● AM08:00(中川町)⇒「道の駅:なかがわ」を出発します。
北海道に来て少し驚いているのが、あちらこちらの道の駅で地元の作家さんの焼き物の展示が多いということ、昨日も、この「道の駅:なかがわ」で私好みの焼き物と出会いました。
この先のキャンプでの晩酌に備え、日本酒用のぐい飲みを二つと、キャンプ用に木炭を買いました。
夜半は雨こそ降らなかったですが、車が揺れるほど強い風が吹いていました。今朝も早くから大型トラックの騒音で目が覚めてしまいましたので、今日は少々寝不足気味ですが、頑張って旅を続けましょう。
もうひと月もするとこの辺りもアウトドアで遊ぶ人が増えてくると思いますが、中川町はまだ準備中でしたね。
本日の旅のルート、先ずはこのまま「国道40号(名寄国道)」を大きく左にカーブする佐久まで南下して、ここでクロスする「道道119号」を右折して遠別へ出ます。
この「道道119号」ですが、途中で面白い道路標示を発見しました。これまで日本最北のナンチャラを幾度見たことだろう。それは、「日本最北端の水田」だった〜!(^_-)-☆
中川町〜遠別町へ!日本最北端の水田は、本土とスケールが違います。超〜〜でかい!
● AM08:40(遠別町)⇒ 本日、第一の経由地は「道の駅:えんべつ富士見」です。
本日宗谷本線の佐久の駅辺りから西に向かって北海道を横切ってきた道道119号(遠別中川線)は、最後に長〜い!直線道路になります。ここを過ぎると啓明という交差点で、北海道の北端の稚内から日本海側を留萌まで走る「国道232号(天売国道)日本海オロロンライン」に再び出ます。
本日は、ここで左折して日本海側の海岸線を走り、道南方面に進路を取ります。
日本海に突き当たり、左折して走り出すとすぐに遠別川を渡り、大きな塔のある「道の駅:えんべつ富士見」が見えてきます。ネットで観光情報を見ると、この道の駅には隣接して素晴らしい眺望の「富士見ヶ丘公園」や、少し先には夏になると一面が黄色くなるエゾカンソウの花畑がある「金浦原生花園」があるそうです。

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道の駅本体の駅舎では、何やらまだオープン前で準備中といった感じで、改装工事の業者が入って、ガーガーやってます。
本土のこじんまりとした道の駅と違い、北海道ならではのスケールの大きな道の駅です。工事が終わればゆっくり出来そうです。
上の写真の所、少し上に上がった所に良さ気な展望台が見えるので、こちらにやってきました。
この展望台から見える一帯は、「富士見ヶ丘公園」となってますが、NHKのラジオアンテナの向こう側、道の駅と国道を挟んで海側の下の方も大きな公園になっているようです。
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広い土地を自由に使える北海道ならではの道の駅の縄張りですね。いい所で巣からポイントをパークして、次回来た時のゆっくりしてみたい場所候補に入れておきましょう。
● AM09:00(初山別村)⇒ 本日、二番目の経由地は「道の駅:しょさんべつ」です。
この道の駅の周辺には「みさき台公園オートキャンプ場」や「初山別オートキャンプ場」と、二つのオートキャンプ場を始め、白線流し19の春のテレビドラマの舞台にもなったという「初山別天文台」、「初山別温泉:岬の湯」、「金毘羅岬灯台」などの見所や遊び所が多数あります。
その途方もない広さは、この公園がいったい何処から何処まであり、何処がどれなんだか?施設内をぐるぐる走り回っても訳が分からない内に元の国道に戻り出てしまう程でした。
訪問時間が朝じゃなく、夕方だったら絶対ここで車中泊ですね。
いや!一度落ち着いちゃったら気分が乗って多分連泊しちゃうかも知れませんね。ご覧の様に本日はだ〜れも居ませんが、ここも幾らでも土地のある北海道ならではの思いっきりの広さです。

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下の写真は「みさき台公園」から見た豊岬漁港・豊岬海水浴場の景観です。
子供さんを連れた夏休みの利用には、もってこいの場所ですね。 |
● AM10:50(羽幌町)⇒ 本日、三番目の経由地は「道の駅:ほっとハートはぼろ」です。
この道の駅は、温泉宿泊施設の「サンセットプラザ羽幌」を中心に、「はぼろバラ園」、「北海道海鳥センター」等の周辺施設からなる構成になってます。
また、近くの「羽幌港」からは沖にある世界一の海鳥ウトウ(海スズメ科)の繁殖地と云われている天売島(オロロン島)や、多くの自然林や原生林、太古の森が残るという焼尻島へ渡る船が出ています。
渡ってみたい気にもなりましたが、カミさんと相談した結果、「ここぐらいは次回来た時の楽しみに残しておこう!」ということになりました。
興味を持たれた方は、羽幌町観光協会のホームページへどうぞ!街マップはこちら!
