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●●● 平成30年、北海道ロングキャンプツーリングレポート!= P05 = ●●● |
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● AM07:30(上湧別町)⇒「道の駅:かみゆうべつ温泉・チューリップの湯」を出発します。 写真をご覧になってお分かりの様に、朝になってみると駐車場はガラ空きになってました。昨夜の混雑は、やはり温泉に入りに来ていた人がのんびりしていたからなんでしょう。 ここは旧国鉄時代の上湧別駅なんですが、北海道ではこういう廃線になった旧国鉄の駅舎やその敷地の後を道の駅にリニューアルしている所が多いんです。
「今日は日曜日なんで、少し早めに出て「チューリップ公園」の駐車場で開園を待ってようかね!」という作戦でしたが、開園30分前に着いた駐車場はもう既に満車状態でした。 「そうか!今日は日曜日だし、地元の人は花の咲く春を待ち望んでいるんだね〜!」と、今更ですがこちらに住んでいる人達の冬を耐え忍んできた思いを感じました。
屯田兵が拓いたと云う「上湧別チューリップ公園」のチューリップ畑、それから何代も畑や品種が引き継がれ、今では7万平米の広大な敷地に200品種栽培されているそうです。 しかし、チューリップの花の見頃は短くて、一年の内でも5月の上旬から6月の上旬までのひと月ぐらいということです。それはそれはお見事です。後悔はしません。興味のある方は是非お出でください…(^_^ ゞ そういうことですから、この時期にもしもこの地に来れるなら、この「チューリップ祭り」は絶対外せないですね。湧別の町の成り立ちやチューリップとの出会いなど、詳しい話は「湧別町観光協会のホームページ」をご参照下さい。
昨日、旭川に居る時に、前回北海道に来て道東を回った時にパスしてしまった「サロマ湖」に今回は行けるだろう!と考えて、ここまで飛んで来てしまった訳なんですが、あれから数十年、前回の時と違って、今では高速道路網が結構な勢いで伸びて来ていますので、意外に道内の長距離移動が苦にならない様です。 古いカーナビが全く当てにならないので、スマホで検索すると、心配することはなかったですね。旭川から「サロマ湖」のある湧別町まで、高速道路を使えばひとっ飛びでした。 前回こちらに来た時は4家族の団体でしたので、あっちに行きたい!とか、こっちも見たい!とか、余り我儘な事も言えませんでしたが、今回はカミさんと二人っきりですので、観光ルートの変更も即決で出来ます。 念願叶って本日「サロマ湖」へやって来ましたので、楽しみながらゆっくり一周してみようと思います。 と言っても、ご承知のように「サロマ湖」は、浜名湖のように海に向かって切れている所に橋が架かっていません。そのため車に乗って周回することが出来ませんので、右側からと左側から二往復することになります。 コース取りが少し面倒ですが、先ずスタートはこちら、「龍宮台展望台」からです。 この先に「三里浜キャンプ場」があるんですが、入り口のゲートが締まっていて、がっちりチェーンが掛かってます。まだシーズン前なんでしょうか、中に入れません。 上の写真の一段高い展望台に立つと風が強くて寒いですが、ビデオでお分かりの様にサロマ湖とオホーツク海が一体になって眺められ、360度の素晴らしい眺望です。
旅のルートは、湧別までの国道242号(遠軽国道)から、国道238号(オホーツクライン)に代わります。 再びサロマ湖の水辺が見えてくると、すぐに「道の駅:愛ランド湧別」があります。この道の駅の二階に眺望の良い「レストラン彩湖」がありましたので、ここでお昼にしようと思います。 また、右下の写真でお分かりの様に、ここの道の駅には「ファミリー愛ランド YOU 」というファミリー向けの遊園地が併設されてます。今回は行きませんが、観覧車に乗ると眼下に広がるサロマ湖の眺望が良さそうですね。
先程の「道の駅:愛ランド湧別」からこの「道の駅サロマ湖」迄、おおよそ10分でしょうか、サロマ湖と名前が付いている割にはこちらの道の駅からサロマ湖は見えません。
