旭川	・・⇒ 旭川～旭川のショー・紋別道～上湧別
（道の駅：サンフラワー北竜泊）	（旭川市21世紀の森キャンプ場：泊）	（道の駅：かみゆうべつ温泉：泊）

＝０５Ｐ＝
◇ ５月２０日（日曜日）	◇ ５月２１日（月曜日）	◇ ５月２２日（火曜日）
・・⇒ サロマ湖～能取湖～網走湖	・・⇒ 東藻琴～斜里～知床～清里	・・⇒ 屈斜路湖～摩周湖～塘路湖～鶴居
（網走湖・女満別湖畔キャンプ場：泊）	（道の駅：パパスランド・さっつる泊）	（つるいキャンプ場：泊）

＝０６Ｐ＝
◇ ５月２３日（水曜日）	◇ ５月２４日（木曜日）	◇ ５月２５日（金曜日）
・・⇒ 阿寒湖～オンネトー～足寄～本別	・・⇒ 糠平湖～三国峠～層雲峡～旭川	・・⇒ 深川・留萌道～増毛～厚田～新篠津
（道の駅：ステラ★ほんべつ泊）	（旭川市21世紀の森キャンプ場：泊）	（道の駅：しんしのつ泊）

＝０７Ｐ＝
◇ ５月２６日（土曜日）	◇ ５月２７日（日曜日）	◇ ５月２８日（月曜日）
・・⇒ 札幌～小樽～余市	・・⇒ 積丹岬～神威岬～岩内	・・⇒ 寿都～島牧～瀬棚～奥尻島
（道の駅：スペース・アップルよいち泊）	（道の駅：いわない泊）	（奥尻島：北追岬公園キャンプ場泊）

＝０８Ｐ＝	※ 現在、このページを開いてます。
◇ ５月２９日（火曜日）	◇ ５月３０日（水曜日）	◇ ５月３１日（木曜日）
・・⇒ 奥尻島～江差～厚沢部	・・⇒ 江差～松前	・・⇒ 福島～木古内～七飯
（道の駅：あっさぶ泊）	（道の駅：北前船松前泊）	（道の駅：なないろ・ななえ泊）

＝０９Ｐ＝
◇ ６月１日（金曜日）	◇ ６月２日（土曜日）	◇ ６月３日（日曜日）
・・⇒ 函館～恵山	・・⇒ 鹿部～大沼～森	・・⇒ 落部～長万部～豊浦
（函館市海浜公園キャンプ場：泊）	（道の駅：You・遊・もり泊）	（道の駅：とようら泊）

＝１０Ｐ＝
◇ ６月４日（月曜日）	◇ ６月５日（火曜日）	◇ ６月６日（水曜日）
・・⇒ 洞爺湖～伊達～室蘭～登別～樽前	・・⇒ 支笏湖～道東道～帯広道～中札内	・・⇒ 札内川園地キャンプ場
（道央自動車道：樽前ＳＡ泊）	（道の駅：なかさつない泊）	（札内川園地キャンプ場：泊）

＝１１Ｐ＝
◇ ６月７日（木曜日）	◇ ６月８日（金曜日）	◇ ６月９日（土曜日）～１０日（日曜日）
・・⇒ 広尾～襟裳岬～浦河～新ひだか	・・⇒ 絵笛～新ひだか～日高～新冠	・・⇒ 鵡川～苫小牧～大洗～自宅
（道の駅：みついし泊）	（判官館森林キャンプ場：泊）	（フェリー：船中泊）

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■■■ ２０１８年（平成３０年）５月２９日（火曜日）の、くるま旅レポート！

● ＡＭ０７：００（奥尻島マップ）⇒ 素晴らしい「北追岬公園キャンプ場」の朝です。

ここ「北追岬公園」には世界的な「彫刻家：流政之氏」制作の８つのオブジェを巡る２.５キロ（約１時間半）のトレッキングコースがあります。

「この島にはクマや蛇は居ない」というので、虫対策だけすれば安心して歩くことができます。

朝食後、昨夜ご一緒したバイクのお兄さんは「どうも～！」と言いながら、ボッ！ボッブゥ～ん！と、ＢＭＷ特有の小気味良い排気音を響かせて行ってしまいましたので、「お天気もいいことだし、その辺りをぶらぶらと歩いてみよう！」ということにしました。

