● AM 07:30 「道の駅:とざわ・モモカミの里高麗館」を出発!
いやぁ〜・・・涼しくて、涼しくて、夕べはホンの少しアルコホールの力も借りましたが、もう、すっかり!ぐっすり!眠れました。さあ、今日は待ちに待った今回のサマーツアーの最大のイベント!「最上峡芭蕉ライン下り」です。
9時始発の便に乗船しますので、それまではゆっくりできます。霧のかかった幻想的な最上川の風景を遠くに見ながらの朝食は、超最高!この趣味をやってて良かったと感じる瞬間ですね。(^_^
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あまりの気持ち良さに、つい早く目が覚めてしまったのでゆっくり朝食をしてましたが、どうしても間がもちません。
しかたなく8時前には乗船所にやって来てしまいました。開店準備の従業員の方を見掛けましたので、お断りをして先ずは上の写真、「戸沢藩・船番所前」で記念撮影から始まりです。
さらに、先日以来具合の悪いサブエンジンの調子を見てみようと思います。本当なら旅先でこんなことやりたかないんですが、これから先の2〜3日は、海岸沿いでのキャンプになる予定なんで、エアコンが使えないと、ちと辛いんです。
一応、テスターで交流の出力が殆んど出てないことを確認し、そこから先の配線がどこかショートしてないか、ジョイントの部分が外れてないかケーブルを順に追いかけてみました。
どうやら配線とその引き回し先や切替スイッチの配線方法にも問題はないようです。こんな時、添付のマニュアルが英語版のみというのも腹が立ちますね。自分の語学力の無さに(^_^
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次に、2つ有るリセットボタンをいろいろ押し方を変えて様子を見ましたが、ダメです。エンジンはホンと調子よく回っているんですが、どうしても出力が出ません。
何度かお休み中のタコスさんに電話してご迷惑をかけちゃってるんですが、夏休み中の「ドゥメティック」にはどうも連絡がつかないようです。
去年、純正のエアコンがゼンゼン駄目で冷えなくて、折角何十万もお金を掛けてサブエンジン+ルーフエアコンという贅沢をしたのに、2年続けて今年もエアコンの効かない夏休みになってしまいました。
「このメーカーの車を選んだのは失敗だったね!」と、カミさんにすっかり嫌味をいわれてしまいましたよ。グローバルさん!タコスさん!トホッ (+_+)
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● AM 09:00 最上峡:芭蕉ライン下り出発!・・・
さて、ワクワクします。いよいよ「最上峡芭蕉ライン下り」の出航時間です。“葉菜”のこともちょっと心配ですが、すぐに事務所の人気者になれそうな雰囲気でしたし、気を取り直して乗船します。
乗り込んだ船は、写真でお分かりの様に結構大きくゆったりしています。
船頭さんに言わせると最近雨が降らないので、川の水量が水量が足りないそうです。どこで尻餅を着くか解らないんだそうですが、流れも穏やかで、舟は殆んど揺れません。
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観光客用にわざと強い訛りの山形弁で喋ってると思われる船頭さんの名調子を聞きながら、の〜んびりとした約1時間の船旅です。
あの「松尾芭蕉」も利用したと云われている「最上川の舟下り」ですが、「芭蕉さんが来なかったら、今の俺達の仕事はねぇ!」と、船頭さんが言ってました。
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内緒の話ですが、芭蕉さんは何処から乗って何処まで行ったのか、定かではないそうです。(^_^ ゞ
途中一ヶ所トイレ休憩が入ります。といっても「だだちゃ豆入りのアイスクリーム」と、「鮎の塩焼」を半強制的に買わされただけ?なぜかその作戦みたいな気もします。まっ、美味しかったですが、(^_^
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「♪♪酒田さ行くさけぇ♪達者でろチャ♪♪流行風邪など引がねよに♪♪」と、お約束の『最上川舟歌』を聞かせてくれますと、いよいよ終点の「草薙温泉
最上川リバーポート」が近づきます。
すると、足場パイプで組んだはるか櫓の上から「記念写真を撮影しま〜す。一発勝負ですよ〜!いい〜い顔して下さ〜い!」っ、て大声が掛りましたが、出口で待ち構えていた写真の出来上がりを見てガッカリ!ナンと私の顔の真正面に舟のパイプがあるじゃないですか〜。
でも、折角の記念だからと思い値段を聞いてもう一度ビックリ!ナンと¥1500円だそうです。私達もあちこち旅をしてますが、だいたい何処でも¥1000円が相場ですよね。
カミさんは、「まったくぅ〜!ボッタくるんだからぁ〜!」って、ブツブツ言ってましたけど、結局買ってます。
約10分の待ち時間で、路線バスが待ってます。
急いで乗り込みましたが、どういう訳か私達が最後の乗客で、席は全て埋まっており、吊革に掴まって行くことになってしまいました。
船番所までの戻り時間は、10分程度だと言ってましたので我満出来そうでうですが、ついてません。(*_*)
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預けてから約1時間半、「おりこうさんでしたよぅ〜」って、事務室の従業員さんが“ 葉菜 ”を返してくれました。
気持ちには気持ちで返さなければいけません。すっかりみんなの人気者になっていたハナを抱っこしながらお礼方々シコタマお土産を買い求め、最上峡芭蕉ライン下り Experience !! は、終了です。
● AM 11:30 羽黒山:「出羽三山神社」に到着!