午前中に行った「龍宮台展望台」と水路を挟んで反対側にある幅200〜700m 長さ約20キロの砂洲「ワッカ原生花園」の入り口にあるのがこの写真の建物です。 観光馬車で園内をポコポコと観光出来るらしいんですが、ここもまだシーズン前かな?本日厩には馬がいませんでした。園内を散策したビデオがありますが、この素晴らしさはここに来てみないと体験出来ません。
定かな記憶ではありませんし、ここかどうかも分かりませんが、写真のこの「常呂町スポーツセンター」で、あのカーリング娘達が練習しているのかな? 常呂町は、サロマ湖と能取湖に挟まれた小さな町で、温泉施設ではなく普通の銭湯が普通にあったりします。
旅のルートは、常呂町から再び国道238号のオホーツクラインですが、「能取湖」を半周して「能取岬」に向かうには道道76号に入ります。 この道道76号に入って暫く走ると、何故か狭い道を片側塞いだ路上駐車が目立ってきました。 まっ、今日は日曜日だから家族連れで磯遊びにでも来ているのかな?対向車が来ると危ないな!と思いながら走っていましたが、良く見ると皆さんアサリを採っている様なんですね。 そう、皆さん潮干狩りをしているですね。密漁しているなら問題ですが、採っている人に聞いてみると地元の漁協の特別なご好意で、4月半ばから解放されているんだそうです。 勿論、採っていいのはアサリのみ!こういう磯ですからそれ以外の魚介類もたくさん生息しているので、それらは絶対に採ってはいけないそうです。 大らかでいいよね〜!いつも行く木更津では2キロで¥1300円!ですから〜! 「能取湖」は夏の終わりから秋口にかけて湖一面を真っ赤に染めるサンゴ草で有名ですが、これはまだ時期的に早いので、今回はカミさん情報で、嵐が出演していたという飛行機会社のテレビCMに使われた場所、 「能取岬」を巡って帰ります。 このCM、ご覧になったことがありますか?テレビCMリンクと、ショートビデオをどうぞ!
● PM14:30(網走市)⇒ 再びやって参りました。大好きな「網走湖」です。 旅のルートは、「能取湖」を周回すると、道道76号から網走川に突き当たります。
来てみたかったのは、前回の北海道の旅で一番思い出に残ってる「網走湖」でしたキャンプで、あの湖畔のキャンプ地のその後です。 あれから30年が経ちますので、そのままである筈はありませんが、出来ればもう一度当時を思い出してキャンプしてみたいと思っていました。 現在のルートは国道39号(北見国道)で、ちょうど「網走監獄・博物館」のちょうど真下辺りの網走湖畔に「呼人浦キャンプ場」というのがありましたが、以前来た時は反対方向からでしたし、もう夕方うす暗くなってからの到着だったので、ここだったかどうか?記憶が定かではありません。 ただ公衆トイレがポツンとあるだけの広い場所だったような記憶しかありませんが、確か地元の人が数組テントを張ってキャンプしてました。 どうやらこの「呼人浦キャンプ場」も無料で利用できるらしいんですが、まだ少し早いんでしょう?今日現在ここでキャンプしている人は、一人もいません。 トイレも流し場もちゃんと立派な設備が整ってますが、キャンプ場の中には車の乗り入れが出来なくなっている様子です。上の写真の駐車場で車中泊することは出来ますが、トイレまではかなり遠くなってしまいます。 本日はまだ時間も早いので、とりあえずこの先にある「道の駅:メルヘンの丘めまんべつ」に、行って情報収集をしようと思います。ですが、ここがキャンプにいい〜い所というのは間違いありません。
ここでは道の駅の目の前にある網走湖名物のシジミ飯の素と長いも団子を買いましたが、どちらも美味しそうなので旅の途中で消化しそうです。 この道の駅で教えてもらった近くの温泉は、女満別の駅の近くにある「町営ひまわり温泉:女満別農業構造改善センター」で、多分地元の人しか知らない温泉でしょう。 それに、行ってみてびっくり!です。通常の日帰り入浴料金でも¥440円と安いところ、町内居住者と60歳以上の人は¥140円ということでした。 「旅の者でもいいんですか?」というと、「いいですよ〜!どうぞ〜!」って、この歳になると、もうどこへ行っても割引してくれるので、もうJAF割は必要ない?のかも知れないっすね。