● ＡＭ１０：００（奥尻島マップ）⇒ ここは、島の南端の青苗地区にある「奥尻島：津波館」です。

１９９３年（平成５年）に発生した北海道南西沖地震で、その高さ最大３０ｍという巨大な津波に襲われた奥尻島ですが、北端の稲穂岬と南端のここ青苗岬が特に大きな被害にあいました。

中でも大きな火災が発生した青苗地区はダブルの被害があったといわれています。

「奥尻島：津波館」では、震災当時の被害地の写真は勿論のこと、ドキュメンタリー映像や１９８名の被災者を悼む「１９８のひかり」などの展示、また、奥尻島の遺跡や歴史のなどの展示があり、実際に震災で被災した人が付き添って展示内容の説明やガイドをしてくれます。

下の写真は「地震翔」という屋外展示のオブジェで、中央の窪みは震源となった南西方向を向き、震災の日の７月１２日に中心部に太陽が沈むという「心と翼」を表現しているといいます。

横の壁にはこの地震に伴い犠牲になった方１９８名の名前が刻まれて、慰霊碑となってます。

下の写真は「奥尻島：津波館」の反対側にある、昇る朝日も沈む夕日も楽しめるという３４０００平米の広さがある青苗岬緑地公園の様子です。

駐車場で車中泊も出来ますが、ここは島に住む人たちにとって震災の記憶を残す特別な場所となっています。

下右の写真は、その地震にもその後の津波にも耐えたという青苗岬の象徴という、昭和６年に建立された町の有形文化財「徳洋記念碑」です。

● ＡＭ１１：００（奥尻島マップ）⇒ これが奥尻島の象徴「鍋釣岩」です。

青苗岬をぐるっと一周した後は、奥尻島出身の野球選手「佐藤義則野球展示室」、奥尻島名産のウニのオブジェ「うにまる」を見学しに行きましたが、野球展示室はクローズで、「うにまる」のオブジェは車内から見ただけでした。

下の写真は、奥尻島を代表するシンボルとしての存在感や役割のある「鍋釣岩」ですが、パンフレットや観光案内には「なべつる岩」と書いてあるものもあります。前者は囲炉裏に鍋を吊るすフック状の鉤手？であり、後者はいわゆる鍋の取っ手で、全然別物です。私は後者派ですかね。

先の地震と津波で一部に破損があったそうですが、現在は修復されて元の姿に戻っているそうです。瀬棚～奥尻島～江差間を結ぶフェリー内にもこの「なべつる岩」のミニチュアオブジェがあります。

● ＰＭ１２：００（奥尻島マップ）⇒ これで奥尻島を一周し、「奥尻港フェリーターミナル」に戻りました。

一泊二日で島を一周してきた訳ですが、前日の午後に着いて一泊し、翌日の午前には島を立つ訳ですから正味一日ですね。次回もしもう一度来島のチャンスがありましたら、キャンカーは道内に置いて、島での移動はレンタカーを使い、宿泊は漁師民宿に！というのが正解かもしれません。

ちょうどお昼だったので、奥尻の町に出て「まつや食堂」さんで、島の名物？を頂きました。

● ＰＭ１５：００（奥尻島マップ）⇒ いよいよ乗船開始です。

奥尻発ＰＭ１５：５５～ＰＭ１８：０５江差着の便、予約しておいて良かったですね。島へ来る時とは大違い、江差行きのカーデッキは結構混雑しています。

● ＰＭ１８：１０（江差町マップ）⇒ ここは、「道の駅：江差」です。

奥尻島からのフェリーが江差の町へ着くと、国道２２９号から追分ソーランラインを受け継いだ国道２２７号に出ます。

追分ソーランラインはここから右に行くと２２８号番号が変わって松前から函館に至り、左へ行くと２２７号（大野国道）となり、厚沢部から北斗市を抜けて函館に至ります。

「道の駅：江差」は、そんな２２９号（大野国道）を、江差港から３００ｍ程北に上がった所にあります。道の駅の駐車場は、国道と浜に挟まれた非常に狭い所にあり、車中泊はあまり適した所とは言えないかも知れません。