「最上峡芭蕉ライン下り」乗り場にある「戸沢藩・船番所前」を出て、先程その船を降りた「最上川リーバーポート」の前をもう一度通り過ぎると、10分と走らない内に「羽黒山登山道」の入口にやってまいりました。
当初の予定では南側の国道112号の「湯殿山」の方から登ろうか?などと無謀なことを考えていましたが、カムロードではこちら側からで大正解なんですね。(^_^
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私達は起源1400年と云われている山岳信仰のこのお山に修行に来た訳ではなく、ただの物見遊山ですので、今回は片道300m10分の距離にある五重塔への往復だけで勘弁してもらいます。
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情けないですが、1700mの修験道を1時間という「羽黒山の山頂」までは、体力的にも時間的にもとても無理です。行かれません。
ホンと、今回のサマーツアーは修行の旅の様な急ぎ旅ですが、車を置かせてもらった「いでは文化記念館」のビデオで紹介していた宿坊に宿泊して一週間の修行(苦行)など、申し訳ありませんがとても私には出来そうもありません。
未だ修行の足りない!「煩悩」と、「欲望」を捨て切れない!我ら夫婦は、隋神門前のお蕎麦屋さんに立寄り、空腹を満たすのであった。
ホンと申し訳ない。詳しい情報をお知りになりたい方は、リンク先をお尋ね下さい。
・・・合掌・・・
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● PM 16:40 「道の駅:岩城」に到着!・・・
この道の駅 の夕日をバックにした写真は、ピンボケですが気に入ってます。
手持ち望遠ですのでピンボケになってしまいましたが、今回のサマーキャンプツアーのタイトル写真に決めたお気に入りのショットです。そういえば去年の夏休みも綺麗な夕日を追いかけて「丹後半島〜山口県の萩までの旅」をしたことを思い出しますね。
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エアコンの効かない車で連日40度近い暑さの中、よくもまあ3000キロも走ってきたものだと我ながら感心しますが、休暇が2日減ったため、今年もまた急ぎ旅になってしまいました。
更に、「今年こそは!涼しく旅をしたい!」と、追加装備したルーフエアコン&発電機が、どういう訳か使えません。これは、祟りかぁ〜!!
トホッ (ーー;
少し先を急ぐため、午後1時半、ここで「羽黒山」や「最上川」に別れを告げ、「酒田市内の観光」はパスします。
その代わり、山形自動車道を利用しないで酒田や庄内の空気に触れながらまるで長岡の田園風景のような国道を行こうと思います。
そして、その先は、国道345号線で「遊佐町」に出て、日本海側に出ると国道7号です。この国道7号線は、秋田県の「にかほ市」に入ると、「おけさおばこライン」、「酒田街道」と呼ばれ、鳥海山の裾野をぐるっと走り抜ける素晴らしい国道です。
これだけの規模で、何所帯分の電力をまかなえているのか解りませんが、ずらりと並んだ大きく迫力のある風力発電の風車に見惚れていると、宿泊予定に入っていた「道の駅:象潟(ねむの丘)」に到着してしまいました。
しかし、まだ3時です。駐車場のアスファルトはまだ焼けて熱い盛りですし、ここも人気の道の駅らしく酷い込み様です。まっ、少し休憩はしてゆきますが、ここでは暑くて寝られそうにありません。一服したら、次の道の駅を目指します。
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国道7号金浦バイパスで「にかほ市」を抜け、由利本荘市に入ると新しく出来た日本海沿岸東北道:本庄インターからか、松ヶ崎亀田インターから高速道路を利用することが出来ますが、これから先に何軒かある道の駅を訪ねて行きたいので、今日は終日国道を走ります。(^_-)-☆
途中、景勝地やらスーパーやらに寄り道をしながらですが、「羽黒山」から約3時間、PM 16:40 に「道の駅:岩城」に到着しました。
先程の「道の駅:象潟」に比べると、どうでしょうか、温泉あり、レストランあり、海岸の眺め良し!駐車場は理想的な横長だし、なんと隣はオートキャンプ場です。
ここに来るまで2〜3の道の駅がありましたが、我慢してここまで走って来た甲斐がありました。
この「道の駅:岩城」は、この時期の海岸線にある温泉付きの道の駅の施設としては珍しく駐車場も余裕が有ります。情報によると夕日が沈むのは6時半頃だそうですので、ゆっくり時間はあります。
「岩城温泉・港の湯」は、ちょっとピリッ!とする皮膚病に効き目がありそうな酸性の温泉で、割と私の好きなタイプの泉質です。湯上りには良く冷えたビャ〜ルでもグビ〜っとやりながら待ちましょうか。(^_^
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料金は¥400円、湯舟からも休憩所からも夕日に染まった日本海が一望できる素晴らしい眺めです。
レストランも有りますが、ここのテラス席は人気があり、夕日が沈む時間に合わせて海側の良い席からだんだんに埋まってゆきます。
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さあ〜!いよいよ!大自然のダイナミックな沈む夕日のショーが始まります。
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ここ、「道の駅:岩城」に辿り着くまで、数軒の道の駅に立ち寄りましたが、ここの道の駅が素晴らしいことは勿論なんですが、ナンと言っても時間ですね。タイミングゥーなんですね。それにこの涼しさです。
湯上りの体を心地良い風が冷ましてくれます。
本日も良く走りました。323キロです。外に居た時に、気になるかな〜!と思っていた隣にある風力発電の風車のウナリ音も車の中では殆んど気にならず、海岸沿いの割には涼しくてサラサラで快適な岩城の夜でした。
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