「町営ひまわり温泉:女満別農業構造改善センター」でひと汗流した後、地元の人と少しお話が出来ましたが、女満別の駅前にキャンプ場がある!という、ちょっと信じられない情報をゲットしました。 信じられない事に情報は事実でした。ここは、女満別の駅の前というか裏?というか、どちらが前か裏か分かりませんが、要するに駅の前が湖になってまして、そこの湖畔が「女満別湖畔キャンプ場・野営場」になってます。 上の写真は「女満別湖」となってますが、すぐ隣の看板は「網走湖」となってます。どっちだい?…(^_-)-☆ このキャンプ場は場内へ車の乗り入れが可能の様で、湖畔にひと組のテントキャンパーがいましたので、挨拶がてらこの人達を訪ねてみました。 受付の方法などを聞いてみたんですが、「このキャンプ場は7〜9月がオンシーズンで有料、今はシーズン前なので特に自由じゃない?」という、若者特有の答え?でした。 良いんだか?悪いんだか?良く分からないがキャンプしているという感じでした。 「宜しくね〜!」ということでしたが、私達はどうせ寝るだけなのでキャンプ場には入らずに駐車場で車中泊することにしました。お疲れ様でした。 |
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● AM08:00(大空町)⇒ 気持ちのいい「女満別湖畔キャンプ場・野営場」の朝です。 こういう長い旅をしていると、偶然立ち寄った所が意外と良かった!なんていうことが良くあります。 ここ、「女満別湖畔キャンプ場・野営場」も、そんな所の一つでしょう。安けりゃいい!タダだからいい!ってことではありませんが、なんてったって、温泉が¥140円で、キャンプ場は無料でこの気持ち良さですから。 次回もここ、絶対に利用したい車中泊ポイントの一つですね。お勧めです。(^0^)/V 朝方トイレの掃除に来ていたおばさんに一宿のお礼と挨拶をしましたが、「いつでも遠慮なく来て下さい。8月の夏祭りに来るといいよ!楽しいから〜!」って言ってました。 どうやらこの湖で、ドラゴンボートの競技会があるらしい。最近、「キャンピングカー禁止!」だとか、「オートキャンプ禁止!」だとかの立て札を良く耳や目にしますが、涙が出るほどうれしい女満別でした。
● AM08:30(大空町)⇒ ここが、「朝日ヶ丘公園展望台」です。
昨日入った「町営ひまわり温泉:女満別農業構造改善センター」の休憩室に、「東藻琴・芝桜公園」で芝桜が今が盛りと咲いている!というポスターをカミさんが発見し、「明日はここに絶対に行くっ!」って宣言してました。 「朝日ヶ丘公園展望台」で眺望を楽しんだ後は、女満別からの道道249号でクロスする国道334号(知床国道)を左折し、4〜5キロ走ると道道102号との交差点に「東藻琴・乳酸館」という所があります。 ここを右折すれば「東藻琴・芝桜公園」は、もうすぐです。 今では丹精したこの芝桜の方が有名になってしまいましたが、元々ここは「東藻琴芝桜公園キャンプ場」という立派なキャンプ場で、ドリームハウスという室内にキッチンのある多角形のユニークなバンガローに一泊¥4500円で7〜8人泊まれるというのが売りだったんだそうです。 今日は月曜日ですが、ちょうど満開の芝桜の時期でしたので、私達の様な国内の観光客より外国からの人の方が断然多いです。 不思議なんですが、なぜか私達が中国に観光に来ている様な感覚になってきます。おぉ〜っと、「柵がしてあるんだから、そっちは入っちゃだめでしょう。」って日本語で言っても、通じないですね。 広さ10hr と云われているこの広大な「東藻琴・芝桜公園」ですが、元々一株の芝桜から始まり、たった一人の農家のお父さんによって作り上げられたそうですから、まさに継続は力なり!驚きですね。 「東藻琴・芝桜公園」、写真をご覧頂けば説明は要りませんね。駐車場は無料ですが、入園料は¥500円です。歩きたくない人にはカートもありますし、¥440円で入浴できる日帰り温泉や、釣り堀などもあります。 芝桜の時期が外れたら、静かにキャンプ出来るのかなぁ〜?