右下の写真は「笑え、笑え、へばええごとある」と、江戸時代の江差に実在したといわれる「とんち」の名人・江差の繁次郎です。ゆるキャラの元祖みたいなもの？

そんな繁次郎のいる「道の駅：江差」から更に２～３００ｍ北上すると、国道のすぐ脇に下の写真の「繁次郎温泉」の看板が見えます。

通常の入浴料は￥３００円ですが、６５歳以上はナンと申し訳ない！「寿価格の￥１５０円」ということでした。

● ＰＭ１９：００（厚沢部町）⇒ 今夜はここ、「道の駅：あっさぶ」にお世話になります。

「道の駅：あっさぶ」は、「繁次郎温泉」から２２７号（大野国道）を江差港から１０キロ程内陸に入った所にあります。「メークイン発祥の地」というの看板がドーンと目に飛び込んできますが、一宿一飯の恩義です。明日はメークインをたくさん仕入れて帰りましょうか。

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■■■ ２０１８年（平成３０年）５月３０日（水曜日）の、くるま旅レポート！

● ＡＭ０８：００（厚沢部町）⇒ さすがにメークインの故郷「道の駅：あっさぶ」です。

右下の写真、このメークインの詰め放題は、ナンと！￥１００円で～す。申し訳ありません。
一宿一飯の恩義を返すどころか、こんなにいい～いお土産まで頂いちゃいました。

● ＡＭ０９：３０（江差町）⇒ 江差町の観光、先ずは「旧関川家別荘」から始めます。

メークインのお土産をたくさん頂いた後、「道の駅：あっさぶ」を出て再び江差の街にやって来ました。
おめでとうございます！「江差の五月は江戸にもない！」ニシンの繁栄が息づく町として、ここ江差は北海道初の「日本遺産」に認定されたそうです。

国道から少し入った所にある広い蝦夷館公園に、１７世紀のおわりから明治３０年代まで、松前藩きっての豪商として江差で回船問屋を営んでいた「旧関川家別荘」があります。先ずはこちらから江差の町の観光を始めようと思います。

ここ、「旧関川家別荘」では、江差の最盛期と言われた頃の様子を伝える貴重な古文書や、調度品が大量に保存されています。

昭和６１年に建物全ての修復が完了し、保存されていた調度品も建物と同時に昭和６２年度から公開しているそうです。他にお客さんもないからと、こちらも館長さん自ら付きっ切りで展示品の説明をして頂きました。

「旧関川家別荘」に続いて海岸通りに降りると、タイムスリップしたかの様な「いにしえ街道」に入り、日本遺産の文化財指定されている「横山家」や「中村家」等の保存されている江差の旧市街を見下ろす丘の上に建つ「江差町郷土資料館」にやってきました。

● ＡＭ１０：３０（江差町）⇒「江差町郷土資料館」にやって来ました。

「江差町郷土資料館」の建物「旧檜山爾志郡役所」は、北海道庁の出先機関である郡役所と、警察署の業務を執り行なう建物として、明治２０年（１８８７）に建てられた建物だそうです。

その後、明治・大正・昭和・平成の江差を見続け、その間に建物には様々な手が加えられたそうです。

１９９２年（平成４年）に道内でただひとつ現存する郡役所として道指定有形文化財の指定を受け、江差町では１９９６年（平成８年）から一年掛かりで創建当時の姿に復すべく大改修を行い、現在は明治時代の貴重な建物「江差町郷土資料館」として活用しているそうです。

常設展では江差町のシンボル「かもめ島」がどのように誕生したのかといった歴史的な展示の他、北前船や「姥神大神宮」の祭り山車、箱館戦争時の資料、アイヌとの関わり、北国独特の生活文化など多岐に渡った展示があります。

一時間程で「江差町郷土資料館」の見学が終わりましたので、駐車場から車を出そうとすると、資料館の職員の方が来て「車はそのままでいいので、是非！旧市街の方へどうぞ！」と勧めてくれましたので、お言葉に甘えて車はそのままで江差の町の観光に出掛けることにしました。