● PM12:00(苫前町)⇒ 本日、四番目の経由地は「道の駅:風Wとままえ」です。
羽幌町から苫前町に入ってすぐに「道の駅:風Wとままえ」という道の駅があります。まぁ〜!本当に凄いですね〜!このルートは正に道の駅銀座です。
それに、個人的にですが、どの道の駅も最高ランクの五つ星 ★★★★★ですね。
この道の駅は、コンクリートの打ちっぱなしの壁が印象的な建物の「とままえ温泉:ふわっと」をメインに、レストランや地元の名産や特産品の売店などの周辺施設が軒を並べてます。
また、ここでも隣接して高規格の「夕陽ヶ丘オートキャンプ場(キャンピングカーは20Aの電源付きで1泊¥4100円)」や「ホワイトビーチ海水浴場」、「苫前夕陽ヶ丘未来公園」などのイベント用の貸し出し施設(こんな所でクラブキャンプをやったら素敵!)もあります。
ここ「道の駅:風Wとままえ」も夏に向けて家族連れなどで賑わうんでしょうね。美味しそうなメニューが目に入りましたので、本日の昼食は、ここのレストランで頂きましょう。…(^_^)V
とても安いので「うに丼」も食べたかったんですが、先日頂いたばかりでしたので、尿酸値の高い我が身としましては我慢・我慢です。
カミさんは甘えびのどんぶりで、私は大好きなお蕎麦とお寿司のセットです。お寿司の横のエビはカミさんがくれたものですが、エビもプリン体が多いんじゃなかったかな?

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まっ、いいか〜!どうせ東京に帰ったらまた、もやし生活が待っているんだから。(^_-)-☆
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● PM13:00(小平町)⇒ 国道232号(天売国道)苫前町から小平町へむかう!
海からの風が強いんでしょうね。各家々が、まるで砦の様に家の周りを板で囲っています。 |
● PM13:00(小平町)⇒ 国道232号(天売国道)「道の駅:おびら鰊番屋」です。
この「道の駅:おびら鰊番屋」は、隣接する観光施設「旧花田家番屋」の横に建てられた新装の道の駅です。
訪れた時がちょうどお昼時だったからなのか?人気のある道の駅だからなのか?分かりませんが、普通車用の駐車場がたいへん混雑していました。
駐車場の中をぐるぐる回っている内に一つ空きましたので、少し狭いんですが、カミさんに降りて後ろを見て貰いながらバックして普通車の枠へ何とか入れようとしていますと、どこで見ていたのかユニホームを着た道の駅の職員の方が「こっちこっち〜!」と、手招きしてます。
そこは、観光バス用の大型枠なんですが、「こっちの方が広くていいでしょう!」と、ナンと「オーライ!オーライ!」の誘導付きで案内してくれました。道の駅で警備の人ではなく、職員の方にバックの誘導をして貰ったのは初めてです。道の駅にキャンピングカーで行くと、歓迎されるのと、嫌われるのと、極端に分かれますね。
この、「道の駅:おびら鰊番屋」では感動と同時に恐縮してしました。

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「今よみがえる!ヤン衆のいぶき!」というタイトルの看板とともに、2015年に新設になったという道の駅の施設は、まだペンキの匂いが感じられる程、新しく綺麗な建物です。
観光客用の休憩コーナーという「親方の間」を始め、上の写真は大漁旗が見事に展示された吹き抜けの「交流ギャラリー」になってます。
左の馬橇の写真は2階にあるこの地域や鰊漁などに関する「歴史文化保存展示ホール」の展示物で、鰊漁で栄華を誇った当時のこの辺りの漁村の様子を伝える小さな資料館的な施設になってます。
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もちろん、ここまで既に寄っている他の道の駅と同じように地元や北海道の名産や特産品も多数並んでますが、小平や留萌に特化した地元地域の物産品のコーナーが大変充実している様に思います。
新鮮な産直野菜の売り場には、この時期街道沿いの道端でどこでも目にする巨大な「螺湾ブキ」や、生でも食べられるという珍しい「アスパラガス」等も販売してました。
早速、野菜好きのカミさんが興味を示し、「少し紫色掛った色のアスlパラガス」を一束ゲットしました。
上の写真は、日本最北端の国の重要文化財の指定を受けている木造吹き抜け二階建ての「旧花田家番屋」の見事な建物です。明治38年頃の建築とされ、200人もの各職方や雇人が寝泊まりしていたという、道内では最も大きな「鰊番屋」だそうです。
写真に「鰊番屋まつり」という垂れ幕が見えると思いますが、この週末に何かイベントがあるらしく、通り沿いには何を煮るのか大きな鋳物の窯が用意されてました。訪れるのが少し早かったですね。残念〜ん!