● PM13:00(斜里町)⇒ ここが「知床半島」の「オシンコシンの滝」です。 ここからは、再び国道334号(知床国道)に戻って約100キロ先の「知床半島」を目指します。 途中の小清水町から斜里町と進むと、北海道ならではの28キロも続く直線道路の名所、地平線まで真っ直ぐ延びる「天に続く道!」があり、北海道が実感できます。 現在、「知床半島」へのルートは、先端の知床岬の灯台までは一般車も一般者も行かれません。半島中央に聳える1661m の羅臼岳の手前で車は転回させられます。 その岬に向かって左側の道を通っているのですが、半島に入ってまず最初の観光地が、「オシンコシンの滝」です。ショートですが、迫力ある滝の映像をご覧下さい。 お土産屋さんとトイレと駐車場は、小ぶりですがここには全てあります。この駐車場に、ナンと大田区のピンクナンバーを付けたスクーターが止まってました。 思わず懐かしくてお声掛けしてしまいましたが、向こうもびっくりしてましたね〜!(^_-)-☆
● PM14:00(斜里町)⇒ 今の時期は「知床五湖」、ここ迄で行き止まり!です。 旅のルート、国道334号(知床国道)の「オシンコシンの滝」を過ぎるとやがて「三段の滝」という観光案内が有る。というより有ったんですが、反対側のためにあっという間に通り過ぎてしまいました。 このルートには唯一「ウトロ」という大きな街があり、ここには観光の目玉の「ゴジラ岩」や「オロンコ岩」などの巨岩奇石 、旅の情報発信基地「道の駅:ウトロしりえとく」、知床の自然の素晴らしさを発信している「知床世界遺産センター」、知床観光船の、「おーろら」や「ドルフィン」の乗り場」、6月より営業開始の「国設知床野営場」、「公衆浴場:ウトロ温泉・夕日台の湯」などがあります。 街中をグルっとひと回りしてみましたが、ここ「ウトロ」の街は見所がたくさんあります。 本日はこれから行く「知床五湖」の観光にどれ位の時間が必要なのか分からないので、こちらの観光は後にして先に進もうと思います。
ところが、ここで突然の!パニックブレーキです。車間距離を取っていたのでどうにか追突は免れましたが、ブレーキのあまいキャンピングカーですから、危なかったし、荷物がかなり崩れました。 どうしたのかと思ったら野良鹿の飛び出しだった様ですね。 その後、このワゴン車は何事もなかったように走り出したんですが、怖くなってしまったんでしょう。それ以後30キロ以上のスピードが出なくなりました。 鹿の飛び出しがあるかもしれないと、怖くなって走れないなら端に寄ってくれれば追い越すんですけど、当たり前のように道の真ん中を堂々と徐行しています。 困ったなぁ〜?と、思いながら走っていましたが、やがて追い越しの出来る直線がありましたので助かりました。追い越しざま、「外国の観光客が運転するレンタカー?じゃない?」と思っていたら、カミさんが「おばさん達ばっかりのグループみたいだったよ!」っていう。 上の写真、道道93号はここ「知床五湖フィールドハウス」の入口辺りで半島の約半分、ここから先の「カムイワッカの滝」方面は、まだシーズン前で「冬期通行止」となってます。 6月1日に解禁になるのではないか?と思いますが、ここから先はオフロードになってますので、キャンカーで行くのは先達の情報を収集する必要がありますね。 「知床五湖フィールドハウス」で一息入れた観光のレクチャーを受けた後、いよいよ知床五湖を歩こうと思いますが、ルートは写真にある1.6キロの高架木道のコースと3キロの地上遊歩道の二つのコースがあります。 