先ずは目の前にあるニシン漁の全盛時代を今に伝える重要文化財の「旧中村家住宅」から見学します。

この建物は、日本海沿岸の海鮮問屋を相手に海産物の仲買をしていたという近江商人の「大橋宇兵衛」が建てたものだそうで、大正初期に大橋家から「中村米吉」が譲り受け、その後昭和４６年に国の重要文化財の指定を受け、さらに昭和４９年に中村家より江差町に寄贈された後、昭和５７年に修復が完成し一般公開されているそうです。

空いている時期に来る観光地というのは、実に多くのメリットとデメリットがあります。

本日はメリット！の方で、重要文化財「旧中村家住宅」での見学者は私達夫婦と青年が一人だけ、ガイドさんの名調子と丁寧な説明で、隅々まで案内して頂きました。

● ＡＭ１１：００（江差町）⇒「江差追分会館」で、江差追分と地元北海道民謡の実演を見学！

続いてやって来たのが「江差追分会館」で、ここでは４月末から１０月までの毎日、江差追分と地元北海道民謡の実演を行っているそうです。

受付で「ちょうどこの後１１時から地元の全国大会優勝者や師匠等が唄う本場の江差追分を百畳敷ホールで聞くことができます。」と、勧められたので聞いてゆくことにしました。

左上の写真の緞帳は、「江差町郷土資料館」に展示されていた屏風を模して造られたものだそうで、とても立派です。本日は百畳敷きという広い観客席に私達夫婦を含めて５～６人の観客しかいませんが、まっ、今の時期はこんなものでしょう。

信州で謡われていた馬子唄がそのルーツという追分節は、全国に広まった後、越後に伝わって船歌となり、北前船に乗って江差にも伝わったといわれているそうな。出演者の方の方が多くて張り合いがありませんが、頑張ってください。

実は、私の親父が長く民謡に携わってまして、「江差追分は、出だしの、かもめ～♪♪ の部分を聞いただけでその人の歌唱力が分かるんだ！」って、偉そうに良く言っていたのを思い出しました。

本場の江差追分節を堪能した後は、こちらの隣接する施設「江差山車会館」にやって来ました。
ここで展示している山車は凄い迫力です。本物の迫力というのはこういうことを言うんですね。

● ＰＭ１２：３０（江差町）⇒ にしんそばの幟が目に焼き付いていたんですが、・・・

本場の江差追分を聞いて、本物の山車を見終わると、時間の経つのも早いものでもうお昼になります。

実はこちらに入る前、「江差山車会館」の入り口にあった「お食事処：えさし」の、にしんそばの幟が目に焼き付いていたんです。

時分時ですが、店内はガラガラに空いてます。

にしんそばを食べるつもりでしたが、左の写真をご覧下さい。

これが本日売り切れ御免のランチメニュー！「うに丼とお蕎麦のランチセット」これで￥１２００円です。

どちらも地元の名産ですからね。少し量が足りなかったですが、美味しかったです。

たいへん満足した昼食の後、「いにしえ街道」の街並みをぶら～っと歩いてみましたが、家々は皆新しく綺麗で、なんとなくですが統一感が演出されてます。

電柱の無い通りというのはこんなに気持ちのいいものなんですね。高い建物のない街並みからは、見上げる空が広くてとても気持ちがいいですね。

よく街並みの保存とか再開発とか聞きますが、古い物の保存こそ大事なんだと、そこに住む人たちの生活が犠牲になっている様な保存地区や街並みの保存を良く見掛けますよね。

いにしえの街並み観光の最後は、車を預けていた「江差町郷土資料館」に戻り、「いにしえ街道」の外れまで車で移動して「姥神大神宮」に参拝し、御朱印を頂いて終了しました。

● ＰＭ１３：００（江差町）⇒ 午後一番の観光は、「海の駅：開陽丸」です。

「今甦った幕末のロマン！その歴史のすべてを再現！」という場所がここ、「開陽丸青少年センター」です。

道の駅の海版という役割？のヨットハーバーを備えた海の駅と公園、２４時間利用出来るトイレ、そして復元展示されている維新に活躍した「開陽丸」が歴史の展示資料館としてここに係留されてます。