江戸時代の後期から昭和の初めにかけて北海道の日本海沿岸では鰊漁が盛んに行われてました。
鰊の白子で海が真っ白になるという春先から初夏にかけての漁期には東北などから大勢の出稼ぎ漁師が来て、それぞれの猟場にある鰊番屋に寝泊まりしながら働いていました。
この鰊番屋には棟続きでこの漁場の親方の住まいがあります。まるで大名屋敷のような豪華な建具や贅を尽くした家具装飾は、この地域に鰊がいかに富をもたらしたかを実感します。
ここで、現在この鰊番屋を管理している人と少しお話をする時間があったんですが、「花田家というと、どうしても初代若乃花のことを思い出してしまうんですけど、こちらと何か関係があるんですか?」と質問すると、「良く分からないが、いくらか関わりがあった?んじゃないかな?という人もいる?」という返事でした。定かではない様です。
下の写真は、鰊番屋の国道を挟んだ向こう側にある「おにしかツインビーチ」という海水浴場だそうです。夏になると大勢の海水浴客が来て大層な賑わいだそうですが、波が高そうで、子供連れではちょっと怖いですね。
宗谷岬へ約210キロと案内がありますが、一桁違うこの距離感!は北海道の旅ならではの距離感です。
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● PM14:00(留萌)⇒「黄金岬」迄、やってきました。
国道232号(天売国道)日本海オロロンラインも、ここ留萌の地ででいよいよ終点です。
この先、日本海オロロンラインは国道番号が231号となって更に南下し、ここから内陸方面に向かう道が国道233号となって、秩父別に向かいます。
賑やかで大きな留萌の町では北海道に数ある市場の中でも10指に入るという「留萌駅前自由市場」が有名ですが、これから行く小樽や函館にも大きな市場はありますので、今回ここはパスします。
西伊豆にある「黄金崎」は、岬自体が黄金色に光って見えますが、これから向かうこちらの「黄金岬」は、かつて鰊漁が盛んだった頃に見張り所が有ったとされる岬で、夕日にキラキラと煌めく鰊の群れが岸に向かって押し寄せてきたことから、 「黄金岬」と呼ばれるようになったそうです。
上の写真、車は留萌港の更に突端にある「黄金岬海浜公園」迄やってきましたが、写真では分からないでしょうが海からの風が、物凄く強いんです。
写真の石碑は、1968年頃の流行だった「若者たちの歌碑」で、前に立つと上の方に空いている三つの穴から「君の〜ゆく道は〜♪♪・・・果てしなく遠い〜♪♪・・・」と、懐かしい歌が聞こえてきます。
私達もドンピシャの世代ですが、あの頃の「若者たち」は、今では高齢者と呼ばれ、「お年寄りたち」となってしまい、ゆく道はもうすぐ行き止まりです。…(^_-)-☆
ここの浜の一段上に無料のキャンプ場があるんで、どうかな?と思いましたが、風が強くて今日はだめですね。話も出来ないほどの強い風で、とても居られません。
● PM15:00(雨竜町)⇒ 本日はここで終了、お宿は「道の駅:サンフラワー北竜」です。
海沿いの強風に矢も楯もたまらず「黄金岬」でのキャンプを諦めて、少し内陸部に移動しようと思います。
国道232号(天売国道)から留萌川・留萌本線と共に内陸向けの国道233号(留萌国道)に入り、碧水で国道275号とクロスしますので、この交差点を「ひまわりの里」方面に右折すると「道の駅:サンフラワー北竜」が見えてきました。少し早いですが、本日の旅はここで終了します。
お疲れさまでした。今日も良く走りましたね〜!温泉にでも入って、今日はゆっくりしましょう。
先程の「道の駅:おびら鰊番屋」で頂いた「生でも食べられる?」っていうアスパラガスは嘘です。
思いっきり!エグイです。こんな苦い顔をしていますが、怒っている訳ではありませんのでお許し下さい。アスパラガスは、もちろん茹で直してマヨネーズをつけて頂きました。
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