1.6キロの高架木道のコースは無料で利用できますが、地上遊歩道の方は「植生保護期やヒグマ活動期」などの時期による講習やレクチャーを受けた後、コースによって¥2500円〜¥5000円程度のガイド付きのツアーを申し込まなければなりません。 なお、当たり前ですがどちらのコースも途中にトイレはありませんし、ペットの同伴は禁止されてます。駐車料金は、普通車が¥500円です。 この辺りはヒグマの生息地のため、コース管理は安全のため厳重に順路が定められています。 私達は、1.6キロの高架木道のコースを歩きましたが、この木道の両サイドには7000ボルトの電気柵が巡らされていているので、熊がいても安全に観光できるそうです。 木道周辺の景色をビデオに収めましたので、残雪の知床連山を望む「知床五湖」、絵に描いたような素晴らしい風景!お楽しみ下さい。
「知床五湖」を楽しんだ後、羅臼に出て納沙布・霧多布方面に行こうか?とも考えたのですが、一度行っているので今回はこのまま一旦内陸に戻り、明日からはこちらも二度目の訪問になりますが、「屈斜路湖」から「摩周湖」、そして「釧路湿原」の方に行ってみようかと思います。 私は、こちら清里名物の「ジャガイモ焼酎」につられてやってきましたが、こちらの道の駅には温泉もコインランドリーも併設してありますので、カミさんも満足してました。 しかし、洗濯物を機械に任せて温泉から出てきたところ、乾燥の方がイマイチのようで、それじゃあ!もう1時間追加!ということでレストランに食事に行きましたが、食事が終わって戻ってもまだ良く乾いていない様です。 これまで旅の途中で使っていたコインランドリーは、全てガス式の乾燥機だったので一回でふかふかに乾燥出来てましたが、ここは電気式なんです。電気式は効率が悪いんですね。 |
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● AM09:00(弟子屈町)⇒ 本日は先ず、あの懐かしい「屈斜路湖」からスタートです。 「道の駅:パパスランド・さっつる」を出発し国道391号(小清水国道)に入り、川湯から道道52号を右折すると「屈斜路湖」で、ここを左折すると「摩周湖」に出ます。 どちらの湖も以前に一度来ていますし、「屈斜路湖の砂湯キャンプ場」では、湖畔から湧き出す自前の専用温泉付きキャンプも経験しています。 懐かしの「屈斜路湖:砂湯キャンプ場」の今の様子を見てみようと湖畔迄やってきましたが、五月の平日はこんなもんなんでしょうか?観光客は我が家の他にもう一組しかいません。 まして、あの家族連れキャンパーで都会のマンモスプールの様にごった返してた懐かしの「砂湯キャンプ場」は、信じられない事に未だオープンすらしていません。 お土産屋のお姉さんに話を聞くと、今は危険なので波打ち際への車両の乗り入れは禁止になっているそうです。駐車場に車を置いて、テントやキャンプ道具はリヤカーを使って運び込み、湖水浴を楽しんだら冷えた体を波打ち際に掘った自前の温泉で温める。 と、現在の「砂湯キャンプ場」は、こんな遊び方になっているようです。 網走湖もそうでしたが、ここ屈斜路湖も他のキャンパーへの気遣いやマナーの低下がこういう規制に繋がってしまったんでしょうかね。 自主的な和気藹々としたルールが主流だった昔の方が自由で楽しかった様な気がしますが、いつの時代でも行き過ぎや調子に乗り過ぎのグループはいるものです。 そういう輩が出て来る度にだんだん規制が増えてゆき、つまらない世の中になって行く様な気がします。