開陽丸は１８６６年にオランダで建造され､一年かけて日本に到着しました｡

その後、時の政府だった徳川幕府の旗艦として働く訳ですが､徳川幕府が崩壊しすると幕府の家臣たちは開陽丸を奪い北海道を独立国にしようと蝦夷地へと逃亡します｡

しかし、追ってきた新政府軍と箱舘戦争の最中、松前を落として江差に向かう土方歳三らの陸軍支援のため､海路進んだ江差沖で暴風雪に遭いあえなく座礁し､沈没してしまいます｡

まっ、そんなところが開陽丸の歴史の概要かと思いますが、その後１００有余年を経た昭和５０年から始まった海中発掘調査で多数の遺物が引き揚げられ、脱塩保存されました。

それらの歴史的な遺物を保存するだけでなく歴史資料として発表しようと、沈没から１２２年ぶりとなる平成２年にこの地に実物大の開陽丸が復元され、展示館となりました。こちらに来たら、歴史のお勉強に是非お立ち寄りください。

● ＰＭ１４：３０（江差町）⇒ 伝説の「鴎島」に渡ります。

そしてこちらがその開陽丸の背後にある北海道の自然百選、先程の「江差町郷土資料館」に展示されていた屏風絵や「江差追分会館」の緞帳にも描かれていた自然と伝説の「鴎島」です。

といっても島は現在陸続きになってまして、見所は「瓶子岩」「千畳敷」「江差追分記念碑」「巌島神社と浪切鳥居」「北前船係留跡」「北前船飲用井戸」「徳川幕府砲台跡」などがあり、他にも「義経と馬岩の伝説」「弁慶の力石伝説」「義経が作った島々」「鴎島と大蛸伝説」などの所説・伝説もあります。

上の写真がその「瓶子岩」で、下の写真が「江差追分の記念碑」と「千畳敷」です。
島にあるキャンプ場には、珍しく一組というか？流行りでしょうか？ソロキャンパーがいました。

島にはぐるりと遊歩道が設定されてますが、この様にあまり見せたくない所もあります。

海の透明度はまあまあですが、それ程良くはありません。右上の写真のウニは多分空です。なお、私達は本日もう少し時間がありそうなので先へ移動しますが、この地の「海の駅：開陽丸」の駐車場でも車中泊は十分可能です。

● ＰＭ１６：００（松前町）⇒「松前温泉休養センター」です。

江差の町の観光を終え、旅のルートは再び国道２２８号（追分ソーランライン）です。

途中、絶景の「道の駅：上ノ国もんじゅ」で休憩し、松前の町を少し通り過ぎた所にある松前藩御用達？の「松前温泉休養センター」にやって来ました。

お城の様なこの温泉施設、古い木造の様に見えますが、鉄筋コンクリート造りです。、入浴料は、ナンとリーズナブルな￥３８０円でした。

● ＰＭ１７：００（松前町）⇒ 本日はこちら、「道の駅：北前船松前」に世話になります。

松前での車中泊は、この上にある松前城の更に上、寺町のある更にその上の観光武家屋敷横の駐車場が良さそうなんで行ってみたんですが、この時間でもう誰もいませんし、お墓みたいな所もあって少し寂しいかな？と思っていると、カミさんが「さっきの道の駅の方がいいんじゃない？」って言います。

車中泊には静かでいい場所なので、観光シーズンに入ればこの駐車場は車中泊の人が増えると思いますが、明日観光する予定の「松前城」を上から降りるか下から登るかの違いですから、泊る所はどちらでもいいんですが、確かにここは寂しいです。

お世話になることにした「道の駅：北前船松前」は、地図によっては道の駅ではなく「北前食堂」となっているものも有るようですが、この食堂のメニューを見たら涎が止まりません。

確かに松前に来たら、メインはこの「北前食堂」です。明日の昼食はここで絶対頂きます。

という訳で、明日の「松前城」観光は、順路の通り！下から登ってぐるりと回り、降りて来てお昼はここの「北前食堂」でする。ということになりました。

そして、騒がしそうな国道沿いですが、本日はここ「道の駅：北前船松前」に一宿お世話になります。

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■■■ ２０１８年（平成３０年）５月３１日（木曜日）の、くるま旅レポート！