シーズン前で盛り上がりに欠ける「屈斜路湖」と、これから行く「摩周湖」の間にあるのが地球の心音が聞こえるという「硫黄山」です。ここは、以前に山の上まで登っていますので、今回はパスします。
川湯から「摩周湖」に向かう道道52号、「硫黄山」の強烈な硫黄の臭いがしたかと思うと旅のルートは急な山登りが始まります。後から煽ってくる来る後続車を二度ほど先に譲ると「摩周湖:第三展望台」に辿り着きました。
摩周湖は二度目の訪問ですが、前回と同様に本日もドピーカン!の、気持ちのいい〜いお天気です。 実は、ここに上がって来て思い出したんですが、この「摩周湖:第三展望台」のちょうど対面辺りに「裏摩周展望台」という観光客のあまり来ない静かな展望台があるらしいんです。 昨日お世話になった「道の駅:パパスランド・さっつる」から道道1115号を真っ直ぐに上ってくると、「裏摩周展望台」に出るという話を聞いていたんですが、すっかり忘れてました。 もしも、次回?三度目の訪問のチャンスがあったならば、是非そっちに行ってみましょう。
● AM10:30(弟子屈町)⇒ こちらがメイン摩周湖!「摩周湖:第一展望台」です。
摩周湖の第一展望台での観光を終え、道道52号で弟子屈の町まで下りてくると、ここでルートが阿寒湖方面、標茶方面、別海町方面と別れます。私達は標茶方面の国道391号(阿寒国道)で、釧網本線と共に「塘路湖」から「釧路湿原」を目指そうと思います。 国道391号(阿寒国道)で標茶の町を過ぎ、暫く走ればいよいよ「釧路湿原」の真っただ中に入ってきます。 若い頃に憧れていた釧路川のカヌー下りですが、そのメッカ!がこちら!「シラルトロ沼」、「塘路湖」です。地図を見ると釧路川は支流を含め数十本?の川が流れているんですね。 ダムや砂防のない釧路川のカヌー下りは憧れの的ですが、その中でもここ「塘路湖」からスタートして「細岡」まで下るコースが流れも緩やかなので、人気があるということです。 今回は、ホンの入り口を車でかすめて横断するだけですが、いくら腕っぷしや体力に自信があっても、カヌーで下ろうと思ったら、ガイドや先達の案内無しではどうにもならないでしょうね。 先ずは腹ごしらえ、「塘路湖」から流れ出るアレキナイ川に架かる塘路橋の袂に「ドライブイン・丹頂」というお店を発見しましたので、ここでお昼にします。 こ綺麗な店内は女性一人で切り盛りしていましたが、手際良く仕事をこなしてました。二人してシンプルな東京風のラーメンを頂きましたが、とても美味かったです。 お店が空いてましたので、観光情報やら釧路湿原の見所など、おかみさんと暫くお話をさせていただきましたが、この辺りはキャンピングカーで旅をする事を趣味にする人は是非一度訪ねて欲しい所ですね。 丹頂の営巣地や、蝦夷鹿の越冬地として知られる「釧路湿原」ですが、もう一度来られる機会がありましたら、絶対にカヌーや馬でのツーリングを是非やってみたいですね。 本日は、これより「クチョロ原野」、「コッタロ湿原」と云われる「釧路湿原」の一部を突っ切って、鶴井村の方へ抜けようと思いますが、凄い道になりそうです。どうなることやら。…(^_^)V 旅のルートは、「コッタロ湿原」を突っ切って走る道道1060号線(クチョロ原野党路線)を行きますが、その殆どが未舗装路となってますし、道幅が狭く路肩が無いので対向車には注意が必要です。って、先程の「ドライブイン・丹頂」の女将さんが言ってましたが、この様子では多分対向車は来ないでしょうな。