● ＡＭ０８：３０（松前町）⇒ 本日は、「道の駅：北前船松前」を起点に松前の町の中心部を観光します。

松前の町を南北に突っ切る道や川は何本もありますが、どれも高い山に突き当ります。

ここ「道の駅：北前船松前」は、そんな松前の町を南北に突っ切る一本の川の河口にあり、北海道で最初に出来た石積みによる商業港「松前福山波止場跡」に隣接する松前の町を観光するのに絶好の場所にあります。

海と国道に挟まれた狭い土地に立ってますので、車中泊に向いているとは決して言えませんが、くるま旅に慣れた人ならそれなりに過ごせます。

先ずは下の写真、国道２２８号から分かれて松前の町中に入った道道８０号ですが、４００ｍぐらいの間の電柱が取り払われて白壁にいぶし銀の日本瓦葺きに統一された松前の城下町からスタートです。

ゆっくり出てきたつもりですが、まだ時間が早いので、殆どのお店が未だ開いていませんし、人が歩いていません。

まだ朝が早いので活動を始めない城下町（商店街）を突っ切って沖之口から城内に入り、上の写真の「松前城資料館」に入ります。（松前町中心部マップを参照して下さい。）

この辺りの町の解説をしていると長くなりますので、展示物の詳しい説明や写真など興味のある方は、松前城資料館のホームページへどうぞ！

「松前城資料館」を出ると、本丸御門から松前公園を通り、「松前神社」を参拝して御朱印を頂きました。
（松前町中心部マップはこちら！）

実に残念なのは、この松前城一帯が北海道随一の桜の名所だったということで、それもホンのひと月足らず前のことだったということです。当初の予定通り、函館に上陸して時計回りに旅をしていれば、北海道随一と云う見事な桜並木が堪能出来たかも？知れない！ということです。

勿論、現在の葉桜やツツジ等も今が盛りで奇麗なのですが、やはり残念です。

寺町に入り、上の写真の「法源寺」「龍雲院」「光善寺」そして松前藩主の菩提寺である「法幢寺」とお参りし、貴重な文化財にも触れることが出来ました。

寺町を抜けると観光客の集客用に新たに模して建てられた日光江戸村の様な観光武家屋敷群「松前藩屋敷」があります。以下に数枚の写真がありますが、観光客用に新たに建てられた観光施設なので、それらしい雰囲気は出てますが保存された歴史ある建物ではありません。

昨夜、車中泊にどうかと思いやって来たのが、この「松前藩屋敷」の駐車場だった様です。

「松前藩屋敷」を出ても更に広い園地は続きます。（松前町中心部マップ）
下の写真は本物の日本庭園、そして洋風のカントリーパークです。

新桜見本園、牡丹園、バラ園、町村記念公園、北鴎碑林と歩けば、松前城一帯をほぼ一周して元の「松前藩屋敷」に戻って来たようです。

右下の写真、おや！こんなところに忍者がおったとは！カミさんは泥棒？って言ってました。

帰り道は下りです。西側の「松前藩屋敷」から東側の「日英讃桜文化友好親善記念碑」「桜見本園」と桜のトンネルを抜け、「搦め手二の門」「天神坂門」をくぐり、城下町通りから振り出しの「道の駅：北前船松前」に戻りました。

松前の町の中心部をぶらぶらと約半日歩きましたが、本日最大のお楽しみはここ、「道の駅：北前船松前」の「北前食堂」です。

「前浜で採れた新鮮な魚介類を食べさせてくれる！」と、毎週末に長い行列が出来るほど有名なお店らしいです。上の写真は今回頂いた看板メニューの「大漁くんどんぶり」と「うに丼」です。旨かった～！

● ＰＭ１３：００（福島町）⇒ 午後はお隣の福島町観光で、「青函トンネルのメモリアルパーク」からです。

食後、再び海岸線を走る国道２２８号（松前国道）に戻り、北海道最南端？の白神岬を過ぎたら、いよいよ青函トンネルの町「福島町」に入ります。本日午後の福島町観光は、下の写真の「トンネルメモリアルパーク」から、スタートです。