ビデオをご覧になるとお分かりの様に、我が家のキャンカーのベースは華奢な1.25トン積のトラックですから、壊れない様に、積み込んでいる荷物が落ちてこない様に、穴に落ちたり跳ねたりしない様に、この車を早くもなく遅くもなく走らせるのはなかなか難しいんです。 ここの場所は地図をご覧頂きたいんですが、長く感じたオフロードを「塘路湖」から7〜8キロも走ったでしょうか「コッタロ湿原展望台」が見えてきました。 こんもりとした小高い丘の頂上が展望台になっている様です。ここには綺麗なトイレもありますし、ご覧の様に展望台までは少し急ですが立派な階段も出来ています。 釧路湿原にはここを含めて何か所も展望台がありますが、頑張って登れば「これぞ湿原!これぞ北海道の大自然!」が実感できます。 ここの駐車場でも車中泊は出来ますが、夜間にどんな野生動物が来るか分かりませんし、何かあっても助けが来たり助けを求めたりするのに時間が掛かりそうですので、止めた方が無難でしょうね。 オフロードと格闘すること数十分!で、やっと舗装路に出ました。多少凸凹があっても、もう文句は言いません。アスファルト舗装のなんと心地良いこと「有難い!」が、実感です。
● PM14:00(鶴居村)⇒ 本日の温泉は「グリーンパーク鶴居」で日帰り入浴です。 釧路湿原の横断は、もう少し時間が掛かると思ってましたが、本日の宿泊予定地「鶴居村」には、思ったよりも早く着きました。 国道274号(鶴居国道)から分かれた「鶴居村」の中心地へ向かう道道53号は国道よりも立派な道で、ここには12ha という広大な広さの「鶴居運動広場」があり、隣接して下の写真の宿泊施設「グリーンパーク鶴居」や「つるいキャンプ場」などがあります。 給油中に、スタンドのお兄さんから色々と「鶴居村」の情報を仕入れましたが、本日は先ず立派なホテル「グリーンパーク鶴居」で日帰り入浴をさせて頂き、それからすぐ裏の茂雪裡(もせつり)川沿いにあるキャンプ場に向かいます。
● PM15:00(鶴居村)⇒ 本日は、ここ「つるいキャンプ場」にお世話になります。 鶴居村には下の写真にある無料の「つるいキャンプ場」の他に有料の「鶴居村オートキャンプ場」と、二つのキャンプ場がありますが、どちらもまだ本格的なシーズンには入っていません。 私達はキャンプする訳ではなく、車中泊するだけですし朝早く出発しますので、本日はこちら先程スタンドのお兄さんに教えて貰った無料の「つるいキャンプ場」の方に、お世話になります。 無料といってもサイトは区画されてますし、流しやトイレといった主要設備は本格的です。近くにテントが数張り見えると思いますが、無料の施設ですから常設テントではないでしょう。 近くに人はいませんしキャンプ道具もなく、キャンプをしている様子もありませんので、これは多分地元の人の場所取り?だと思います。 最近、首都圏でも無料のキャンプ場などでこの手の場所取りテントを良く見かけるんですが、地元や近くのキャンパーが週末を過ごすために張りっぱなしにしているテントなんですね。 まっ、これだけ空いているんですからここでは問題はないと思いますが、テントの汚れ具合を見ると、これはシーズン中ず〜っと張りっぱなしなんでしょう。 気持ちは分かりますが、もう一月もして混雑するハイシーズンになったらどうなのよ!これはマナー違反ですね。ずるい!迷惑!自己中!不公平!です。 |
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