● ＰＭ１３：３０（福島町）⇒ 福島町観光のメインはここ、「横綱千代の山、千代の富士記念館」かな？

「トンネルメモリアルパーク」から吉岡漁港の海底１５０ｍにあるという？北海道新幹線の「吉岡海底駅」サイドを通り過ぎるとやがて「道の駅：横綱の里ふくしま」が見えてきます。

小さな道の駅ですが、福島町がスルメの生産量日本一！ということで、福島町特産品センターで１枚￥１００円から販売されているスルメは安くて種類も豊富です。

我が家もお土産用に数十枚買いましたが、気になるのはナンと言ってもお隣の建物、道の駅と隣り合った施設の「横綱千代の山、千代の富士記念館」でしょう。

「横綱千代の山、千代の富士記念館」では、福島町出身の「第４１代横綱・千代の山」と「第５８代・千代の富士」二人の横綱の厳しい修行の道をパネル紹介したり、生い立ちやプライベートな情報などの展示、毎年夏合宿をしているという「九重部屋道場」などの紹介をしています。

入場料は、この道の駅の少し先にある「福島町青函トンネル記念館」と共通で￥７００円と、お得？です。

● ＰＭ１４：００（福島町）⇒ ここが福島町観光の第二弾！「福島町青函トンネル記念館」です。

「横綱千代の山、千代の富士記念館」から国道２２８号を５００ｍぐらい走った所にあるのが、この下の写真にある「福島町青函トンネル記念館」です。

トンネルの一部をそのまま地上に持ってきた様なデザインの建物で、海峡を走り抜ける技術者達の壮大な夢とロマン、また、その壮大な夢とロマンを実現しようと努力したその壮絶な工事現場の一部を紹介展示しています。

● ＰＭ１５：２０（木古内町）⇒ 木古内町サラキ岬、あの太平洋を横断したという！咸臨丸ここに眠る。

福島町を過ぎると、国道２２８号（松前国道）は、海峡に迫り出した高い山を避けて一旦内陸に入り、知内町から再び海岸線に出て、やがてみそぎの町木古内町へと入ってきます。

道南いさりび鉄道の木古内駅を過ぎて１０分程で「咸臨丸終焉の地」にやってきます。１８７１年にこのサラキ岬沖で沈没したというこの場所も、歴史好きにはたまらない場所の一つでしょう。

ここにはちょっとした流し場がありましたので、キャンカーに水を補給させて頂きました。どうも簡易的なキャンプ場の様になっているようです。詳しい情報は他のネットや文献書籍をご参照下さい。

● ＰＭ１６：２０（北斗市）⇒ なんとしても「トラピスト修道院」でクッキーを買って帰らないと孫達に叱られる！

道南いさりび鉄道の当別駅の少し手前、左手に国道より一段高いと所を一緒に走っている線路をＵターンする様に渡ると、下の写真！丘の上まで一直線に伸びている道があります。

本日、予約をしてませんので修道院内の見学は出来ませんでしたが、右下の写真の売店でお土産は買えました。

右下の写真でお分かりの様に「トラピスト修道院」の建物の中、見学は出来ますが予約が必要です。しかも女人禁制です。

● ＰＭ１８：００（七飯町）⇒ 今夜はここ、「道の駅：なないろ・ななえ」にお世話になります。

北斗市に入ると、さすがに町の規模が大きくなってきました。本日の温泉は、左下の写真、大野川のせせらぎを聞きながら入れるという源泉かけ流しの「北斗市健康センター：せせらぎ温泉」です。

本日はもう少し函館寄りで車中泊したいと思いましたが、最悪コインパーキングで車中泊するよりはいいかな？と思い平成２９年の暮れに出来上がったという「道の駅：なないろ・ななえ」迄、やって来ました。

ここからなら明日の観光予定の函館までそう遠い距離ではありませんし、お仲間のキャンカーも５～６台車中泊していますから何となく安心です。

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次のレポートは、いよいよ後半のターン、函館～大沼～長万部へと巡ります。＝０９＝へ進む！

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